
今回は“ふるさと納税の活用”について言及します。
ふるさと納税って結局、どういう理由でトクなの?それ以外にも影響するの?
私の場合、特に特別なことをすることなく、10万円以上の返礼品をもらうと同時に年間10万以上の保育料削減ができました。
コストがかからないわけですから純粋に20万以上トクしているわけですが、これってめちゃくちゃでかいですよね。
ただ、これはなぜなのか?実際なんでおトクになるか?ここを明らかにしないと汎用性にかけます。
そのため、今回は学んだ知識を整理し、誰でもおトクな活用ができるようにポイントを下記に示します。
会社員である人、そして特にこどもがいる家庭の人は絶対抑えるべき点になります。
目次
ふるさと納税の仕組み

まず抑えるのは2種類のやり方があることがあることを抑えることです。
具体的には、確定申告方式(基本形)とワンストップ特例方式(応用形)の2種類です。
結論としてはオトクさは変わらないので好きな方でどちらでもよいです。
ではどちらを選択するのが良いか?
個人的に以下の分岐で考えると良いかと思います。
- 毎年、確定申告を毎年出している
ex:医療費控除などを別途申請するために出しているなど
▶︎確定申告方式を利用 - 毎年、確定申告を毎年出していない
ex;年末に会社で年末調整をしており、年度末は特になにもしていない
▶︎ワンストップ特例方式を利用
これを踏まえてあとは数あるサイトで見やすいものでやり方を整理するのが良いです。

色々と詳細に書いてあるサイトがあるけど結局ポイントがよくわからないんだよね。
ふるさと納税の種類と共通点

ここからはそれぞれにおいて違いやポイントを整理します。
確定申告方式
まず抑えるべきはふるさと納税をして何がトクなのか?ということです。
結論からいうと、確定申告verの場合は、所得税と住民税の両者でメリットがあります。
ふるさと納税の解説サイトをみると以下のようなことが書かれています。
と意味不明な式が多くなんのこっちゃかと思いますが、具体例で考えるとさほど難しくないです。
例えば、年収650万、所得税20%、10万2千円を寄付して色々返礼品を注文した場合
- 所得税控除:10万×20%=2万
- 住民税控除:10万×80%=8万
▶これは、所得税で2万、住民税で8万トクするよ。というのが意味合いです。
つまり、10万2千円払って返礼品をもらいながら合計10万円のオトク効果があるので、実質2000円で返礼品をマルッともらえたということになります。
寄付額を多くしてもその分オトク効果分も高くなるので、実質価格は2000円で固定です。言ってみれば2000円は手数料みたいなもんです。
じゃぁ無限に寄付できるのかというと、それは限度額が決まっており、それは所得によって決まってきます。それは後述します。
一旦実質2000円になことと、所得税と住民税がオトクになること、また限度額があることだけ抑えればOKです。
ワンストップ特例方式
こちらは先ほどの確定申告方式のいわば応用形です。
こちらも実質2000円で返礼品がもらえると言う点や限度額が決まっているということは全く同じです。
唯一違うことが何かというと、影響するのは住民税のみということです。先ほどの式でいうと下記の通りです。
住民税控除:(寄付した額ー2000円)×100%
こちらは住民税だけオトクになりますよということです。
ここで毎年、確定申告しない方はこちらの方式をオススメします。
それはなぜか?
それはシンプルに確定申告する手間がないので楽だからとうことです。
会社で年末調整をしている場合は特に面倒な作業はなく確定申告方式と同じ効果(控除対象が変わりますが額は変わらない)が得られます。
ただ一点注意があります。
それはこの方式は下記の2つの条件があります。
- もともと確定申告や住民税申告をする必要のない人
- 年間寄付先が5自治体以内の人
特に気を付けるべきは後者のみです。
オトクだからと色々なものを細々と多く注文すると対象外になってしまう点だけ注意です。

とりあえず実質2000円で多額の返礼品がもらえるということは間違いなさそうですね。
おトクになる金額ともらい方

では、これで、そもそもどの程度おトクになって、そのおトク分はいつ、どのようにもらえるのでしょうか。
おトク①:○○控除の内容
まず、直接的なメリットである控除について考えます。
今更ですが、この”控除”って言葉の定義はなんなのでしょうか。定義から言うと
控除=一定の金額を差し引く
という意味です。なので、控除額の何%かの一部が還元されるのではなく、控除額の100%全部が還元されるということです。
では所得税控除と住民税控除は具体的にいつどのような形で還元されるのでしょうか。
所得税控除と住民税控除は以下のようになります。
- 所得税控除:対象額が5月に還付(かんぷ)される
- 住民税控除:対象額が6月以降に1年かけて住民税から引かれる
ここで、還付という言葉も聞きなれないのですが、簡単にいえばキャッシュバックされるという意です。
つまり、ふるさと納税による控除は以下のように言い換えられます。
- 所得税控除:5月になったら申請額に応じて控除額○○円キャッシュバック!
- 住民税控除:6月から控除額を分割した金額毎月○○円ディスカウント!
こんな感じです。
おトク②:付随して得られる他の利点(保育料など)
次に、間接的な利点ですが、これは人によって大きく変わると思います。
ここはそもそも所属する自治体によって大きく条件や影響も変わるので自治体のHPをご確認下さい。
私の場合は、保育料への影響がとても大きくありました。
具体的には保育料の基準値(住民税の金額によって決まる)が下がったため、毎月9,000円がうきました。
そのため、ここで抑えるべきポイントは2点です。
- 自体体の保育料のルールの確認
- 保育量を算出する基準値の計算と関連する申請の確認
ここは子どものいる世帯においては調べる価値が大アリです。
他にも違う視点で間接的なメリットがあると思うのでぜひ、これを機に自治体のHPを見てみましょう。

我が家は保育料のインパクトが本当にデカい。ふるさと納税様様だね。
最大限おトクにする方法

限度額の算出
そして最後に抑えるべきが
という限度額についてです。
これも結論からいえば
「ふるさと納税 限度額 シミュレーション」
で調べ、必要事項をいれたら勝手に算出されるネット上の無料ソフトで、自分の情報をいれて算出すればOKです。
色々なサイトで細かな話は出ていますが、抑えておくべきは、自分の給料、配偶者の給料、家族構成、その他の控除の額が影響するという事実くらいです。
そのため、手元に源泉徴収表のみ用意してシミュレーションサイトで算出すれば終了です。
あとは出てきた限度額のギリギリ分まで申請すればOKです。
返礼品のオススメカテゴリ
ちなみに、私がよく利用するのは、冷凍などで長期保存でき、割と普段使いで消費できる食材です。
特に変わったものではないですが、結局日常使いのものを頼むのが一番ムダがないです。
具体的には、米・肉・魚が鉄板です。
家庭によっては、水・酒・調味料あたりも良いかもしれません。
※特に米は分割して毎月届くようにも設定できるので、そのようなカタチをとると無駄にスペースもとらず、必要に思った時に届いてとても便利です。
また、金額が大きいなので楽天のセールなどポイント還元が期待できるものとセットで検討されると更にお得になります。(実際10,000ポイント以上はトクします)

楽天のセール期間に注文するだけでポイントがザクザクになります!
まとめ

上記、まとめるとポイントは以下の3点です。
-
ふるさと納税の仕組み
▷大きく2種類の方式があり、確定申告をする・しないで考える。 -
ふるさと納税の種類と共通点
▷どの方式でも実質的に2000円の手数料で好きなものがもらえる構図 -
おトクになる金額ともらい方
▷直接的な影響(控除)の他に間接的な影響(保育料など)がないか調べる。 -
最大限おトクにする方法
▷限度額を算出してギリギリまで使う。日用品を楽天セールに合わせて購入する。
以上、ふるさと納税について整理しました。
結果として、私の場合は年間20万円以上のメリットがでました。ただこれに気づいたのはここ数年のことで、今まで如何に勿体ないことをしていたかに気づきました。
忙しいと思考停止をしがちですが、こういった仕組を一つ一つ理解することが将来に向けた貯金・節約行動の近道になると思います。
ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m