【Python入門】WindowsとiPadの両方でPythonの環境を構築する

Python・GAS・DS

今回はWindowsとiPadのPythonの環境整備について触れます。

ツマ

インストール周りって最初の登録が面倒でそこで止まっちゃうんだよね。

最近、iPadでもキーボードがつくようになりiPadOSでは複数のアプリも起動できたりマウスも使えたりともはやミニPCです。

そのため、家の中ではWindowsで、外出中はiPadで、データ分析環境が整えられるのでは?と思い今回、色々試し見てました。

結論としてはiPadでも問題なくPython学習環境を創れることがわかりましたので備忘録的にまとめます。

【Python入門】コピペしてそのまま使えるPythonの自動化プログラムまとめ

手始めにやるべき3つのこと

まず前述した「時短で楽に初期設定」をすることから考えます。

その① Anacondaをインストールする

まずはwindowsへのPython学習環境のインストールからです。

結論からいうとAnacondaというソフトをいれれば終了です。

「Python Anaconda 初期設定」などで検索すればいくらでも解説サイトがでてきます。

有料の参考書を買うよりも圧倒的に分かりやすく読みやすいサイトが多いので、見やすい分かりやすいサイトを見つけて、それ通りにやればミスも少ないはずです。

■ご参考記事:便利なPython Anacondaをインストールから使い方まで徹底解説!

上記サイトはめちゃくちゃ分かりやすいです。これを参考に環境整備が出来たら、実際にいじってみるフェーズへ移ります。

インストールできずに作業がはじまらないのが一番ストレスですので、まずは理解せずとも使える状態にするのが優先です

つまり、分からなくても立ち止まらずに書かれているようにやって、一通り動くのを確認してから一連の作業を振り返って整理するがよいのかなと思います。

ツマ

インストールの流れが出ているページがあると効率上がるね。

その② Jupyter notebookを触る

上記をインストールした上で次にやるべきはJupyter notebookなるものに触れてみるということです。

ここで、「ナニソレ( ゚Д゚)」と思うかもしれませんが、一旦こちらもPythonのコードを書く環境はこういったものなのだろう…”とあまり深く考えずにまずは触れてみる事をオススメします。

技術的な定義などは後から理解すれば良いと思います。

また、上記のリンクにも記載の通り、Anacondaのインストールや初期設定の解説がでている記事や動画を見ると大体セットでjupyter notebookの説明や使い方も記載されているケースが多いのでそちらも参照してみてください。

手始めにjupyter notebookを開いて「print(“Hello!”) 」や「1+1」などをInと記載された右のボックスに入れてRunボタンを押すかShift + Enterキーを押してみればすぐに結果が出てくると思います。

とりあえず結果がでれば、うまくいっている証拠です。

ここまで出来れば、基本的には分析環境を整えるという点では問題なしです。

この後は、更に一歩踏み込んで、次は「どこでも気軽に学習できる環境」という環境を整えたいと思います。

ワタシ

ここまで出来ると心理的負担がなくなり小さな達成感を得られます。

その③ Juno×Azure notebookを活用

ここまで出来たら、次やることは「iPadでも使えるようにする!」ということです。これは色々なアプリなどがありますが、代表格は下記2つかと思います。

  • Pythonista
  • Juno Connect

どちらもオススメで、個人的にはiPad Proに両方いれていたりします。

ぜひそれぞれのアプリ情報は検索してほしいのですが、私のような初心者を想定した時に個人的な押しは後者です。理由は3点

Junoオススメ理由
  • 前述のJupyter notebookと同じ感覚でコードが書ける
  • データ分析系を進めるにあたり使える機能(Pandas等)が多い
  • インストール等の拡張が出来る(pipが使える!)

結論としては「もはやPCいらないんじゃない??」と思うほどの学習環境が手に入ります。

これも 「juno python」などで検索すると色々と引っ掛かります。

記事数は少ないですが、下記のようなわかりやすい記事もでています。

■ご参考記事:Juno for Jupyterを使ってiPadでPythonプログラミング

これまた非常に分かりやすく解説されています。

つまり、これを使うことで以下のことが出来ます。

「外出中にiPadでコード書いた後、帰宅後にPCで修正する」

作成ファイルをデバイス横断的にやり取りできるのは、ひじょーーに便利です!完璧すぎます。

この買い切りの金額のアプリを一回購入するだけでここまでの環境が整うのであれば、これから学習するぞ!という人は即決な気がします。

下手な参考書を買うくらいならこちらの方が圧倒的に効率がよいと思います。

※2020年10月現在, Azure notebookが使えなくなったのでAWSサーバーを無料で立てて実施中。。+Google colabも併用してやりたいことは出来ています。

■ご参考記事:Google Colaboratoryを使ってPythonプログラミング

【Python入門】iPad×Google Colabalatoryで手軽にTwitter分析

ワタシ

外出中でもすぐにいじれる環境は素晴らしいです。

起動させるまでのステップ

最後にインストール後の具体的に使用する際の流れについて, Windows, iPadともに超ざっくり記載しておきます。

Windowsで動かす流れ

Windowsで使用する際は大きく下記3ステップでコードを書く状態にします。

▼STEP1
Anaconda Promptを開き「jupyter notebook」と入力する。

Anaconda Prompt起動後にjupyter notebookと入力

そうすると、その直後にパカパカとコードが流れてきます。その後、以下のように勝手にブラウザが開きます。

ブラウザでjupyter notebookが立ち上がり

▼STEP2
画面右側の「new」をクリックし「Python3」をクリックする

そうすると以下のような画面が出ます。

ちなみに、先ほどのjupyter notebook立ち上げ指定フォルダを選択していき.ipynbファイルを立ち上げるとファイルが開きます。ちなみに囲った箇所は指定したPC内のディレクトリを示しています。クリックすると移動できます。

▼STEP3
先ほどの立ち上げたファイルに戻り「print(“Hello!”) 」や「1+1」など適当に入力して出力 (Runボタン or Shift + Enterキー)を押します。

そうするとoutという形で出力結果が出ます。

また、行を追加したり、切り取ったり、追加したりなどはパネルで、名前をつけて保存などは左上のFileから選べます。

上記がコードを書くまでの流れです。毎回PCを起動したら以上の流れで学習環境を整えてください。

iPadで動かす流れ

※2020年10月現在、Azure notebookが使いにくくなっているので、AWSサーバー(SegaMaker)を立ててjupyter notebookを使っており記事は使い方は加筆予定。。

iPadで利用する際も大きく下記3ステップ+αでコードを書く状態にします。

▼STEP1
Juno Connectを開き「Azure notebooks」を選択する。

そうすると以下の画面に推移するのでマイクロソフトアカウントを入力する

▼STEP2
マイクロソフトアカウントを入力後に「name」の部分をタップする

そうすると以下の画面に推移するので、そこで右上のNewボタンか ipynbファイルをタップする。

▼STEP3
Windows同様にコードをいれてみて実行してみる。

これでiPadでも学習環境が完成です!Windowsとほぼ同じUIで出来ますので違和感はないと思います。

尚、Azure notebookとブラウザベースで検索するとファイルをPC上でも確認することが可能です。

▼STEP4
「Azure notebook」で検索していただき以下の画面でsign inをします。

ログインするとPCでもiPadでもiPhoneでもブラウザベースでそのデバイス内のファイルをアップしたりできます。

これでめでたくPC/タブレット間でファイルのやりとりが出来るようになりました。

ちなみにAzure notebookは無料のものを使うと1Gが限界になるので、重いファイルは都度PCに移行し、この環境はライトに使う作業場として利用するのがよいと思います。

まとめ

今回は学習環境の整備についてまとめました。改めてになりますが、留意しなければいけない点は以下の2点かと思います。

留意すべき点
  • サクッと迷うことなく時短で初期設定が出来る
  • 初期設定後どこでも気軽に学ぶことが出来る

これを実現するために、本記事も含めて既にある記事内容などを元に環境整備でモチベーション下がる事なくワクワクした気持ちで学習する環境に入っていけると良いなと思っております。

上記によって、WindowsでもiPadで使える状況になりますと、いつでもどこでも手軽に学習出来ます。個人的にiPhoneテザリングを組み合わせればどこにいても学習環境をすぐに整備できるのは最高です!

本内容でSurfaceをメインにiPadをサブにした学習環境は出来たので、次回以降はいよいよ具体的に学んできたこと等をアウトプットしていきたいと思います。

ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m

【参考】Python初心者のお勉強のお供

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