【レビュー】キャリコンの教材・アプリを使った試験対策・勉強法!②筆記編(概要)

キャリアコンサル・転職

ワタシ

今回はキャリアコンの独学の方法についてまとめます

「キャリコンの勉強を効率的に学ぶ方法はないか?」

キャリアコンサルタントを独学し始めるともっと良い勉強方法がないかを考えたくなります。

そこで、今回は、実際にキャリアコンサルタントの独学をして分かった試験対策を範囲に絞ってお伝え致します!

「アプリとか教材とかサイトとか色々あるけど何をどう使って勉強しよう…」

と悩んでいる人のお悩み解決のご参考になれば幸いです٩( ᐛ )و

キャリコンの勉強でまず扱うべきテーマ

まずはじめにキャリコンの勉強で「最初にやるべき内容」はどこか。

これを考えるために、キャリコンの試験範囲についてまずは整理します。

まず、キャリコンの座学内容は幅広いので、個人的には大きく下記4つに分類分けして領域を絞って勉強するのがおすすめです。

キャリコン内容の分類分け
  1. キャリコン概要
    →キャリコンの社会的意義/基本的な技能/倫理と行動など
  2. キャリコン理論
    →キャリアに関する理論/カウンセリング・動機づけの理論など
  3. キャリコン政策
    →労働政策及び労働関係法令/社会保障や学校の制度など
  4. キャリコン知識
    →職業能力や労働市場の知識/人生の転機の知識など

この中でも、まず最初に勉強するべきなのが「①キャリコン概要」です。

最初に学ぶべき「キャリコン概要」とは

今回、まとめるのが「①キャリコン概要」に関してです。

ここは5~10時間くらいが座学で勉強する目安時間です。

この学習テーマは具体的には下記の大項目について学びます。

キャリコン概要の大項目
  • 社会・経済の動向とキャリア形成支援の必要性の理解
  • キャリアコンサルティングの役割の理解
  • 相談場面の設定、実施過程と総括
  • 自己理解・仕事理解の支援
  • 企業におけるキャリ形成支援の知識
  • 教育と普及活動
  • 環境への働きかけ
  • ネットワークの形成と自己研鑽
  • キャリアコンサルタントとしての倫理と姿勢

内容はキャリコンの概要的なもので比較的難易度は低めでわかりやすく、点数の稼ぎどころだと思います。

どの参考書であっても初めの部分と終わりの部分でまとまっています。

実際の勉強としては、自分にあった参考書を選んで、上記の該当部を学びつつ、演習を繰り返せばOKです。

ちなみに、毎日の学習の計画と勉強量を見える化するにはスタディープランナーを使うのもおすすめ。

>>【関連】【手帳術】スタディープランナーの使い方!(PDF無料ダウンロード可!)

ツマ

勉強をする時は全体像をつかんでから勉強すると効率が上がるよね

「キャリコン概要」の独学ポイント

続いて、「キャリコン概要」の独学する際のポイントについてです。

まずは、この領域を学習する際には下記の3点をまずはざっくりと理解するところからスタートします。

はじめに押さえるべき3つのポイント
  • ポイント①:キャリコンの社会変化に伴うニーズの高まり
    →社会の変化に伴い、何が必要になってキャリコンサルタントに何が期待されているか
  • ポイント②:キャリコンのやることや流れを理解
    →具体的に誰に何を使ってどのようなことをするかを細かく理解する
  • ポイント③:キャリコンを活性化させるための方法
    →どうすれば中小企業など身近なところへも広がっていくコトができるか

まずは大雑把に上記の3つの全体感を押さえます。

その上でにこの大きな3つのポイントに関連させる形で細かな知識をつなげて理解していきます。

これは、どのような教材でもいいので、情報を読み込みつつもガンガン演習問題を解いて、わからなかった箇所はメモを残しましょう。

特に、この分野から勉強をはじめていくことでキャリアコンサルティングの全体像が掴めるのでこの後の勉強がしやすいです。

では具体的な今回の範囲の学習項目について記載します。

「キャリコン概要」の勉強項目

今回の範囲を小項目で整理すると以下のような項目になります。

キャリコン概要の学習項目
  1. 社会・経済の動向
  2. キャリア形成支援の必要性
  3. キャリコンサルティングの役割
  4. 相談場面の設定
  5. 自己理解に関わる理論や支援法
  6. アセスメント、自己理解に用いるツール
  7. 仕事理解の意義・職業理解の内容
  8. 自己啓発の支援
  9. 意思決定の支援
  10. 方策の実行の支援
  11. 新たな仕事への適応の支援
  12. 相談過程の総括
  13. 教育、普及活動
  14. 環境への働きかけの認識と実践
  15. ネットワークの重要性の認識と形成
  16. 専門機関への紹介
  17. 専門家への照会
  18. 自己研鑽
  19. 指導を受ける必要性(スーパービジョン)
  20. キャリアコンサルタントしての倫理
  21. キャリアコンサルタントしての姿勢
  22. キャリコンサルタントの活動

これらの小項目を前述した3つのポイントに当てこみながら理解をしていきます。

「キャリコン概要」の注意ポイント

次に独学した時のつまづきポイントです。

実際にワタシが過去問や問題集を解く中で、陥ったミス・間違えポイントは以下の通りです!

「これから勉強する!イマ勉強している!」

という人は下記のポイントには要注意です。ワタシのようにつまづかないようにしてください!!

1問1答の例を下記にまとめていきます。

注意①:社会変化に関する内容に関して

まずは社会変化に関する問いです。ここは近年のタイムリーな内容が入ります。

特に近年の出題にはコロナの問題が必ずと言っていいほど出てきます。

男女の違いなど細かい考察が入るので要注意。実際ミスをしたのはこちら

つまづいだ質問の具体例

「令和3年度版厚生労働白書」によれば、新型コロナウイルス感染症の影響によって、自粛生活が増え、そのストレスにより、2020年5~6月時点では、男性の生活満足度は女性よりも下がった。

回答を読んでみる
×:自粛生活で家事・育児負担の絶対量が増加したことにより、相対的に女性の負担が増え、2020年5〜6月時点では、「女性」の生活満足度が男性よりも低下した

注意②:キャリコンの流れに関して

キャリアコンサルの流れに関しての質問です。

実際にキャリコンを実施してどうだったかなどの、企業や個人のアンケート結果などが出題されます。

カウンセリングプロセスに関する質問
・システマティック・アプローチなどの流れやカウンセリングの手法に関する問い。
→キャリコンを実施して良いと回答したアンケートでどの項目が”最も”高かったかなどの枝葉の問いに注意

注意③:活性化のための方法に関して

キャリアコンサルがどうあるべきかという視点での質問です。

啓蒙や今後のあるべき論について質問されたり、守秘義務や個人情報の取り扱いについて言及されます。

守秘義務に関する質問
・キャリコンの守秘義務や個人の情報の取り扱いに関する問い。
→企業案件での取り扱いや企業への報告、生命に関わるような例外的な対応の問いに注意

上記は、実際に問題演習の中で間違えて、

「いやいやこれ初見じゃわからんだろ!」

と思ったことがあったので初学者は要注意です!

それでは最後に、具体的に何を使ってどう勉強するかについて考えます。

キャリコンを独学して学ぶためのツール

続いて、「独学するためのツール」に関してです。

座学の対策をするためのツールは色々なものがありますが大きく分けると

対策するための3大ツール
  • 書籍
  • アプリ
  • ネット 

の3種類に分けられます。

それぞれの特徴としては以下の通りです。

ツールの種類内容   扱いやすさコスト  
書籍
アプリ
ネット

個人的には、それぞれ一長一短なので、組み合わせて使うのがおすすめ。

特にそれぞれ自分に合うものを1つ用意しておくと良いです!

上記の3つのツール(アプリ・書籍・ネット)に関してそれぞれ参考例を記載していきます。

それぞれのツールでまずは一通りみてもらって自分に合うものを探すのがオススメです。

キャリコンのおすすめ教材3選

おすすめの「対策の教材」は下記3点です。

まず、何を対策本として買うかを迷ったら、まずは下記から実践するのがオススメです。

参考書としても演習用の問題集としてもちょうど良い分量でまとまっています。

著者は、柴田郁夫氏で、この業界では著名な一人で、地域連携プラットフォームというスクールの代表もしています。

個人的に内容には満足しているのですが、Kindleで買ってしまったため、紙で買えばよかったと後悔気味です。。

下記のおすすめサイトでも紹介している「みんなで合格☆キャリアコンサルタント」というサイトの内容のエッセンスを抽出した書籍です。

サイト自体も無料でここまで公開するのかというほど情報量が多いのですが、やはり書籍としてまとまると使い勝手がよいです。

下記のサイトを覗いてみて、良いなと思うようであればマストバイです!

キャリコンの試験の一発合格に向けた学習ポイントがサクっとまとまった書籍です。

これは、メインに使うというよりは、合格者の勉強方法の事例として網羅的に学ぶサブの参考書として使うのがお勧め。

特に、Kindle Unlimitedの読み放題対象のため、キャンペーンなどを使うとほとんど費用かけずに読めるのでサブにおすすめ。

以上です。

個人的に、メインとして使う教材はデジタルよりも紙の方が使いやすいなと感じています。

ただ、どこでも体系的にまとまった情報を手軽に持ち運べるのはメリットなので

参考情報として持ち歩きたい!金額が電子の方が安い!読み放題対象である!などがあれば電子版も検討するのが良いと思います。

>>【関連】【Unlimited】1年使ってのレビュー|読み放題のおすすめ手帳術・ノート術20選!

キャリコンのおすすめのアプリ3選

次に「対策用のアプリ」についてです。

キャリコンの勉強にアプリってどんなものかと最初は感じましたが、使ってみると手軽でめちゃくちゃ有用です。

特に良いなと思ったおすすめのアプリは下記3点です。

この中で良いなと思うものを1つインストールしておけばOKです。

キャリコンOX(オックス)

個人的に、キャリコンの座学対策であれば、まずはこれ一つでOKです。

過去問をシンプルに1問1答形式でこたえて実践できるアプリです。

有料アプリですが、非常に使いやすくて買ってよかったアプリno1です。

■キャリアコンサルタント試験対策アプリ

続いて、こちらも座学の試験対策アプリです。

過去問を多く実践できるため、こちらも非常に満足度は高いです。しかも無料!

個人的には前述のOXの方がUIがみやすかったのですが、全体を一気に解いて弱点確認などする時などにおすすめです。

■キャリアコンサルタント秒トレアプリ

こちらも無料のアプリです!

勉強をしながら知識の定着確認をスキマ時間にやるのに最適です。

知らない単語をタップすると、すぐに検索できたり苦手領域をまとめたりとサブツールとして便利です。

キャリコンのおすすめサイト3選

最後に「おすすめのサイト」は下記の3つです。

この中で良いなと思うものを1つブックマークしておけばOKです。

サイト名サイト概要
おすすめサイト①
◾︎キャリコンスタディ
とにかく解説が教材不要なくらいにわかりやすくまとまっています!
通っているスクールでレポートを書いたり調べ学習が必要になった時は重宝します。
また、論述対策などもオプションで申し込みもできるようになっています。
おすすめサイト②
◾︎みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験
こちらもキャリコンの勉強内容や過去問の内容などが細かく記載されており非常に勉強になります。
またユーザーの書き込みなどもあるようで、勉強している人視点での押さえどころは網羅されています。
また、書籍でもポイントをまとめたものが売っており、そちらもセットで対策するのもありです。
おすすめサイト③
◾︎グッドスクール
これは試験対策というよりは勉強の方法・資格情報がまとまったサイト。
実際のキャリアコンサルタントがまとめた情報なので、勉強の合間に情報収集の一つとして使うのもありです。
ただ、上記2つと違い直接的な対策にはならないのであくまで、計画を立てる際の参考という位置付けです。
ワタシ

無料でここまでの情報がでているのかと驚きます

さいごに

以上がキャリコンの勉強をし始めた時に最初にやるべき内容と勉強の方法論についてでした!

上記のポイントを押さえて、勉強をし始めることでキャリコンの全体像を理解することが可能です。

また、概要部分は難易度も大して高くないので、苦労せずにスコアアップも目指せるので、達成感も感じやすいです。

この領域がある程度仕上がったら、他の領域も順々にクリアすることもそんなに難しくないはずです。

と、いうことで、まずはキャリコンの概要を皮切りに、試験合格に向けて一緒に頑張っていきましょー!٩( ᐛ )و

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