ども、らーにゃです。今回はスマートウォッチについて言及します。
「スマートウォッチは便利だと聞くけどいったいなにがどう便利なの?」
興味はあるけど、便利さにいまいちピンとこない、安いものじゃないし損はしたくない…と二の足人を踏む人も多いのではないでしょうか。
今回は、そのような方に向けて、スマートウォッチを1年半使ってきて見えてきた「スマートウォッチを使ってみての便利ポイント」をまとめました。
見た目も機能も中途半端なイメージをもっていて否定的だった私ですが、今では一日中つけっぱなしにするくらいヘビーユーズしています。ぜひ今後の購入や活用の一助にして頂けると幸いです!
目次
今回の論点整理
スマートウォッチの効用と押さえるべき観点
現在、私生活でスマートウォッチを使う事で色々なところで効率化が図れております。
個人的にスマートウォッチの効用を一言でいうならば、かゆいところに手が届く機能が多いという点にあると思います。
では、そもそも、スマートウォッチでできることは何か?
このように問われたら、どのようなことを思い浮かべるでしょうか。
例えば、有名どこのApple Watchなどを思い浮かべると
- 電話とかLINE通知が見れる
- 健康管理ができる
- Apple Payで支払いができる
…と、パッと思いつくことだけでもまだまだ出そうです。
スマホと同様に、スマートウォッチ用のアプリも各社のものが増えており、想像以上に出来ることが増えております。
ここで考えたいのが、できることは数多くあるが、その中で実際に使って便利なものってどんなことなのか?という点です。
そのため、今回は今まで使ってみて、これは便利だ!という点を備忘録的に記載します。
スマートウォッチの活用ポイント
スマートウォッチで出来る事はたくさんあるが、その中で特に便利だと思うことは何か?
この視点で本ブログでは記載していきます。
今回は自分が使っているFitbit Versa2の特徴も含めて、どのようなシーンでどのような機能が使えうるのかという視点でまとめます。
具体的には以下のポイントを記載してまいります。
一部、Fitbit versaでないとできない機能もあるかもしれませんが、全般的にはスマートウォッチなるものであればどれもできるような機能だと思います。
順に触れていきます。
今回のポイント
スマートウォッチの種類/Fitbitの特徴
まずはじめに、スマートウォッチと一口でいっても色々なスマートウォッチがあります。
それではどのようなプレイヤーがどの程度シェアを握っているのでしょうか。
上記のリンクを確認するとトップ3は以下の通り
- 1位:Apple 51.4%
- 2位:GARMIN 9.4%
- 3位:Huawei 8.3%
『アップルの一人がちやなー!』
と思うのと同時に
『今回題材にしているFitbitランクインしないんかいww』
というツッコミもいれたくなる結果です。
ただ、これが国内になるとこのようなデータがあります。
上記のリンクを確認するとトップ3は以下の通り
- 1位:Apple:48.6%
- 2位:Fitbit:20.8%
- 3位:Huawei 10.3%
意外と国内だとFitbitは支持されていたりします。
では、Fitbitは国内2位としてどんな特徴があるのか?
考えられる大きな特徴は以下の点です。
- スマホ連動の活動量計の老舗企業
- 睡眠・体調管理系が特に強い
- 割と充電が長持ちでリーズナブル
意外と知られていないのですが、5年前くらいにアクティブトラッカーと言われるスマホ連動の活動量計の概念を打ち出したのが何を隠そうFitbitだったりします。
その後、GAFAや中国勢に市場を狙われ、シェアを食われ続けるわけですが、老舗としての歴史とノウハウとデータが蓄積されています。
そして昨年Googleに買収されたことによって、むしろ資本の力や技術の力が強化されてここからV字回復するストーリーも描けうるためとても期待していたりします。
そのため、今後はどう変わるかが未知数ですが、少なくとも睡眠・体調管理系の活用を試しにやってみたいという方は買って損はないデバイスです。
ワタシが1年以上愛用しているのは上記のFitbit Versa2ですがこのデバイスを例にスマートウォッチでどんな活用ができうるのかを下記にまとめます。
個人的に便利だと感じる機能は計7個あります。
活用①:電話やLINEの通知を確認する機能
まず1点目は、スマートウォッチであれば、どの機種でも標準装備になりつつある通知機能です。
その中でワタシが良く使うのが下記3点
- 電話の通知
- LINEの通知
- カレンダーの通知
上記2つは言わずもがなですが、スマホがカバンの中にあったりマナーモードであっても、手首がブルッとすることで気づけます。
それを見てすぐに即レスをする場合はスマホを急いで探せばいいですし、これはスルーでよいと判断すれば放置できます。
そして個人的にめちゃくちゃでかいのが、『LINE内容を既読せずに見れる』ということです。
いわゆる既読スルー対策です。
LINEは見てしまうと既読がつき返信しないと角が立ちますが、既読しなければ、気づかなかったという弁解が通ります。
一見しょうもないことですが、仕事以外のコミュニケーションにおいてこれが出来る出来ないで日々の効率に影響します。
また、カレンダー機能・通知の活用については後述します。
活用②:目覚めよく起きるための機能
2点目は、睡眠に関わる機能についてです。
睡眠計については下記のように毎日スコアと共に、どの時間帯に目覚めたり睡眠が浅くなったりなどが見れます。
そして、特筆すべきが、睡眠が浅くなった時に腕を振るわせて起こしてくれるスマートウェイク機能も実装されていることです。
これは、指定した時間近辺で浅い睡眠になったタイミングをみて震えてくれます。
私の場合は、寝返りをうったりとか、子供の泣き声が聞こえたりとか、朝日の光を受けるなど、少し身体が反応した時にダメ押しで起こしてくれます。
これは非常に優秀で睡眠計の質が高いFitbitならではの強み機能だと思います。
これらの睡眠系の機能は他のスマートウォッチにも標準装備されはじめていますが、これらの機能を使うにあたりスマートウォッチ選びで留意するべきポイントが一点だけあります。
それは何かというと
何かというと、寝る時に装着することを考えると、寝る時に充電というこが出来なくなります。
そのため、日々習慣化させることを想定すると、お風呂の時に外して30分程度充電してそれ以外はつけっぱなしというのが現実ラインです。
その点、アップルウォッチの最大利用時間が18時間という点は結構致命的です。
個人的にはFitibitの6日もあと一歩だなという印象で、一週間以上もつバッテリー性能を有して、週末に1~2時間だけ充電するというルーティーンにするのが理想ですが、これは少し先になりそうです。
活用③:タスクに集中する時に使う機能
そして3点目はタスクに集中する機能です。
個人的にスマートウォッチを買って一番良かったと思うのは実はこの機能です。
これは何かというとスマートウォッチを置時計として使う形になります。
『なんだ、そんなことかよ…。』
と侮るなかれ。効率化・生産性向上という視点においてはこれが最も効果的な使い方です。
元々、資料作成や文章作成など業務中のタスクは常に時間を意識するため、目の前にタイマーや時計を近くにおいて作業しており、その視点でアナログの腕時計は最強だと思っておりました。
その点、スマートウォッチにしても今では下記のようにどこでもこの状況を作り出すことが出来ます。
どんな場所でも目に入る位置に置き時計があると効率が大分変わります。これを実現させるためには下記の3点の条件が必要です。
- 常時点灯の機能がある
- タイマーの機能がある
- ベルトが自立する形に変形する
実は、以前のスマートウォッチは省エネの視点で①の機能を有していませんでした。
ただ、アップルウォッチも含め、使ってみると常時点灯のニーズは強く、今では多くのスマートウォッチに実装されています。
そのため、あとは③の自立するベルトを別買いして付け替えてあげれば問題なく活用できます。
この視点においては、有名ドコのスマートウォッチ(トップ5位内)であれば3rdパーティーが色々と出していると思うので、その中から選べば問題なしです。
個人的には置き時計化するためにベルトを以下を使っていますが、軽くて使いやすく見た目的にもビジネスシーンでも使えて万能でオススメです。
活用④:振返りや計画をする際に使う機能
次に振返りや計画をするときに使う機能です。
これは具体的には毎朝、始業前に一日の計画を考える時と、一日の終わりの日記を書くときに利用しています。
そして機能としては当初、全く期待していなかったカレンダー機能が大活躍しています。
ここで、このカレンダー機能がどんな機能かというと、スマホのカレンダーと同期して確認できるという機能です。
私の場合、Googleカレンダーと同期しているのですが、下記のような画面がまず通知されます。
その後、カレンダーアプリをタップすると登録しているスケジュールのメモ(下記3行)が表示されます。
『おいおい、それだけかよ…。』
と思われるかもしれませんが、時間帯ごとに思い出さなきゃいけないことをチェックリストのようにして思い出せるというのは使ってみると、非常に使い勝手がよいです。
そしてこれはポケットにちょくちょくしまうスマホだと同じ体感ができないということもやってみると感じます。
例えば、出社で家をでる直前に忘れ物がないかを確認するときなどを想定してみてください。
スマホの場合スマホを取り出し、パスコードをいれて、リマインダーアプリを開いてというのは煩わしいですが、スマートウォッチの場合は、すぐに手元で確認できます。
これは体感しないとピンとこないと思うので、スマートウォッチを持っている方はぜひお試しください!
活用⑤:身体を動かす時に使う機能
そして5つ目が運動系の機能です。
これは活動系の本領発揮です。腕時計をしながら勝手に血圧もはかってくれるので、運動している間の血圧の確認ができます。
具体的には長距離を走る時など、血圧をまずは140くらいでピークの時は170でといったように自分で意図した値になっているかリアルタイムで確認できるところが素晴らしいです。
上記のように常にカウントしてくれます。
また、当然のようにこのデータも蓄積されてアプリで見れますので、自分の運動の履歴と併せて確認して運動管理をすることが可能です。
そして、さらにスマートウォッチ化したことによって、筋トレのメニューもスマートウォッチ上で見れる機能もであります!
ただ、正直、タブレットなで大画面で見ながらの方が効率はよいです。
しかし、出張先だったり、旅行先だったり、そもそもタブレットがいい感じのとこにおけない!ということであれば最低限これでワークアウトができます。
画面が小さいのですが、液晶がVersa2から綺麗になったおかげで全然耐えられるレベルです。こんな感じです。
うーん…
まぁ分かるし、耐えられるものの、めっちゃわかりやすい!とはお世辞にも言えないので、運動のお供的なポジションです。
現実的なところでいうと、やはりタブレットなどで一通りワークアウトの流れを見よう見まねで覚えてから、隙間時間でやるようとしてと捉えるのが良いです。
ただ、少なくともスマホを頑張って立てたり持ったりしてやるよりは効率がよいので、運動をするときのサブとしては持っておくと心強いです。
活用⑥:アイディアを思いついた時に使う機能
あとは次にアイディアメモの機能です。
これもまた予定していなかった使い方なのですが、Fitbit versa2からはAlexa対応をしています。
そのため、ボイスメモ的な使い方が出来ないかと模索した結果、IFTTTと連携すれば出来る事がわかりときたま使っています。
ただ、これは大分、特殊な使い方です。AlexaとIFTTTの使い方が分かっている前提の活用です。
上記のソフトを理解している前提で、何をしているかというと、AlexaとIFTTT連携をして、音声メモをしたものをLINEで自分あてに通知してしゃべったことをメモるということをしています。
下記ページが参考になります。
■参考リンク(AlexaとIFTTTを利用したオススメ活用法)
で、これをいつ使っているのかというと、散歩している時と、お風呂に入っている時です。
どちらも物思いにふけるには最適なタイミングなのですが、如何せんメモがしづらい(散歩の場合はペンと紙を出して書きにくい、風呂でメモは論外)という側面があります。
そのため、音声メモができればいいのになーと思っていた矢先、Alexa対応したコイツで出来ないかと思い試してみたらうまくできたという状況です。
ただ風呂の中で
「アレクサ!やることリストにメモ!IFTTTで良いアイディアを思いついたと書いて!」
みたいなことを独り言しているので妻には、のぼせて頭がおかしくなったのかと思われたりします。
また、Fitbitはシャワーは問題ないようですが、暖かいお湯につけるのは推奨されていないようなので、風呂場の側面において時計として機能させながら使っています。
今のところ1年以上問題なく使えていますが、上記の活用をする際は、自己責任でお願いします。
ただ、防水×長時間バッテリー×Alexa対応があるため、Fitbit versaならではの使い方かもしれません。
活用⑦:暗い場所で探し物をする時に使う機能
そして最後がライト機能です。
これが非常に地味な機能なのですが、まさにかゆいところに手が届く機能です。
具体的に使うシーンとしては夜の家の中、子供と妻が寝静まった後に暗い部屋の中を動いたり何かを探しに起きたりするときに使ったりします。
この時、誰かを蹴飛ばしたりしないようにするためスマホのライトを使えばいいのでしょうが、良くも悪くもライトの光量が多く、まぶしくなって最悪寝ている人が目覚めてしまいます。
その点、このFitbit Versaのライト機能が良い塩梅で明るくなります。(真っ暗の中で使わないとむしろ機能しない程に光が弱いです)
そのため、これを使って、電気をつけず、暗い部屋を歩きながら、探し物を探したりするときにめちゃくちゃ機能しています。
これは本当に地味なのですが、頻度でいうと相当使っている気がします。
今後の活用検討をしている機能
最後に今後使いたい機能を2つほど上げます。
1つはFitbit Payの機能です。
現在、国内で対応しているのはSonyのVisaカードのみなので、めちゃくちゃ限定されており実用性は限りなく低いです。
■参考リンク(Fitbit payでVISA Touchを利用)
ただ、Googleに買収されたことや、Visa対応の実績があれば他の会社にも横展開もしやすいと思うので今後確実に広がることも想定されるので、楽天カードでも出来るようになったらすぐ使います。
余談ですが、このファイナンス系の活用はアップルウォッチが圧倒的に強いですね。
そして2つ目がSwichrというアプリです。
これは、上記のIFTT連携のような、外部アプリと連携を図るアプリです。
完全に玄人向けのアプリですが、自分で設定した機能を連携させて1タップで実行する機能です。
かなりの拡張性が期待できるの一方で、一筋縄ではいかないような領域なので、純粋にこの手のソフトウェアの勉強として手をいれてみる価値はありそうです。
■参考リンク(FitbitでSwichrの活用を紹介するページ)
まとめ
▷睡眠・体調管理に強く、国内では健闘している
▷通知確認によるLINEの既読スルー対策が秀逸
▷スマートウェイク機能がFitbitならではの強み
▷置時計化して活用するのはめちゃくちゃ効率が上がる
▷スマートウォッチはカレンダー機能が地味に使える
▷体調管理は血圧のリアルタイム観測が秀逸
▷Alexa対応によるボイスメモが結構良さげ
▷夜の部屋の探し物対応に地味に重宝する
▷ファイナンス機能と自動化機能は発展途上
スマートウォッチの国内市場を見ると利用率はいまだ1割を切る状況ですが、対昨年で37%増の伸びを見せる市場のためこれからもっとホットになりそうです。
ただ、ウエアラブルデバイスは使ってみないとわからないところが多くアイディア次第で色々できそうな面があるので、気になる人がいればまずは使って試す(飽きたらメルカリ等で売る)ということをオススメします。
今あるテクノロジーを実際にトライアンドエラーを繰り返すことで、自分になじんだオリジナルの使い方が確立できると思っております。
ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m
・目覚めよく起きるための仕掛けを作る
・タスクに集中する環境を創る
・振返りや計画で漏れを無くす
・身体を動かすのを促進する
・思いついたアイディアを忘れなくする
・暗い場所で探し物をする