
今回は自作の手帳作りについてまとめます。
システム手帳は既製品が今は文房具屋だけでなく本屋でも多く売られていたりします。
ただ、業務によっては既製品の手帳はスケジュールの枠が小さすぎたり大きすぎたりしていてどうも合わなかったりするのが現状です。
そのため、いっそのこと自分で手作りでシステム手帳を創ってみるのはどうでしょうか?
と思われるかもしれませんが、作り方の工程さえわかればとても楽です。
一度覚えてしまえば、自分なりの手帳を創って日々のタスクを管理するのは勿論、自分のキャリアを考えたりなど、なくてはならない自分だけのオリジナルツールになります。
そこで、具体的なやり方を下記に述べていきます。
(また、具体的にどんなもん創ってんだよ!と思われると思うので、リフィルはなるべく下記に公開していこうと思います(-.-))
目次
リフィル作成の考え方

まず、作成に取り掛かる前に抑えるべき視点と必要なもの(準備するもの)の2点について確認します。
リフィルを自作するメリット
手帳を自作で創るメリットはズバリ「自分で好きなカタチにできる」という点に尽きます。
特に、その点で個人的には下記の3点が再現性をもってリフィルを量産できることにメリットを感じます。
- 機能1.タスク・スケジュール管理等のビジネスハウツーに活用できる
- 機能2.今後のキャリアや自分の行動指針の整理などにも活用できる
- 機能3.自分にカスタマイズさせてライフログの一元化や活用もできる
ただ、上記の1つ1つを考えると市販のものでも良いという意見もあるかと思います。
「じゃぁなんで市販手帳じゃなんでダメなの??」という視点は以下の記事に整理しておりますのでご参照くださいませ。

今回は具体的に、じゃぁどう作るのか?という視点でまとめていきたいと思います。
リフィル作成に必要な材料
まず、準備するものは以下の3点のみです。
- WordかExcel などの編集ソフト
- A5等も対応している印刷機
- A5の印刷用紙(無地)
これさえあれば誰でもできます。
多分どの家でもあるようなものです。③で個人的にオススメはこのシートです。

上記はインクがにじんだり透けたりすることなく、質感もよくとても気に入っています。毎年400枚(4セット)を購入しています。
リフィルを自作する工程
さて、上記があることを確認したら、あとはやるべきは下記3点のみです。
- STEP①:アウトラインを書く(下書き)
- STEP②:リフィルをデザインする
- STEP③:A5で大量印刷する
これだけです。
ポイントは一度型を作ってしまえば、使いまわせる点にあります。
いうなれば、秘伝のタレのようなもので、一度ベースを作れば、行の大きさやデザインの微修正は都度更新すればよく運用が楽な上に、拡張性が無限大なわけです。
では具体的な作業工程に移ります。
リフィル作成の方法


作業工程は大きくは3ステップです。
ステップ1:アウトラインを書く
なんでもいいです。適当でいいです。ざっくりと〝こんなイメージ!″というものをそこらにある紙かなんかに書いてください。こんなんで十分。

ステップ2:リフィルをデザインする(ここが肝!)
WordかExcelでリフィルを作ります。今回はわかりやすいのでWordバージョンいきます。流れは以下の通り。
▼①まずは『挿入で表を作ります』

▼②次に表のレイアウトで右に追加しまくり30個くらいまで広げます。

▼③下にもセルを追加し、罫線をデザインで目立たないようなものにします。

▼④レイアウトで余白を調整し、あとはひたすらセルの結合で形を作ります

▼⑤あとは色付けやレイアウトなどの微修正です。
ここまで出来たら名前を付けて保存して完了です。ちなみにこの面倒な作業をなぜwordでやるかというと、印刷ミスが少ないからです。基本的にExcelでも同じ要領です。
蛇足かもしれませんが、完成イメージはこういったものです。

完成物イメージしながらワード・エクセルで作れるなら手軽にできるね。
ステップ3:印刷して修正する
上記が準備できたらあとは印刷するのみです。
ワードでデザインしたリフィルを上記紹介したA5の印刷用紙で印刷します。印刷機の設定はA5出力です(年賀状を印刷する要領でババっと大量に出してストックするのがよいです。)

ちなみに我が家はコイツを使っており、PCもスマホも綺麗に印刷ができて、スキャンも美しくできるので満足度は高いです。
上記の型が古いやつをつかっていますが、今は更に価格もさがりかなりお手頃ですね。
個人的にインクは5色がランニングコストも抑えつつ仕上がりも色鮮やかでオススメです。(年賀状にもばっちり)
そして印刷は高くても絶対に純正派です。にじみもなく不具合なくもう何年も使えており耐久性抜群です。
これらをそろえても2万くらいでスタートができます。
印刷機があると年賀状などの対応もサクッとできるので、このコストでできるので家族世帯は勿論、一人暮らしの人にもこれらの最低限をそろえることはオススメします。

大量印刷する際は試し印刷をなんどか実施してからの方がよいです。余白スペースがイメージと違うことはよくある話なので。。
リフィル活用の拡張

あったら便利な手帳ツール
▼手作り手帳のお供①
あとはどう活用・運用するかです。まずは、あった方が絶対いい、自作手帳のお供です。
まずは、ページ補強のスタンプです。よく使うリフィルにおいて使いすぎて穴がビリッといくのを防ぐ効用があります。これは、個人的にごはんに対する味噌汁的な位置づけで、なくても機能はするが、これがないと気持ち悪いです。
実際、これらがあるないで大分使い心地が変わります。(特にマンスリースケジュール表などわりと長く使うものはビリッといってしまうと非常にテンション下がります)
▼手作り手帳のお供②
そして、もう1点が保存用のバインダーです。
これが大きさが絶妙で、少し無理やり感はありますが1年分+α(380枚くらいいけます)は保存できます。そのため、その年事に何があったかを保存しておくいわば自分だけのライフログアルバム的につかえます。
これも印刷用のリフィルと上記スタンプと一緒に購入してしまうことを強くオススメします。

上記が一つ出来ればあとは同じ要領で似たようにリフィルを作ったり、完成物を使いやすくしたりするのは簡単かつ楽しいです。
まとめ
今回は手作り手帳について言及してきました。大きくは下記3ステップでした。
- アウトラインを書く(下書き)
▷裏紙でもいいのでざっくりとラフを創る。 - リフィルをデザインする
▷WordかExcelで上記のラフをスケッチする。 - A5で大量印刷する
▷上記を保存しつつ、印刷機で大量印刷する。
非常にシンプルですが、これを年に一度やることが出来るだけでその翌年の効率が驚くほどあがります。
そして何よりも、自分にしかわからない自分の志向性に最もフィットした手帳が手作りで出来るという点に感動があります。
この延長で、一人一人に合った手帳のアイディアやノウハウがシェアされ、段々と手帳の個別最適化がなされる流れが出来たらいいなぁと妄想する今日この頃です。
ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m
その他、自作の手帳を創る時に参考になる書籍
上記の内容と併せて実務で活かすという視点では下記の参考図書も合わせてみるとアイディアが膨らみます(‘ω’)ノ
その他、自作手帳の作成・活用のバックナンバー
DLしてご参考頂けるようどんどん無料で公開していきますので宜しければご参考にしてくださいませ\(^o^)/
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