今回は自分で創る自作手帳について言及します。
自作手帳?手帳ってそもそも買うものじゃないの?
突然ですが、手帳は普段何を使っていますか?
巷に手帳は溢れかえっており、自分の志向性に合うものも大型の文房具店にいけば選ぶことが出来ます。
ただ、市販されている手帳をパッと見良いとおもって、買っても自分に合わないと途中で感じても1年間は使い続けないといけません。
その点、自分の志向性に完全に合わせって設計し、状況に応じて手帳の中身(リフィル)を修正できる自作の手帳には多くのメリットがあります。
具体的にどういった面で自作するメリット・効用があるのか、まずはそれを整理します。
”そんなんどうでもいいからリフィルをよこせ!”という方は下記に作成しているリフィルを全て公開しておりますのでご参照ください!(‘◇’)ゞ
ビビっときたTipsや手帳術を発信します ٩( ᐛ )و
●資格:国家資格キャリアコンサルタント
●実績:手帳歴18年 | 自作歴10年| デジプラ歴1年
●属性:30代2児の父 | 7つの習慣の資格も保有
目次
システム手帳の効用と選ぶ観点
システム手帳は実は年末や年度末になると至るところで売られています。
スマホが便利になってスケジュール管理もできるにもかかわらず、謎に売れ続けていたりします。
これには色々理由があるとは思いますが、個人的にはシステム手帳だからこそできることはいっぱいあると思います。
その中でも特に、自分にピッタリのシステム手帳を選ぶ際には以下の3つの側面を考慮する必要があります。
それは一体どんな機能なのか?
じゅんn順に触れていきます。
効用①:タスク/スケジュール管理
まず、なぜ自分が手帳を使うようになったのか?
それは、自分の人生をうんぬんかんぬん…といった高尚なことではなくもっともっとシンプルなものでした。
ズバリ・・・
そうです。社会人1年目あるあるの仕事が回らなくなったのです。
誰もが通る登竜門だと思いますが、入社して3か月の間は、処理しきれないほどのタスクが課されます。
そして、その急な変化に耐えられず体調を崩すと同時に、自分の頭だけでは処理できない。ということを身をもって悟ります。
また、翌年以降後輩が入ってくる度に、同様に死にます。
そしてここで、タスク処理で死ぬのは自分だけのことではないということを悟ります。
自分は後輩指導役になることが多いのですが、新人を見ていると必ずといっていいほど同じ壁にあたり同じ処方箋を出します。
この社会人基礎力である「タスク処理をなんとかする!」ということが、実現したい1つの側面です。
確かに社会人1年目は誰もがぶつかる壁だよね。
効用②:キャリア/スキル整理
そして、2点目です。
では年次が上がってタスク管理が問題なく回せるようになると手帳を使わなくなるのか?
周りを見渡すと皆、手帳を不思議と手放していません。
特に周りの人と話をしていると
今後のキャリアやスキル習得などの行動指針までをも整理したい。
こんなようなことを皆考えていることに気づきます。
自らコトバに出して発信はしないにしても、サシで話をしていると必ずといっていいほどこのニュアンスの話題が出ます。
家はいつ買う?そのための年収は?今後必要なスキルと経験は?この部署、この会社でよい?自分は今後…?などなど
先行きが見えない中、自分のライフプランをうまいこと整理したい…ただできていない…という話になります。
つまり、キャリア・ライフプランへの拡張の用途が実現したい2つ目の側面です。
自分の考え方も一元化できると全方位的に整理できます
効用③:人生計画/ライフログ一元化
さらに、3点目です。ここまでくると一つの欲望がでます。
それは何かというと、自分の価値観や日常のライフログまで含めて、
自分に関する全てのことを一元化できないか?という願望・欲望です。
もう少し具体的にいうと、手帳を開くと上記の内容も含めて全ての自分に関する情報がまとまっており
とりあえず、手帳を開けば自分の大事な情報にアクセスが出来る!という状態になりたいと思うわけです。
つまり、自分にカスタマイズされた「自分情報の一元化機能」が欲しいと考えるようになりました。
これが手帳で実現したい3つ目の側面です。
そのため、手帳を活用する際は以下の3点を全て考慮したいのです。
かなり欲張りに見えますがこれを実現させることが手帳活用の大方針です。
そもそも、この発想が変態的だよね。
手帳選びする際の留意点
さて、上記を踏まえると、手帳を使う際は以下の3点の機能の有無が焦点です。
- タスク・スケジュール管理をする
- 自分のキャリア/行動指針をまとめる
- 拡張性がありカスタマイズできる
そして何よりも、社会人になると時間はなくなりますので、準備や運用が楽でないといけないという制約条件もあります。
そのため、極端な話上記3つを実現する手帳が売っていれば、ハイ!買って終わり!です。
ただ、今まで色々みていますが、自分の使い方で上記を全て満たすものに出会ったことがないのです。。
個人的には「手帳業界はまだまだ参入余地があるんじゃね?」と思ったりもします。
自分に合わせた紙の手帳作りは実は根強く人気だったりします。
市販手帳の特徴
ただ、ここで考えたいのが、「そもそも市販手帳でいいのではないか?」という点です。
もともと出来合いのものが自分にマッチするなら作成などの余計な負荷をかける必要はありません。
そのため、以下から少し代表的な手帳について私的な特徴をまとめます。
代表的なビジネス手帳(NOLTY等)
例えばこれ、業界no1シェアの高橋手帳と共に双璧をなす「NOLTY」
とにかく色々なリフィルがあり、色々な種類が選べますね。
- 【メリット】:種類豊富でスケジュール・タスク管理は出来そう
- 【デメリット】:個人の価値観やキャリアを考えるツールとしては不向き
とにかく無難です。すぐに手に入るし最低限の機能もあるし、色々なタイプがあります。
ただ、自分のキャリアを深める、アウトプットすると考えるとこの領域は弱いです。
上記の1つ目の側面は問題なくクリアですが、2つ目3つ目の側面がイマイチです。。
キャリアや価値観に合わせる手帳(フランクリンプランナー)
じゃぁ価値観を考えるところまで踏み込んでいる手帳はどれか。
おそらく皆さんが想像している通りだと思いますが、本命は間違いなくこれでしょう。
- 【メリット】:スケジュール管理だけでなく自分の人生まで思考できる。
- 【デメリット】:拡張性が低い。そして異様に高い。
7つの習慣信者的にはこの考え方は大好きなのですが、致命的に弱いところがあります。
規格が独自のもので市販のリフィルなどが一切使えず拡張しづらいのです。。
今度は3つ目の側面が満たしにくいね。
拡張性無限大パレットジャーナル(ロイヒトトゥルム等)
では、もうないか…とおもいきや、最近は完全自作手帳という名のもと、こんなものも脚光を浴びています。
- 【メリット】:自由度は最強。完全オリジナルでできる。
- 【デメリット】:完全ゼロベース故に準備と更新の運用にパワーがかかる。
これを元に自由度の高い日記に応用させたものをバレットジャーナルといったりするようです。
これは、完全オリジナル手帳といってもよいと思います。
特に下の本はレイアウトの例なども出ており、作り方などを見ていても非常に学びになります。
ただ、このパレットジャーナル、私的には致命的なことが2つあります。
- 制約条件①:デザインセンスに超依存する。
- 制約条件②:書くのにめっちゃ時間かかる。
美術の成績が鬼のように低く、なんでもかんでも時短をしたいタイプの私としてはそもそも運用面で最も相いれない手帳でもありました。
また、印刷をして挟み込むという拡張性はなく、あくまで真っ白のノートにゼロベースでフレームからデザインから手書きで書きまくるという考え方です。
そのため、上記を自分の求める機能と照らし合わせて考えると以下のような整理になります。
手帳の種類 | 手帳機能① の側面 | 手帳機能② の側面 | 手帳機能③ の側面 |
NOLTY | ◎ | × | × |
フランクリンプランナー | 〇 | ◎ | △ |
ロイヒトトゥルム | △ | △ | ◎ |
美術センスがゴミのようなワタシには一番ほど遠い類だったりします。
逆に絵を書いたりデコるのが好きな人はこれがよいかもね。
市販手帳と自作手帳の機能比較
以上、結論としてはいえることはドンピシャな手帳がない!ということです。
ということです。そのため、どうしたものか…と考えぬいた結果、逆転の発想に至ります。
つまり、作られたものを買うのではなく、自ら創れば良い、と発送が逆転したのが5年前のことです。
色々市販のものを調べて思った個人的な整理は以下の通りです。
手帳の種類 | 手帳機能① の側面 | 手帳機能② の側面 | 手帳機能③ の側面 |
NOLTY | ◎ | × | × |
フランクリンプランナー | 〇 | ◎ | △ |
ロイヒトトゥルム | △ | △ | ◎ |
自作手帳 | ◎ | ◎ | ◎ |
そのため、上記の大方針や市販手帳の状況を踏まえて、手帳は自作で作ろう。という結論に至りました。
この考えから、現在まで継ぎ足し継ぎ足しで、秘伝のタレを作るがごとく、微妙に更新しながら実践してきており、今に至ります。
当然、ドンピシャのものがあって市販で十分!という場合は、わざわざ自作することをオススメしません。
まとめ
上記、私の場合は手帳に求める機能は以下の3機能でした。
- 機能1.タスク・スケジュール管理等のビジネスハウツーに活用できる
- 機能2.今後のキャリアや自分の行動指針の整理などにも活用できる
- 機能3.自分にカスタマイズさせてライフログの一元化や活用もできる
そこで市販の手帳と自分のやりたいこととを突き合わせると、以下のような整理になります。
結論としては、自分でやるしかないということで、自分に完全に合う形を模索しながら極めていこうと思います。
手帳は使うほどに、自分の人生を豊かにするための一番のツールだと思うので、気づきを可視化していきながら、誰かしらの役に立ててればいいなと切に願います。
ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m
【参考】自作手帳のリフィル一覧
自作した手帳のリフィルは活用ポイントとセットでどんどん公開していきます!
無料でDLして公開していきますのでぜひご参考にしてください!
活用のしかたなど気になる点があればお気軽にコメントなどご質問くださいませ \(^o^)/
【参考】自作手帳×セルフコーチング
自作手帳はセルフコーチングという考え方と相性が良いです。
自己対話のスキルを高めて自分の中にコーチをつけて思い描く人生にしていくことが可能です。
コーチングの導入や人生設計の仕方、メンタルの維持の仕方などに興味がある方にはオススメです!٩( ‘ω’ )و
②今後のキャリアや自分の行動指針の整理などにも活用できる
③自分にカスタマイズさせてライフログの一元化や活用もできる