ども、らーにゃです。今回はPythonとGASを比較していきます。
自分は非エンジニアだけど…
「もっともっと効率化したい!」
「プログラムを書けるようになりたい!」
こんなことを考えている効率好きの人にはPythonとGASがオススメです。
「では、どちらを学ぶべきなのか??」
これは具体的な用途によって変わります。
そのため、今回は今までPythonとGASのプログラミングを実践して感じた特徴を比較します。
プログラミング素人の視点で整理することで初心者の人が迷うことなく学ぶ内容を決めていけるようにします。
自動化や効率化を進めたいプログラミング初心者の方の一助になれば幸いです٩( ᐛ )و
ビビっときたTipsや手帳術を発信します ٩( ᐛ )و
●資格:国家資格キャリアコンサルタント
●実績:手帳歴18年 | 自作歴10年| デジプラ歴1年
●属性:30代2児の父 | 7つの習慣の資格も保有
目次
今回の結論
先ほども述べた通り、結論としては
「ケースバイケース!」
ですが、2つのプログラミング言語は強みが違います。
Pythonは色々な領域での活用ができます。
一方のGASはGoogle系アプリと組合せてオンライン上で色々なことを無料で完結させることができます。
そのため、一言で言うならば下記のような違いがあります。
つまり分析系ならPython!自動化系ならGAS!といった整理です。
とはいえ
「いやいや、それだけじゃよくわからんよ。。」
と感じる人が多いと思うので、下記の観点で特徴を整理します。
・PythonとGAS 活用シーン
・PythonとGAS オススメ学習法
順に触れていきます。
PythonとGAS 特徴の比較
Pythonの特徴
Pythonは現在注目を集めている言語で、10年も前くらいからググっと知名度があがり
今では人気プログラミング言語の地位を確実なものにしています。
ところで、そんなPythonの特徴とは何か?ポイントは下記の通りです。
・Web上のデータ収集が可能
・アプリの開発まで出来る
また、これに加えて、コードが非常にシンプルで初心者向けな構成と言う点も特徴的です。
コードの文法と基礎的な使い方さえわかってしまえば
ライブラリといわれる既に誰か頭いい人がつくってくれたプログラムをそのまま使うことができ
ちょっとの学習コストで多くのメリットを享受することが可能です。
実際に私も、Pythonを機械学習のモデルが何がよいかを自動で選ぶライブラリなどを使ったことがあります。
どのAIを使えばいいかをAIに聞くということができるため、使い方さえ分かれば
「もはや自分で考える必要ないのでは?」
とさえ思っています。
>>【関連】コピペしてそのまま使えるPythonの自動化プログラムまとめ
AIの盛り上がりとセットで人気が出てますね
GASの特徴
一方でGASというのは、Pythonと比べるとイマイチ知名度が高くありません。
ちなみにこの名称はGoogle Apps Scriptの略でして一言でいうならば
Googleアプリを自由に動かすための言語になります。
特徴は以下の通りです。
・マクロ機能でノンコードで記述も可能
・開発環境不要でWeb上で実行が可能
特に個人的なポイントとしては3つ目の
「Web上で実行することが可能!」
というのがめちゃくちゃポイント高いです。
何かというとGoogle上のサーバーで作ったプログラムを実行させることができるため
web上での実行環境を無料でサクっと作れてしまうのです。
これが、自動化のプログラムを作る上で非常に便利で自由度が高いのです!
しかもスプレッドシートでデータを一元化してLooker (Google製のBIツール等)に流し込めば
簡易的なデータ分析ダッシュボードが完成です。
>>【関連】GoogleのBIツールを超具体的に使い方を解説
また、APIをつなけばLINEに流したり、Twitterデータを使ったりと
外部アプリケーションも含めてほとんどが無料で完結できてしまいます。
JavaScriptとの互換性もあり、その点での拡張もあります。
個人的に、何でこんな知名度が低いのかが理解ができません。
確かにあまり目にしないけどこう見ると便利そうだね
PythonとGASの比較
上記を踏まえて、2つの言語の特徴を比較をすると下記の整理です。
比較の観点 | Pythonの特徴 | GASの特徴 |
機械学習/分析 | ◎ | △ |
Web上のデータ収集/分析 | ◎ | ◯ |
プログラムの拡張性 | ◎ | △ |
他言語との親和性 | △ | ◎ |
自動化の仕組み作り | △ | ◎ |
Googleサービスと連携 | △ | ◎ |
外部サービスとの連携 | ◯ | ◯ |
取り扱いやすさ/ローコード | ◯ | ◎ |
アプリ開発 | ◎ | △ |
業務の基盤にGoogle系サービスをつかっているという場合や
自動化のプログラムを無料でサクっ作りたいという方はGASを検討し
それ以外の効率化をしたい場合はとりあえずPythonを選択すれば問題ないです。
2つを比較してみると目的に合う方が見えてきます
PythonとGASの活用シーン
Pythonで出来ること7選!
では次にPythonでできることですが
具体的には下記のようなことができます。
②自動データ処理/分析などの業務効率化
③Web上の画像・テキストの自動収集
④Webサービス/アプリケーション開発
⑤外部アプリケーションとの連携
⑥デスクトップ/スマホアプリ開発
⑦ブロックチェーン技術の開発
特にweb上の分析をするためには
- クローリング
→ネット上の情報を集めにサイトを回る - スクレイピング
→サイト上の情報を引っこ抜く - クレンジング
→集めたデータをキレイに整理する
という3つの工程を踏む必要があるのですが、Pythonではどれも1ストップで行えます。
そのため、分析に関しては定量でも定性であってもなんでもいけちゃう万能な言語なのです。
下記に、ご参考までに実際に私がPythonで作ってみたプログラムも公開しております!
>>【関連】コピペしてそのまま使えるPythonの自動化プログラムまとめ
数字だけでなく文字の分析もできるのは凄いね!
GASで出来ること7選!
一方でGASでできることですが
具体的には下記のようなことができます。
②自動化プログラムの作成
③単純作業/ルーティンの仕組化
④情報共有/リマインダー
⑤Webアプリケーション開発
⑥Webサイトからの情報収集
⑦外部アプリケーションとの連携
1つ目と2つ目が最大にして最強ポイントになります。
またスタンドアロンで開発環境の構築が不要でウェブ上で実行できることから
ウェブアプリケーションを開発した後に実行することができます。
単純作業や情報流通の自動化はこちらの方が簡単にできて効率がよいです。
あとは、ChatworkやSlackといった外部アプリケーションと連携させて自動化させる使い方も◎です。
つまり、活用シーンとしては、外部アプリ連携も含めた工程の自動化が得意フィールドです。
下記に、実際に私がGASで作ってみたプログラムも公開しております!
>>【関連】コピペしてそのまま使えるGASの自動化プログラムまとめ
今でこそマイナーですがどんどんメジャーになると思っています
初心者が楽にPython習得する3ステップ
最後に「プログラミングのおすすめ勉強法」に関してです。
副業や趣味などで勉強をしはじめたプログラミング初心者の人は、少ない時間の中でどうステップアップすればいいのか。
結論としては、下記のステップに沿って勉強するのが最も時間をかけずに最短でやりたいことが実現できます。
ポイントは、学校の授業のように少しずつできるコトを積み上げるのではなく、先にやりたいコトを作ってしまう点です。
やりたいプログラムを手にした後に、それを解読しながら、何が自分に足りていないかを試行錯誤しながら学んでいきます。
間違っても、社会人は安いテキストを見ながら少しずつやるみたいなことはしないでください!
それでは下記に順々にお伝えします!
実際に試しみた学習サービスやツールを踏まえてオススメのやり方をお伝えしますね。
STEP①:基礎を最短で固める
STEP①は「基礎的なコードを書ける状態になるはやでなる」ことです。
まずは当たり前ですが基礎的なことを学ばないと何も積み上がりません。
新たにプログラミングを学ぶ時は、環境整備や、基本的なことなどとにかく覚えるコトが多いです。
ただ、先にも述べた通り、社会人はとにもかくにも時間がありません、仕事もして家庭のこともやったら時間などほとんど残りません。
そのため、忙しい社会人がゼロから学ぶ時に最重視するのは如何にして時間をかけずに無駄なく学べるかです。
この点であれば、オンラインスクールを使うのが一番ベストです。
オンラインスクール選びの観点
これを使うメリットは主には下記3点です。
- 整ったカリキュラムで効率的に学べる
- 気になったことをすぐに相談できる
- メンターとのやりとりでリズムが作れる
正直なところ、上記の3要素が担保されれば、どんなスクールでも良いです。
オンラインじゃないスクールもありますが、忙しい社会人はスキマ時間も使って勉強する必要があるのでおすすめしません。
もしも対面のスクールを検討するならば、会社をやめている
・長期休暇中である
・学生である、と多少、時間に余裕がある人がいれば選択肢として残すのがよいです。
ただ、スクールの唯一のデメリットは「費用が高い」という点があげられます。
ここへの対策としては、下記の2点を必ずチェックしてください。
- 厚生労働省:「職業訓練給付金制度」
- 経済産業省:「キャリアアップ支援事業」
どちらも国がリスキリングを支援するプログラムで70%程度の割引が見込めます。
ワタシは今までこれを実施してきて、総額70万程度のお金を割引ができています。
社会人であればこの手を使わない手はないです。
ちなみに、おすすめのオンラインスクールは「テックアカデミー」です。
実際に通ってみて講義内容もよく、サポート体制も万全で、割引制度もあり、プログラミングを始めてやる人にはうってつけです。
自分で自分のやる気をもたせるが一番難しいんですよね
STEP②:人の手を借りて創る
STEP②が「人の手を借りてでもプログラムを創りきる」ということです。
基礎ができた次にやることは、自分で創りたいと思うプログラムを実際に作って”もらっちゃう”ことです。
プログラミングを勉強するということは、その背景にやりたいことが必ずあるはずです。
それを遠い先の目標にするのではなく、プロに頼んでプログラムを作ってしまうということをするのです。
プログラミングの良いところは、基礎さえ固まっていれば、歴が浅くても解読はできるようになると言う点です。
つまり、基礎が固まった時点で、一気にゴールまで2速跳びでいっても問題ないわけです。
ここまでいくとモチベーションが爆上がりします。
プログラムの依頼の仕方
とはいえ、ここでも課題になるのは費用です。
プログラムをプロの専門業者に依頼したらとてもじゃないですが個人で払える金額ではないです。
そんな時に考えたいのが、個人への依頼です。
具体的なサービス名でいえば「ココナラ」などです。
上記のサービスを使うコトで、自分のやりたいコトを個人間でやりとりをして安価に実現ができます。
また、出来上がったプログラムを解析・相談しながら勉強を深めることができます。
プログラミングはまずは何らか自分で作ってからその後に知識を深める方が圧倒的に学習効率が良いです。
やり方は簡単でココナラなどに登録をして、やりたいことをまずはメッセージを出して、見積書を作って貰えばOKです。
実際にプログラムを作ってもらい解説もしてもらい効率がとても良かったです
STEP③:自分で試行錯誤する
STEP③は「応用が効くように自分で試行錯誤する」ことです。
STEP①、STEP②を行ってはじめてここで、参考書などの教材と言われるようなものを使って自学自習をします。
基本的に、初心者はいきなり自学自習をすることはオススメしません。
ある程度、できるようになってからでないと挫折をしやすいからです。
そのため、どんな勉強をするにしても、スクールなりオンラインサロンなり、似た境遇の人がいたり、教える人がいる状態を作りましょう。
逆に、それをある程度、こなして多少できるようになった人は自学自習をして応用ができるようにしていきましょう。
自学自習に適した教材とは
では、具体的にどんな教材がプログラミングに良いのか。
一言で言うならば、デジタル化された教材が良いです。
なぜかというと、プログラムなどがコピペでそのまま使えるのと検索がしやすいからです。
具体的にはKindleに対応した書籍、もしくはUdemyを使うのがオススメです。
Udemyとは個人が作る教育コンテンツをオンライン上でやりとりできるプラットフォームです。
前述のココナラの教材版だと思えばOKです。ここにも多くのコンテンツがありますがPythonであれば下記がおすすめ。
その他、色々なコンテンツがありますが、Udemyにログインすれば自分で自由に検索してコスパが良いものを探せます。
ちなみに自学自習のモチベーションを維持するためには、手帳を使う方法がおすすめ。
スタディープランナーなどを使いながら、仕組みとしてモチベーションを維持する仕組みを創ると継続が簡単です。
自学自習をしながらスキルが積み上がると楽しくなってくるよね
まとめ
以上 PythonとGASの比較でした!
PythonもGASも何と言っても素晴らしいのが用途の幅が広い!そしてしかもタダ!ということです。
仕事でつかえる部分があるのは勿論のこと、プライベートでも利活用できるオトク技がいっぱいなため
非エンジニアの人でもぜひトライしてみてください!
誰でも最初は初心者ですので、今後なりたい自分の姿を妄想しながら、まずは最初の一歩を踏み出しましょう。
効率化をしたい!と思った時が勉強を始める吉日です!
まずは無料で出来ることから勉強するサイクルを作っていきましょー(^^)/
ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m
▶️色々な分析やアプリ作成までしたい!
【GASがオススメな人】
▶️自動化のプログラムを作りたい!