【レビュー】iOS 17 新アプリ「ジャーナル」とは|日記アプリ「DayOne」は不要になる?

効率化・ツール活用

ワタシ

今回は新アプリ「ジャーナル」についてお伝えします!

みなさん、パソコンやスマホで日記をつけていたりしますか?

日記アプリやジャーナリングアプリと言われるものは色々ありますが、お金がかかったり、無料のものも使いにくかったりと、一長一短です。。

そんな人に朗報です!!

先日、2023年12月12日(火)にアップルがiOS 17.2とiPad OS 17.2をリリースされ、なんとそこでアップル純正の日記・ジャーナリングアプリが登場しました!

新たなアプリは「ジャーナル」というアプリで、2023年12月現時点では出来立てほやほやの状態です。

ワタシは現在DayOneという日記アプリを愛用しているのですが、毎月費用もかかっているので

「使い勝手がよければ、もしかして乗り換えもある?」

と思い使ってみました。

今回はこの「ジャーナル」を使ってみて、既存の日記アプリと比較してのレビューを行います。

iOS, iPadOSの新アプリの中身や、日記・ジャーナリングアプリを比較検討している人の一助になれば幸いです。٩( ‘ω’ )و

「ジャーナル」を使った率直な感想

まず最初に、新アプリ「ジャーナル」を使った率直な感想を先にお伝えします。

結論から言うと「期待はできるが、本格活用するにはまだ時期尚早」というのがぶっちゃけの所感です。

特にDayOneなど今愛用しているアプリがある人には引越しするにはリスクがありすぎる(乗り換えるだけの新しい体験価値はなさそう)というのがワタシの意見です。

「いや、でも、なんかできそうなこといっぱいありそうだけど…」

と思う人も多いと思うので、実際に使ってみてわかったことを下記にまとめてみます!

ワタシ

これからのアップデートに期待大!というのが感想ですね

新アプリ「ジャーナル」とは

まず、この「ジャーナル」というアプリとは一体何なのか。

これは、2023年12月のiOS, iPadOSのアップデートともにリリースされたアップル純正の新アプリの1つです。

アプリのジャンルとしてはジャーナリングアプリというカテゴリであり、イマドキの最新の機能が実装されています!

ツマ

アップルの純正というだけですごい期待できそうだけど。。

ジャーナリングアプリとは

そもそも「ジャーナリングアプリ」って何?

これは誤解を恐れずにいってしまえば「日記アプリみたいなもの」です。

日々の思い出となる出来事をテキストベースで書きとめたり、写真、ビデオ、音声、位置情報などもまとめて保存して、ライフログを簡単にまとめられます。

ただ、このジャーナリングという言葉を厳密に言うと若干意味合いが異なります。

ジャーナリングとは、頭の中に浮かんだことや、自分が思ったことなどをひたすら書き出す手法であり、書く瞑想とも言われます。

これには、頭をスッキリさせて、思考を整理したり、うつ状態を解消したりと医学的な効果も検証されており近年注目されている手法です。

アップルウォッチにマインドフルネスのアプリを実装したりと、メンタルヘルス領域に力をいれはじめているアップルならではです。

まとめると、日記的な活用もできる、書く瞑想アプリというのがジャーナリングアプリです。

ワタシ

アップルウォッチのマインドフルネスも結構つかえます!

「ジャーナル」の特徴とは

では、この「ジャーナル」というアプリにはどんな特徴があるのか。

訴求されているポイントは3点です。

「ジャーナル」アプリの特徴
  • 高度な機械学習により個人に合わせた提案がなされる
  • ワークアウト、音楽、ボイスメモなどの別アプリと連携する
  • セキュリティーは万全

AIの力を使ってパーソナライズさせるというのはイマドキって感じです。

また、アップルウォッチなどでトラッキングした運動データやApple Musicなどで流れした音楽を位置情報とセットで自動記連するのはさすがですね。

また、情報をiOSデバイスの中で完結させてセキュリティを最重視するというのもアップルらしいです。

上記のようにアップル信者の心をくすぐる要素が至る所に散りばめられています!

ワタシ

音楽や運動のログが自動で連携されるのは惹かれますねー

「ジャーナル」の使い方と使った感想

では、日記アプリとして使ってみてどんな感じか。

今でも愛用しているDay Oneアプリと比較して感じたことを下記にまとめます。

「ジャーナル」を使ってみて

まずは使ってみての所感です。

感想としてはシンプルに「面白いな」と感じました。

流れは下記のように入力するまでもスムーズです。

ジャーナルに入力する情報も下記のようにiPhone内の情報を元にリコメンドされます!

実際にリコメンドされたものをタップすると下記のように日記の情報をいれられるようになります。

具体的には下記の情報が入力可能です!

入力できる情報
・テキスト情報
・写真データ
・カメラ撮影
・音声データ
・位置情報
・その他リコメンド

基本的な情報はアップできそうです。

なのでジャーナリングアプリ・日記アプリを無料で試しに使ってみたい!という人であればオススメできます。

特に、基本は手帳のアナログ日記をつけていて、デジタル化するために、サッとスキャンして簡易的にログをとりたいなどライトな活用を意図するのであれば超オススメです!

「DayOne」と比較して分かったコト

最後に使って比較してみて分かったコトを記載します。

正直、目新しい技術も使われているものの実用面でいうと、長年やってきた老舗のDayOneには及ばないという感じです。

ログをつけるやり方や、ジャーナリング・日記ともに最重要ポイントになる

  • 入力のしやすさ
  • 振り返りのしやすさ

という視点ではDayOneの方が2枚3枚も上手です。

先にあげたウィジェットでiPhoneのトップ画面に1年前の写真を出して過去を振り返るなど、基本的なことは大体DayOneでできて、デザインも使い勝手も抜群によいです。

なので、現状においては、「ジャーナル」は未完のアプリという印象が強いです。

また、調べてわかったのですが、アップルもそもそも有料アプリを駆逐するということが目的ではないからか、先にあげたパーソナライズする機能を他でも使えるようにオープンにしています。

具体的にはJournaling Suggestions APIというもの提供して、他のジャーナリングアプリでもプライバシーを保護した形で実装できるものを公開しています。

事実、Day Oneでは2023年12月12日の「ジャーナル」アプリがリリースされた同じ日に、このAPIを利用した最新バージョンアップができるようになっています。

この動きは正直、意外であるのと同時に、iPhoneユーザーとしてはめちゃくちゃ嬉しい動きです。

ツマ

まさに共存共栄の動きだね

まとめ

まとめると、新アプリ「ジャーナル」は目新しい機能もあって面白いですが、現時点では乗り換えるほどではないというのがワタシの結論です。

ただ、これはバージョン1ということで、今後のアップデート次第でDayOneなどの老舗を凌駕するようなアプリが出きる可能性はありあえる未来です。

また、Journaling Suggestions APIなるものも公開されてジャーナリングアプリ業界の全体が盛り上がってもっともっと使いやすくなることも想定されます。

日記をつけたり、ジャーナリングの書く瞑想の習慣をつけようとしている人にとっては超歓迎できる動きかと思うので、この動向は今後も追って随時、発信していきたいと思います!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ