【レビュー】キャリコンの教材・アプリを使った試験対策・勉強法!③筆記編(理論)

キャリアコンサル・転職

ワタシ

今回はキャリアコンの理論についてまとめます

「キャリコンの勉強を効率的に学ぶ方法はないか?」

キャリアコンサルタントを独学し始めるともっと良い勉強方法がないかを考えたくなります。

そこで、今回は、実際にキャリアコンサルタントの独学をして分かった試験対策を範囲に絞ってお伝え致します!

「アプリとか教材とかサイトとか色々あるけど何をどう使って勉強しよう…」

と悩んでいる人のお悩み解決のご参考になれば幸いです٩( ᐛ )و

キャリコンの筆記で扱うべきテーマ

まずはじめにキャリコンの勉強で「学ぶべき内容」についてまとめます。

これを考えるには、キャリコンの試験範囲から考えるのが良いです。

まず、前提としてキャリコンの筆記は70%が合格ラインです。

そして、キャリコンの試験内容は幅広いので、分類分けして領域を絞って勉強するのがおすすめ

個人的には以下の4つに分類分けして勉強します。

キャリコン内容の分類分け
  1. キャリコン概要
    →キャリコンの社会的意義/基本的な技能/倫理と行動など
  2. キャリコン理論
    →キャリアに関する理論/カウンセリング・動機づけの理論など
  3. キャリコン政策
    →労働政策及び労働関係法令/社会保障や学校の制度など
  4. キャリコン知識
    →職業能力や労働市場の知識/人生の転機の知識など

この中で今回扱うのが「②キャリコン理論」です。

早めに押さえるべき「キャリコン理論」

今回のテーマは「②キャリコン理論」に関してです。

ここは10~20時間くらいが勉強する目安です。

この学習テーマは具体的には下記の大項目について学びます。

キャリコン概要の大項目
  • キャリアに関する理論
  • カウンセリングに関する理論 

この範囲はキャリコンに関わる理論で、全体を通してカタカナが多く、聞きなれない人物や名称が多いため正直とっつきづらいです。

ただ、世界史の勉強のように時系列で整理しつつも、関連する理論のつながりをおさえれば、さほど時間をかけずに覚えられます。

また、試験で出るパターンはある程度、決まっているので、過去問を繰り返して頻出の箇所を抑えることで学習コストを下げられます。

ツマ

全部覚えるじゃなく8~9割とれるくらいと考えると気が楽になるよね

「キャリコン理論」の独学ポイント

続いて、「キャリコン理論」の範囲を独学する際のポイントについてです。

この範囲を学習する時は下記3点をまずはざっくり理解していきましょう。

はじめに押さえるべき3つのポイント
  • ポイント①:理論は系統や分類分けする
    →系統ごとに理論の歴史やそのつながりをまずは理解する
  • ポイント②:実践の内容とセットで理解
    →具体的なカウンセリングでどう使われるかもセットで覚える
  • ポイント③:人物とセットで名称・ポイントを記憶
    →人物とセットで理論を記憶し、語呂や図解も使って記憶させる

まずは大雑把に上記の3つのポイントを押さえます。

その上でにこのポイントに関連させる形で細かな知識をつなげて理解していきます。

あとは、どのような教材でもいいので、ガンガン過去問の演習問題を解いて、わからなかった箇所はメモを残して復習しましょう。

では具体的な今回の範囲の学習項目について記載します。

「キャリコン理論」の勉強項目

今回の範囲を小項目で整理すると以下のような項目になります。

キャリコン理論の学習項目
  1. 特性因子理論:パーソンズ
  2. 職業発達理論:スーパー
  3. 社会的学習理論:クランボルツ
  4. 意思決定理論:ジェラット
  5. 組織キャリア理論:シャイン
  6. プロティアンキャリア:ホール
  7. 総合的人生計画:ハンセン
  8. キャリア構築カウンセリング:サビカス
  9. 動機づけ理論:ハーズバーグ
  10. 精神分析理論:フロイト
  11. 行動療法:スキナー
  12. 論理療法:エリス
  13. 認知療法:ベック
  14. ゲシュタルト療法:パールズ
  15. 交流分析:バーン
  16. システム論的アプローチ
  17. 解決志向アプローチ
  18. その他の療法(フォーカシングなど)

これらの小項目を前述した3つのポイントに当てこみながら理解をしていきます。

ツマ

確かにこうやってみるとあまり聞きなれない内容だね

「キャリコン理論」のつまづきポイント

次に独学した時のつまづきポイントです。

前述の通り、そもそもがとっつきにくい範囲ですが、理解すればさほど難解ではありません。

ただ、実際に過去問を解く中で、ワタシが間違えたつまづきポイントを赤裸々に記載します。

これから勉強する人は、下記のポイントには要注意です…!

注意①:系統や分類分けに関して

まず、理論や系統に関してのミスです。

時系列で押さえることで、最近よく使われるものか、それとも古典の昔のものかを判別して考える必要があります!

系統や分類分けに関する質問
・キャリア構成理論に関する記述の正誤を問う問題
→サビカスはスーパーの教え子であるホランドに指導を受けてその流れを汲むなどの系統に注意

注意②:実践の内容と理論のセットに関して

次に、理論と実践内容に関してのミスです。

ここはとにかく内容の細かいところを問われるので、再頻出の内容は語呂を使うなりして覚える必要があります。。

実践の内容と理論のセットに関する質問
・ホランドの理論とVPI職業興味検査に関する問い
→6つのタイプ、スリーレターコード、六角形モデル、5つの行動傾向11の尺度などセットで出てくるので注意

注意③:人物と取り組みに関して

最後に、人物と取り組みに関してのミスです。

ここは人物名と取り組みの正誤を問うものが多いですが、わかりにくいものや似たものもあるので注意です!

人物・名称・ポイントをセットにした質問
・心理療法の名称×提唱者×関連する用語の組み合わせに関する問い
→上記を3つセットで組み合わせてそれぞれ覚えておかないといけない点に注意

以上です。これらは

「いやいやこれ初見じゃわからんだろ!」

と思ったことがあったので初学者は要注意です!

ワタシ

お恥ずかしい内容ですが、ワタシみたいにならないで下さいね

「キャリコン理論」の勉強計画

上記を踏まえて、「勉強の計画」を考えていきます。

大まかには下記の3ステップで考えていきます。

キャリコン理論の勉強計画
  • STEP①:キャリコンの理論の全体像を書き出す。
  • STEP②:過去問や演習を繰り返して間違いやすい箇所を炙り出す。
  • STEP③:苦手な箇所に絞り語呂などで覚え方をメモする。 

上記を順に行います。

STEP①は1度だけやればOKです。

その後にメモをすることを考えて大きめのノートに書いたり加工がしやすいデジタルツールを使って書くなどもおすすめです。

あとは、STEP②を繰り返し、どうしても無理!というものだけしぼって覚え方を考えます。

それでは最後に、具体的に何を使ってどう勉強するかについて考えます。

ワタシ

勉強の流れをイメージしたらあとは自分に合う方法を考えるのみです

キャリコンを独学して学ぶためのツール

続いて、「独学するためのツール」に関してです。

筆記の対策をするためのツールは色々なものがありますが大きく分けると下記3つです。

対策のための3大ツール
  • 「書籍」で対策
  • 「アプリ」で対策
  • 「ネット」で対策 

の3種類に分けられます。

それぞれの特徴としては以下の通りです。

ツール  内容   扱い易さ コスト  
書籍
アプリ
ネット

個人的には、それぞれ一長一短なので、組み合わせて使うのがおすすめ。

特にそれぞれ自分に合うものを1つ用意しておくと良いです!

上記の3つのツール(アプリ・書籍・ネット)に関してそれぞれ参考例を記載していきます。

それぞれのツールでまずは一通りみてもらって自分に合うものを探すのがオススメです。

ツマ

なるほど組み合わせるという考え方はいいかもね

キャリコンのおすすめ教材3選

おすすめの「対策の教材」は下記3点です。

まず、何を対策本として買うかを迷ったら、まずは下記から実践するのがオススメです。

国家資格キャリアコンサルタント 学科試験要点テキスト

参考書としても演習用の問題集としてもちょうど良い分量でまとまっています。

著者は、柴田郁夫氏で、この業界では著名な一人で、地域連携プラットフォームというスクールの代表もしています。

個人的に内容には満足しているのですが、Kindleで買ってしまったため、紙で買えばよかったと後悔気味です。。

キャリア教科書 国家資格キャリアコンサルタント学科試験テキスト

下記のおすすめサイトでも紹介している「みんなで合格☆キャリアコンサルタント」というサイトの内容のエッセンスを抽出した書籍です。

サイト自体も無料でここまで公開するのかというほど情報量が多いのですが、やはり書籍としてまとまると使い勝手がよいです。

下記のサイトを覗いてみて、良いなと思うようであればマストバイです!

キャリアコンサルタント試験 一発合格できた勉強法と試験対策

キャリコンの試験の一発合格に向けた学習ポイントがサクっとまとまった書籍です。

これは、メインに使うというよりは、合格者の勉強方法の事例として網羅的に学ぶサブの参考書として使うのがお勧め。

特に、Kindle Unlimitedの読み放題対象のため、キャンペーンなどを使うとほとんど費用かけずに読めるのでサブにおすすめ。

以上です。

メインとして使う教材は個人的にはデジタルよりも紙の方が使いやすいなと感じています。

ただ、どこでも体系的にまとまった情報を手軽に持ち運べるのはメリットなので

参考情報として持ち歩きたい!金額が電子の方が安い!読み放題対象である!などがあれば電子版も検討するのが良いと思います。

>>【関連】【Unlimited】1年使ってのレビュー|読み放題のおすすめ手帳術・ノート術20選!

キャリコンのおすすめのアプリ3選

次に「対策用のアプリ」についてです。

キャリコンの勉強にアプリってどんなものかと最初は感じましたが、使ってみると手軽でめちゃくちゃ有用です。

特に良いなと思ったおすすめのアプリは下記3点です。

この中で良いなと思うものを1つインストールしておけばOKです。

キャリコンOX(オックス)

個人的に、キャリコンの筆記対策であれば、まずはこれ一つでOKです。

過去問をシンプルに1問1答形式でこたえて実践できるアプリです。

有料アプリですが、シンプルで非常に使いやすいUIで買ってよかったアプリno1です。

キャリアコンサルタント試験対策アプリ

続いて、こちらも筆記の試験対策アプリです。

過去問を多く実践できるため、こちらも非常に満足度は高いです。しかも無料!

個人的には前述のOXの方がUIがみやすかったのですが、全体を一気に解いて弱点確認などする時などにおすすめです。

キャリアコンサルタント秒トレアプリ

こちらも無料のアプリです!

勉強をしながら知識の定着確認をスキマ時間にやるのに最適です。

知らない単語をタップすると、すぐに検索できたり苦手領域をまとめたりとサブツールとして便利です。

キャリコンのおすすめサイト3選

最後に「おすすめのサイト」は下記の3つです。

この中で良いなと思うものを1つブックマークしておけばOKです。

サイト名サイト概要
◾︎サイト①
キャリコンスタディ
とにかく解説が教材不要なくらいにわかりやすくまとまっています!
通っているスクールでレポートを書いたり調べ学習が必要になった時は重宝します。
また、論述対策などもオプションで申し込みもできるようになっています。
◾︎サイト②
みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験
こちらもキャリコンの勉強内容や過去問の内容などが細かく記載されており非常に勉強になります。
またユーザーの書き込みなどもあるようで、勉強している人視点での押さえどころは網羅されています。
また、書籍でもポイントをまとめたものが売っており、そちらもセットで対策するのもありです。
◾︎サイト③
グッドスクール
これは試験対策というよりは勉強の方法・資格情報がまとまったサイト。
実際のキャリアコンサルタントがまとめた情報なので、勉強の合間に情報収集の一つとして使うのもありです。
ただ、上記2つと違い直接的な対策にはならないのであくまで、計画を立てる際の参考という位置付けです。
ワタシ

無料でここまでの情報がでているのかと驚きます

さいごに

以上がキャリコンの勉強をし始めた時に最初にやるべき内容と勉強の方法論についてでした!

上記のポイントを押さえて、勉強をし始めることでキャリコンの全体像を理解することが可能です。

計画を立てたらあとは、モチベーションを維持しながら時間管理をして実行するのみです!

スキマ時間を見つけて時間管理をしながら試験合格に向けて一緒に頑張っていきましょー!٩( ᐛ )و

【手帳術】Toggl Track × 手帳活用 の時間管理術