
今回は節約における“楽天のポイント活用”について言及します。
楽天ってAmazonの二番煎じで、あんまパッとしなくない?
と以前おもっていた私ですが、気づいたら楽天経済圏に魅了されておりました。
私の場合、特に新たな支出をすることなく、楽天サービスに一元化して日々の使い方を工夫するだけで、毎月5500円ほどオトクになりました。
そしてこの額は、一般的なサラリーマンのお小遣い平均40,000円弱という統計から考えると、全体の約14%程度になるので結構なインパクトがあります。
そのため、なるべく切り詰めて節約・節制をしたいお小遣い制の人であれば、楽天を活用したポイ活の利用活用はやらない手はないです。
調べると多くのポイ活促進サイトがありますので、今回は、その中でも、そもそもなぜ楽天のポイ活が有益なのか?一体どう使えるのか?
ここに的を絞ってまとめていきます。
目次
楽天ポイントの仕組と注意点

楽天ポイント付与の仕組
まず、そもそもどのようにしてポイントが付与されるのか。
ここを整理すると大きくは2点です。
- 楽天サービスを利用した時
▶楽天市場などの楽天●●といったサービスを利用した時 - 楽天カードを利用した時
▶クレジット決済を利用した時(楽天Payの利用時も含)
前者において、例えば、楽天市場で商品を買ったり、楽天モバイルで携帯電話代が発生したりなどすると、その金額に合わせてポイントがつきます。
当然色々な楽天サービスを使えば多くのポイントがつきますので日々使うものは楽天サービスに一元化した方がトクです(楽天側の狙いもそこであり楽天経済圏という表現をしています)。
後者は、楽天カードを活用した場合です。
例えば、楽天カードでタクシーを使ったり、お店で買い物をしたりクレジットカードを使うほどに楽天サービスかどうかに関係なくポイントが付きます。
そして、この楽天カードは発行して持っているだけで、前者の楽天サービスを使った時のポイントの付与率が上がり、相乗効果があります(これが一番大きい)。
その上、楽天カードは無料で年会費がかからない上に、発行するだけでポイントが5000ポイント~7000ポイントまでつくため、普段使いせずとももっておきたいカードになります。
さすがに楽天ポイントを増やしたいと思っている人で楽天カードを発行していない人はほぼいないと思いますが、もしもまだ発行していない!という方がいればサブカードとして発行する価値は大です!

こうやってまんまと楽天の思うつぼになるわけですが、実際にやってみて確かにオトクなのでwin-winだと割り切ります。
楽天ポイントの種類と注意点
次に、楽天ポイントには大きくは2つのポイントがあります。
- 通常ポイント
▶最後にポイント利用してから1年間が有効活用期間 (実質無期限) - 期間限定ポイント
▶ポイント付与されてから一定の期間が有効活用期間(15日や30日が多い)
ここで注目したいのが、使える期限です。
前者のポイント期限は1年間となっているものの一度でも楽天ポイントを利用すれば、その使った時からまた1年間延長…となるため、普段使いすれば実質無期限に使えます。
一方、後者は有効期間が明確に決まっており、多くの場合、翌月に使わないと失効します。そのため、無駄がでないよう計画的に利用しないと貯め損する可能性があります。
では、どのように利用するのが損がないか?
オススメなのは楽天Payの利活用です。
楽天Payと連携させて電子決済としてもどちらのポイントを使うことも出来ます。
そのため、コンビニ、ドラックストア、ファミリーレストランなどどこにでもあるところでポイントを利用することが可能です。
私の場合、普段一人で外食する時は基本的に楽天Payが使えるところで済ませます。
吉野家やマックといったどのエリアにもあるチェーンがいっぱい提携しているので、たまった期間限定でタダ飯をするのがムダがありません。
これ以外にもドラックストアもあるので日々使う生活用品を買ったりなど普段お金をはらっているところを楽天Payに置き換えられればオトクにすませられます。
期間限定ポイントの内訳と確認方法
またここで注意したいのが、期間限定ポイントという存在です。
前述の通り、この期間限定ポイントが厄介なのが、いつ・どういう理由で溜まっているのかがあまりよく分からず、気づいたら失効していた…となる事が発生しえます。
例えば以前私がやらかしたのはコレ
『楽天スーパーセールで5000ポイントも得られた!楽天めっちゃオトク!!最高!!』
2か月後…
『アレ、使ってないのにポイントが減っている…期間限定ポイントがめちゃあった…シニタイ…』
こうなったら本末転倒です。
もはやセールでムダ買いする浪費でしかないです。
こうならないために利用するべきなのが楽天ポイントクラブというアプリです。
※個人的にはスマホのアプリが使いやすいです。
ここを見ると、いつどういう内訳で、ポイントが付与されたのか、そしていつまでが期限なのか、ポイントアップになるキャンペーンは何か。といった情報が一元化されています。
そのため、基本的にはポイントをためる時も、使う時も、確認する時も、まずはこのアプリを覗くのが一番、うっかり損がないです。
ちなみに、期間限定ポイントは下記に後述するキャンペーンはほとんどが該当しており、おおよそ1か月程度で失効するケースがほとんどです。
そのため、ふるさと納税での利用など、大きな額を使った”後の”期間限定ポイントの使用計画も同時に想定しておいた方が損がないです。

期間限定ポイントだけは日々意識して消費していかないともったいないですね。
ポイントを荒稼ぎできるキャンペーン

では次に、どうポイントを貯めるべきか?
結論からいうと、キャンペーンの内容を把握して、意図的にこれを利用するのが一番オトクです。
ここで、楽天ポイント絡みのキャンペーンは数多くありますが、損をしないためにはどれを抑えるべきなのか?
これについて下記まとめます。
基本的には『定期のキャンペーン』と『不定期のキャンペーン』と『SPUという仕組み』の3点を抑えれば問題ないです。
定期的なキャンペーン
まず定期的なキャンペーンで抑えたいのは以下の3つのキャンペーンです。
- 毎月1日のキャンペーン
➡ポイント3倍になる「ワンダフルデー」というイベント3,000円以上購入でエントリーが必要。 - 毎月0,5がつく日のキャンペーン
➡ポイント5倍(※プレミアムカードは7倍)になる。ただ、楽天カード分の+2倍が含まれているため実質的には+2倍キャンペーン。エントリーが必要。 - 毎週水曜日のキャンペーン
➡ダイヤモンド会員のみの特典だが、毎週水曜日にポイントが2倍になるキャンペーン、毎月エントリーが必要。
ここで、分かりにくいのが、2倍、3倍、5倍、7倍というものですが、後述しますが、ポイント1倍は楽天会員であればデフォルトです。
不定期のキャンペーンについて
次に不定期のキャンペーンです。
これは楽天スーパーセールというものだけ抑えれば問題ないのですが、これはただ商品が安くなるだけでなくポイント付与のルールが大きく変更されます。
そこでルールで抑えるべき点を下記に観点をまとめます。
- 楽天スーパーセール(お買い物マラソン視点)
➡複数の店舗で購入するごとに+1倍ずつポイントが付与されセール中の買い物金額に反映されます。マックスで+9倍までいけます。 - 楽天スーパーセール(個別設定ポイント視点)
➡店ごとに個別にポイントアップの付与が設定されています。1~10倍が多いですが、マックスで19倍まであるようです。
その他にも、楽天イーグルス、ヴィッセル神戸、バルセロナなどの楽天チームが勝つと+1倍がされます。
ただ、これは運ゲーなので、ついていたらラッキー程度に捉えるのがよいかもしれません。
ダメ元で買い物前にエントリーを見るのが良いです。
その他にも不定期で多くのキャンペーンがありますが、本サイトにもまとめサイトがあるので下記のようなものを利用してソンしないようにすると良いです。
SPUの仕組について
そして最後に一番、インパクトの大きい、SPUについてです。
(ちなみにSPUはスーパーポイントアッププログラムの略らしいです…)
端的に言えば、楽天サービスをいっぱい使っているとその分ポイントが上がりやすくなるよ。といったもので、多くを登録していると楽天市場などを利用時に常時ものすごいポイントが付与されます。
(※2021年現在のもの、たびたび更新されるので最新版は本家サイトで要確認)
以下の内訳で登録されたサービスごとに固定のポイントアップがされます。
サービス・倍率 | 達成条件 |
ポイント付与対象ポイント付与日月間獲得上限
|
---|---|---|
![]() 楽天モバイル
+1倍
|
対象サービスをご契約 | 楽天市場での お買い物金額 |
![]() 楽天ひかり
+1倍
|
対象サービスをご契約 | |
![]() 楽天カード
+2倍
初利用でボーナスポイント
|
楽天カード(種類問わず)を 利用して楽天市場でお買い物 |
楽天市場での カードご利用額 |
![]() 楽天プレミアムカード
+2倍
|
楽天カード(プレミアム・ ゴールド)を利用して 楽天市場でお買い物 |
|
![]() 楽天銀行+楽天カード
+1倍
|
楽天銀行の口座から楽天カード ご利用分を引き落とし |
|
![]() 楽天の保険
+楽天カード +1倍
|
「楽天の保険」の保険料を 楽天カードでお支払いポイントアップ対象はお支払い月の翌月の楽天市場のお買い物 |
|
![]() 楽天でんき
+0.5倍
|
ご加入&ご利用 | 楽天市場での お買い物金額 |
![]() 楽天証券
+1倍
|
月1回500円以上のポイント投資(投資信託)楽天ポイントコースへの 設定・再設定が必要 |
|
![]() 楽天トラベル
+1倍
|
対象サービスを月1回5,000円以上ご予約し、対象期間のご利用バスのご予約は対象外 | 予約申込み月の 楽天市場でのお買い物金額 |
![]() 楽天市場アプリ
+0.5倍
|
楽天市場アプリでのお買い物 | 楽天市場アプリでのお買い物金額 |
![]() 楽天ブックス
+0.5倍
|
月1回1注文1,000円以上 お買い物クーポン割引後の税込金額 |
楽天市場でのお買い物金額 |
![]() 楽天Kobo
+0.5倍
|
電子書籍を 月1回1注文1,000円以上 お買い物クーポン割引後の税込金額 |
|
![]() 楽天Pasha
+0.5倍
|
トクダネ対象商品の購入&レシート申請で、合計100ポイント以上の獲得 | |
![]() Rakuten Fashion
アプリ +0.5倍
|
Rakuten FashionアプリでRakuten Fashion商品を月1回以上お買い物 | |
![]() 楽天TV・
NBA Rakuten +1倍
|
NBA Rakutenもしくは楽天TV「Rakuten パ・リーグ Special」ご加入・契約更新 | |
![]() 楽天ビューティ
+1倍
|
月1回3,000円以上ご利用クーポン割引後の税込金額 | 予約申込み月の 楽天市場でのお買い物金額 |
私の場合、モバイル、楽天カード、銀行+カード、楽天証券、楽天アプリ、楽天koboを使っているので常時7倍がデフォルトになります。
その上で、楽天サービスを利用する際は上記の定期・不定期キャンペーンを上積みするわけなので、大体いつも10倍~20倍くらいの還元がされるわけです。
上記は楽天koboを除きランニングコストがゼロ円で運用できるので誰でも登録するのをおすすめします。
楽天ポイントのインパクトはどの程度か

では、上記のポイントの仕組を踏まえた上で実際どの程度のポイントが月間や年間でつくのか。
実際に自分で利用した額を元にご共有します。
まず、私がメインで使っているカードは勿論、楽天カードです。
なるべく日々の消耗品や書籍などはAmazonでの購入から楽天サービスの利用・商品購入へ移行してきています。
そして、私が楽天のクレジットカードで年間に利用している額は100万円強です。
これらの情報を元に以下の2つに分解します。
・クレジットカードの利用(楽天サービス外):60万円
▷ポイント付与率1%:6,000ポイント
・クレジットカードの利用(楽天サービス):40万円
▷ポイント付与率平均15%:60,000ポイント
合計66,000ポイントで月間約5,500ポイントくらいを得ていることになります。
後者の楽天サイトを使った際の付与率の高さは上記のキャンペーンの影響です。
(普段のカード利用額がもっと多い人はもっと大きなインパクトになるはずです)
楽天の一番の強みはカードの年会費が無料の上に日々のポイントが爆上げされることにあります。
銀行の利率やクレジットカードの利率などと比較にならないインパクトのため、
入会キャンペーンや上記のキャンペーン特典も踏まえて、とりあえず発行してしまうのが得策です。


確かに年6~7万と聞くとちゃんと考えないと…ってなるね
1円も損しないためのポイント活用例

上記を踏まえて、損をしないために何を行うべきか?
結論としては「貯める戦略」と「使う戦略」の2点です。
まず考えるのが、ポイントの「貯める戦略」です。
やるべきことは以下の3つ。
- 何かを買うならば定期的にポイントアップする日を利用
▷毎月の1日、5日、10日、15日、20日、25日、30日の中の水曜日 - 楽天スーパーセールを有効活用して買い物を集中
▷日程を予め抑えた上で、各種エントリーして複数店舗で一気に買いだめ - SPUは出来る限り高くなるように維持
▷楽天カード、銀行、証券など無料登録をしつつ、毎月500円のポイント投資等
その次に、考えるのが「使う戦略」です。
こちらもやることは以下の3つ
- 読書する内容を予めセット
▷予め買いたい本をストックしておき毎月1冊くらい消費 - 1人で外食する際は楽天pay対応店
▷ファーストフード店やコンビニのイートインやカフェ利用時に - 残りのポイントは常にほったからし投資で維持
▷ポイント投資で投資の勉強しながら一定額を回して+1%を維持する
あとは、楽天ブックスやkoboなどでクーポンが高頻度で発行されているのでそこをしっかりと活用するということくらいです。
これで楽天ポイントを貯めたり使ったりする際に損することはなくなるはずです。
ムダな支出は避けて、かつ期間限定ポイントをなるべく多くとり、かつ期間限定ポイントを計画的に利用するというのが基本戦略です。
上記ルールに則れば、「本来であればもらえるはずであったのに…」といったとりこぼしがなく、損はしないはずです。

期間限定ポイントを消費しきりながら、ポイントを積み上げると気持ちいですね。
まとめ

上記、まとめるとポイントは以下の3点です。
- 楽天ポイントの仕組と注意点
▷期間限定ポイントの失効に十分注意する - ポイントを荒稼ぎできるキャンペーン
▷定期と不定期のキャンペーン・SPUを理解して利用する - 楽天ポイントのインパクトはどの程度か
▷普通につかっても年間6~7万くらいのインパクトがある - 具体的な活用例
▷貯めるルールと使うルールを自分なりに作る
今回は楽天のポイントの仕組や利用について整理しました。
整理してみるとインパクトが大きいことが分かると同時に『何となくオトク』で終わらせるのは勿体ないことがわかります。
ふるさと納税など、大きな額を動かす際は現状、楽天カード+楽天サイトを使うのが一番お得です。
「ふるさと納税うまいこと使えていないんだよね…」
という方は、損をしないためにも、まずは「楽天サイト登録」と「楽天カードの発行」をすることを強くおすすめします。

他にも諸々、無駄をなくして損をしない仕組みを考えることでお得度合いは塵も積もって山になるので無視ができません。
一緒に無駄をなくしていきましょう\(^o^)/
ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m