さて、今回は”社会人3年目”を振返ります。
30前後になってから自分の中長期的なキャリアについて漠然と考えることが増えてきました。
前回は以下のような”キャリアの棚卸”について言及しましたが、今後は”今までのキャリアを振返ってその当時に感じたリアルな所感と気づき”を備忘録としてまとめます。
この習慣は確実に「20代のうちからやるべきだったなー」と思うので、今後のことをうっすら考える2~30代の方のご参考になれば幸いです(‘◇’)ゞ
ビビっときたTipsや手帳術を発信します ٩( ᐛ )و
●資格:国家資格キャリアコンサルタント
●実績:手帳歴18年 | 自作歴10年| デジプラ歴1年
●属性:30代2児の父 | 7つの習慣の資格も保有
目次
結論めいた話
結論から言うと、3年間似た業務を続けると、慣れます。そして業務自体には若干飽きます。
ただ、その分、他の人のサポートに回ったり、一つ上の視点で考えたりするなどの余裕ができます。
つまり、視点が変わり、いわゆるリーダー視点・俯瞰した視点に変化していきます。(そしてプライベートとの両立も一番しやすいです)
結果的に1年目の時と同じことをしていても見える風景がガラッと変わります。
そのため、個人的にこの時期にやっておくべきだと思ったこと(やってよかったこと)は
ということになります。
では、これはどういうことか?そもそもなぜやると良いのか?について触れていきます。
社会人3年目のリアル
3年目で置かれる環境とは
まず最初に1年目の時と比べた時と何が一番変わるかというと
今まで1年2年と業務経験を重ねることで1年間のピークや力のいれどころ、軽重のかけかた、成果の出し方を心得ています。
つまり、端的にいえば、いい意味で手の抜き方がわかり、余力がある状態になれるわけです。
一年目は良くも悪くも遮二無二働くので、余裕がありません。(その分、強制的に背伸びができて能力伸長もできたりするのですが)
そのため、3年目で余力ができた時間資源をどこにあてるかが一番肝になるわけです。
また、自分の今までの経験でいうと、仕事の取り組み方に大きな変化がでます。それは何かというと
この変化は大きい気がします。みる視点が変わるとやる業務内容の見方が変わります。
何のためにやっているのかの意図がわかったり、仕組みで変えるべきところが見えたり、自分から影響を与えて変えることが出来たりします。
3年目は本当の意味で組織に影響を与えられる年次かなと思います。
3年目で意識すべきことは
上記を踏まえ、では多少の余裕がある3年目で意識すべきことは何なのか。
超個人的な経験に基づきますが、私個人が周りから評価されたのは下記でした。
- 後輩指導・育成
- 業務の体系化とマニュアル化
前者は、教えることを通じて自分自身が学べることも多く、何よりも分かりやすく求められることをできるのでやりがいがあります。
これは年次を重ねれば、求められるし任されるであろうと思っていたのでまぁ想像通りでした。
ただ、意外に評価されたのが後者です。
業務内容を体系化してマニュアル化したことが上司には評価をされてなぜか全社表彰をされました。
マニュアルといっても中身はシンプルで、その時期ごとに若手が考えることややるべきことをリスト化しただけです。
ただ、管理職になって思いますが、今の1年目がどんな心境なのかは正直未知数でわかりません。
なので管理職層のマネジメント的な視点でいうと一定の価値がありそうです。
上記を踏まえ、私の場合、今振り返ってみると以下の3点がポイントだったかと思います。
- リーダー視点で考える
- 全力でチーム・後輩のサポート
- 業務を棚卸しマニュアル化する
順に触れます。
3年目の例(私の生き抜き方)
リーダー視点で考える
まずは、1点目は月並みですがこれです。
よく世間でも言われることが、以下の思考をもつことだと耳にします。
この視点で成果を考えると今やるべきことが非常に明確になる気がします。
試しに上司視点で考えてみると、3年目に担当させている業務はあまり不安はありません。
一方で、新人(特に報告が少ない子)の仕事の進捗や成果・見通しは一番気になります。(辞めないかも含めて)
上記を考えると、自分の役割として、後輩のフォローに回ることだろうということは分かります。
そして、何よりもこの視点で考えると
という思考になります。
その思考になると、どういった形で他のメンバーに関わるべきかも明確になってきます。
同じ視点で話ができるとマネジメントもしやすくありがたい。
全力でチーム・後輩のサポート
次がチーム貢献の活動になります。
これはいわずもがなですが、上記のリーダー視点で考えれば必然的に、この行動になるかなと思います。
ただ、抑えておきたいのが、これは
ということです。つまり、何が言いたいかというと
と考えています。
ではそれは何か。というと例えばこんなこと
・教えることで理解が深まる
・周りから喜ばれかつ評価される
・自己肯定感がすこぶる上がる
などなど。他にもあるかもしれませんが、個人的にはこんなところです。
後輩指導が出来れば、相当に理解していないとかみ砕けないので、これが出来ればその領域の理解は問題ないと思います。
また、現業の片手間でチーム貢献をしていれば、否定する人はまずいなく感謝をされます。これはシンプルに気持ちが良いです。
そして上記の活動をしていくと、結果として自己肯定感・高揚感が高まり、仕事に対して前向きになれます。
個人的には3点目が一番影響が強く、結果として「仕事が楽しくなってくる」一番の要因だと思っています。
お客さんは当然のことながら、社内でも喜ばれることはやっていて充実感があります。
業務内容をマニュアル化する
そして、最後がコレです。
これは、あまりメジャーじゃないですが、個人的には声を大にしてお勧めしたいと思っています。
何をするかというと
ということになります。私の場合、営業職からであったので、新人営業マニュアルになります。ただ、他の業種でも同じだと思います。
これは、自分が今までやってきたことと、その時の心理状態、その時のやるべきTodoをまとめて可視化するということです。
上記を行う事で「再現性をもって同じ失敗をさせない」ということが出来るのでチーム貢献になります。
とても素晴らしいことで、一見、なんてチーム想いなやつだ…と思うかと思います。
ただ、実は動機はそんなキレイなものではありません。
という負の側面から行動にうつしています。
例えば、コミュ障のワタシには下記のようなことが結構な苦労でした
まぁ当たり前といえば当たり前なのですが、こういったことをするときに以下のことが暗に求められます。
・店の下見をして防音性、料理の味、周りの客層を確認する
・サプライズ企画とか盛り上げ要素を検討する
・後日会計金額を傾斜をかけて上長承認を受けてから回収する
マッタリ系サークルでぬくぬくしていた私にとって、学生時代とこれほどまで身内の飲み会で求められる質が違うのかと衝撃的でした。
そして、何よりも現業で成果をださなければいけないと焦っていたので、ここでここまで労力を割くことは計算外でした。
「何のためにやっているんだ!お客さんのためでもないのに…!」と気乗りせずにやっていたものの、今思うとやった甲斐はあったと思っています。
それはなぜかというと
- おもてなしや段取り力が自ずと鍛えられていたという点
- 頑張りのアピールの場になり、その後色々なところで助けてもらうきっかけになった。
という点に繋がります。(そのおかげで1年目から成果が出せたと確信しています)
むしろこのプロセスは
と思っており、非常に合理的な新人育成だったと思います。
本音部分は、直接的には書かないですが、如何にメリットがあるかと、具体的なtodoは記載してまとめていました。
苦労した点と効用を可視化して共有することで喜ばれてかつ、自分なりの振返りにもなるのでマニュアル化はオススメです。
新人業務は周りの協力を得るトレーニングだね
まとめ
今回のポイントは以下の3点です。
-
リーダー視点で考える
▷自分がもし上司の立場だったら…の思考で考える -
全力でチーム・後輩のサポート
▷人に教えて自ら学び、やりがいを見出していく -
業務内容をマニュアル化する
▷新人業務など暗黙の業務も含めて可視化する
上記、3年目くらいになると出来る事は多々あります。それと併せて任されることも多々あります。
ただ、1・2年目の経験や信頼の貯金があれば、うまいこと時間を使って余力を捻出できる3年目はチャンスです。
出来た時間でプライベートを充実させつつも、ビジネスにおいても一つ上の視座で俯瞰してやるべきことを考えると世界が変わると思います。
ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m
※また、キャリアの目標に対して自らモチベートさせるためのスキルも身につけることがオススメ!٩( ᐛ )و