ども、らーにゃです。今回は「TB1e」について言及したいと思います。
最近、自転車通勤の人が増えて、自転車通勤を薦めるCMも増えてきています。
「会社までチャリ通できたら運動にもなるのでは…?」
こんなことを考えるビジネスマンも多いのではないでしょうか。
事実、ワタシも何年もそんなことを考えて迷い続けましたが、コロナをきっかけにTB1eを購入し自転車通勤を試してみました。
その結果、実際に通勤で使ってみて、分かったことTB1eの良い点・悪い点、その他、多く見えてきたこともあります。
そのため、今回は、実際に都内の通勤で使ってどんな感じなのか、購入したブリヂストンのTB1eのレビューも含めて整理します。
通勤手段に電動クロスバイクを検討している人のご参考になれば幸いです。٩( ᐛ )و
目次
電動クロスバイク TB1e を3年使って分かったコト
まずは「3年間使ってみての感想」からまとめます。
結論から言いますと
「20km程度の通勤であってもTB1eならば非常に楽!電車通勤よりオススメ!」
というのが個人的な使ってみての率直な感想です。
都内での通勤であれば、割とどこでも問題ないですね。
実際に自転車通勤をすると朝に運動をすることで始業前に頭がスッキリし、夜も良い疲労感で帰宅後にお風呂にはいってそのまま安眠できます。
「20kmの自転車通勤ってww 疲れるだろww」
という指摘もあると思いますが、”電動クロスバイク”というジャンルであればスーツを着てても余裕です。
特にその日の疲労度や坂の勾配に合わせて、電動で身体への負荷をコントロールできます。
例えば、トレーニング的に負荷をかけたいならアシストを使わず、疲れたり眠い時は電動アシストを強くします。
マックスのアシストにしたら急斜面でもノーストレスで、ストップアンドゴーも全く負担ないです。
また、TB1eは死ぬほどバッテリー持ちがいいです。後述しますが感動ものです。
そのため、個人的にTB1eは都内の自転車通勤のために作られたのではないか?と感じるくらいのものでした。
- ポイント①:TB1eのスペック
- ポイント②:実際に使った所感
- ポイント③:メリット・デメリット
順にふれていきます。
自転車通勤のリアリティーをなるべくお伝えしたいと思います
電動クロスバイク TB1e の特徴
まずは購入した電動クロスバイクであるブリヂストン製の「TB1e」の特徴から触れていきます。
基本スペック
まずはTB1eの基本スペックからです。
公式のHPをみると、下記が基本スペックです。
- タイヤサイズ:27×1-3/8
- 適正身長:151㎝以上
- シフト段数:外装7段
- 1充電あたりの最長走行距離:130km(エコモード)
- バッテリー:14.3Ah相当
- 充電時間:約4時間10分
- 重量:22.3kg
- カラーバリエーション:全4色
(E.Xブラック、T.Xマットグレー、M.Xオーシャンブルー、T.Xネオンライム)
数値的には上記の通りですが、この数字の意味することは実際に乗ってみないとピンとこないと思います。
そのため、この数字が意味する効用について下記でポイントを絞って記載します。
パッと見なんとなく、よさげかな?くらいにしか分かりません。。
走行距離
次に、一番の特徴である走行可能な距離です。
これは一言でいうと非常に長く、公式にはエコモードで130kmくらい可能だと記載がなされています。
現在、片道20kmの職場に往復利用しており毎回10~15%程度の消費ですんでいるので、7~9往復ができます。
感覚的には後述する電動アシストの利用も含めて、250kmくらいは一回の充電でいけるような感覚を持っています。
そのため、この公式の数字はだいぶ控えめな数字な気がします。
SNSやレビューを見ていてもTB1eはバッテリー持ちがすごい!想定以上に長く乗れる!という口コミが目についていましたがこれは本当のようです。
結構使っている人もいるんだねー
電動アシスト/ワンタッチパネル
また上記を実現する電動アシストの操作パネルは下記の位置についています。
見た目は非常にシンプルで感覚的に使うことができます。
使い方は左下のMODEボタンの「長押し」で電源ON/OFF、「一回押し」で強さを変更(3段階)になります。
ただ、ただ、シンプルで使いやすいです。
ちなみに、アシストの強さは3段階ですが、下記のような違い
- アシストレベル1(エコモード)
➡信号のストップアンドゴーがとても楽になります。 - アシストレベル2(オートモード)
➡坂道でもスイスイと上がることが出来ます。 - アシストレベル3(パワーモード)
➡坂道でもほとんど力をいれてこぐことなくかってに上がっていきます。
道の高低差が多かったりするところでも、アシストレベルを変更する形で基本的にどのような道であっても対応することは可能です。
また、アシストを外せば、普通のクロスバイクとしても利用できます。
運動不足の解消をしたい場合は、意図的に負荷をかけるなどもできるので、仕事後の帰りは高負荷にしようなど自分で設定できます。
自主的な筋トレ的に使うことも出来ます
変速ギア
また、身体の負荷とスピードを調整するために、上記の電動アシストに加え変速ギアも当然用意されています。
ギアは右ハンドルにくっついています。
これは、特に特徴的なものではなくごくごく一般的な7段階ギアになっています。
細かいことですが、上記のギアをあげたり、下げたりするのが、右手の親指と人差し指で簡単にできるということが地味によいです。
手前のボタンを押すと、ギアが下がり、奥のボタンを押すとギアが上がります。
ハンドルをひねるタイプのものと比べると、ハンドルを強く握っている時でもミスすることなく正確にギアシフトができるため好感が持てます。
平坦な道をアシスト1で走る場合、走り出しがアシストされるので、個人的には4〜6くらいをデフォルトにするとちょうど良い感じです。
ギアは多すぎてもチェーンが外れる原因になるので、これくらいで丁度よいです。
充電ブレーキ
また、上記のアシスト機能を強化するために充電ブレーキなるものが標準装備されています。
この機能は面白い機能で、坂道を下ったりすると、勝手に自動充電をしてくれるというものです。
何かというと、前輪の回転でその回転力でバッテリーの自動充電をしてくれてバッテリーの減りをかなり減らしてくれます。
これは、あまり期待していなかったのですが、前述したとおり、40kmを走っても10~15%程度の消費で済むのは、この効果によるものが大きいです。
充電中はタッチパネルの光がグルグル回り、視覚的にも充電されているかどうかがわかり、これがなんとも新鮮で面白い体験です。
こんな感じで、充電中はぐるぐる回っています。
自転車で自動充電ってそういえば聞いたことないなー
デザイン
改めてですが、全体の見た目はこんな感じです。
ザ・クロスバイクといった見た目で、とてもスポーティーな感じです。
私の場合は前カゴのバスケットをはじめ色々とプラスアルファをつけまくっているので、本来的にはもっと装備は少なくスタイリッシュです。
今までいわゆるママチャリしかのっていなかったため、このスタイリッシュな見た目なだけで既に満足度が高いです。
ちなみにカラバリはこんな感じであるので好きな色を選ぶと良いと思います。
ここはもう少し選択肢があると嬉しいですね
便利な標準装備
また、このTB1eの装備は他のクロスバイクにはあまりないような便利な装備品が多くに散りばめられています。
細々したところは他にもありますが、パッと以下のようなものが挙げられます。
- キックスタンド
➡普通に止めることができるのでガードレールにくくりつけるみたいなことは不要です。 - 施錠
➡これまた、シティーサイクルのように鍵であけることができるため、すぐに止めてすぐに鍵かけることができます。 - 空気入れ
➡海外製や本格的なクロスバイク・ロードバイクのような専用の空気いれではないため、街中で空気入れを借りることができます。 - 泥除け
➡クロスバイクでは普通ついていない泥除けが標準装備のため、小雨の時や雨上がりの時も心配する必要がありません。 - LEDライト
➡勝手に電気がつきます。そしてクロスバイクなどの場合は自前で買う必要がありますが、そういった必要がありません。 - ステンガードチェーン
➡チェーンがさびにくく、長持ちしやすい設計になっています。雨がふっても安心して乗れそうです。 - パンクしづらいタイヤ
→ここはまさにお家芸的な領域ですが、パンクしづらいというのは長距離ライドする際にとても安心です。
と、驚く程細やかな気配りのある親切設計で、細部まで気配りがなされた至れり尽くせりな電動クロスバイクになっています。
これなら日常使いしか使わないワタシでも乗れそう
有料オプション
上記とは別に下記2点は有料オプションとなっています。
- フロントキャリア
➡後述のバスケットとライトをハンドル部からタイヤ上部に取り付け直すことができます。 - バスケット
➡前にカゴをとりつけてちょっとした荷物を運びやすくします。
どちらも普段使いで何等か運ぶものが多い方はとても便利です。
共通していえるのは、非常に利便性はあがるが、デザインが微妙になります。
ここはまさに利便性とデザインがトレードオフだと思うので、うまく選択できるようになっていますが、これは個人の好みだと思います。
このバスケットも実はビジネスシーンを想定して、ビジネスバックがぴったり横に入る大きさです。
逆に奥行は短くして、大きくはせず、最大限、スタイリッシュさを壊さない意図がみてとれます。
利便性もあがるため、普段の生活で自転車をよく使う人はマストかもしれません。
リアキャリアが必要な場合は別途一般的なものを購入する必要があります。
ここは予算との相談だね
値段
そして肝心の値段についてです。
電動クロスバイクはe-bikeともいわれるようで、このカテゴリーで人気とされる車種を各種HPを見て小売希望額を比較すると以下の通り。
人気 e-bike3選との比較 | 値段 |
トレック ヴァーヴ プラス | 213,000円 |
ジャイアント RX-E プラス | 280,000円 |
ヤマハ YPJ-EC | 260,000円 |
ブリヂストン TB1e | 129,800円 |
パッとみて非常に安価ですね。
元々スポーツ仕様の自転車を電動化しているため、細かいことを考慮すると結構な値段になるようです。
これらのマシンと比較してもTB1eはe-bike入門的な位置づけなのだと思います。
価格面を見てもコスパ良く、メンテナンスはほどよく手を抜きたい系の初心者にオススメできる1台だと思います。
めちゃくちゃコスパ良いのは嬉しいですね
電動クロスバイク TB1e のレビュー
次に実際に使ってみての「レビュー」についてです。
乗り心地含め、メリット・デメリットについて記載します。
電動クロスバイクやTB1eを購入検討している人はぜひ参考にしていてください!
電動クロスバイク TB1e 乗り心地
さて、では実際にのってみての乗り心地はどんなものか??
今回、個人的に初クロスバイクということもあり、このTB1eうんぬん以前に最初は体勢とお尻に違和感がありました。
ただ、慣れてしまうと確かにこの姿勢が一番長時間ライドに向いていると実感。
そして慣れた上で、このTB1eで感じるのは下記の通り。
- 高低の多い都内20kmの通勤は楽勝。
- とにかく標準装備が便利でちょい使いがしやすい。
- プラスアルファをつけるとさらにサイクリングが楽しい
基本的には通勤用としては、これ以上があるのか?と思うほどに良いです。
当方、アシストはあるとはいえ20kmという距離を毎日嫌な気持ちを持たずに使えるか心配でしたが杞憂でした。
普段、運動不足の人で、まずは自転車通勤で軽い運動をとりいれたいという人にはおすすめです。
逆に本格的にサイクリングを趣味としている人は、ロードバイクなどガチ系のものを選ばれた方が良いと思います。
あくまで私のようなクロスバイク初心者にオススメできるものです。
初クロスバイクだと乗りこなせるか少し心配になるよね
電動クロスバイク TB1e メリット
メリットは数えきれないほどありますが、特に感動が大きいところでいうと以下の点です。
- 自転車通勤が楽しくなった
- 読書や運動でムダ時間が減った
- 電車賃とジム代が浮いた
大きくは上記3点、特に運動をして、動きながら読書もできるようになったのはでかい。
結果的に時間のムダがなくなりました!
そして初期投資はかかるものの長いめでみて経済的なメリットがあるのも見逃せないポイントですね。
節約をしたい人であれば、ジムや定期台などをチャリに回すというのは一手だと思います。
確かにジムで有酸素運動中心にやっているなら、こっちに投資した方がよさそう
電動クロスバイク TB1e デメリット
一方でデメリットの感じることは何かを考えてみました。
- 重い
- カラバリが少ない
- カゴつけると生活感がでる
強いてあげるなら上記3点という感じで、正直なところあまり思い浮かびません。
以前、サイクリングの旅を旅先でしようと積み込んだことがあるのですが、めちゃ重くて苦戦しました。
TB1eというよりは電動クロスバイクは何か積み込むみたいな想定はやめた方が良いです。
またTB1eの観点で唯一あるとすれば、有料オプションはなくてもよかった(思ったほどバスケットの使用頻度が低い)ということくらい。
ただ、これは完全に私のミスであって、標準装備を購入すれば問題なかったです。
注意点は、同時に楽天で購入するとお店受け取りの際に取付がタダになる(普通は1,000円かかる)という点に引っ張られました。
これはまずは何もつけずに使ってみて、だんだんとオプション検討をした方がよかったと猛省しています。
良いのか悪いのかデメリットがあまり思い浮かびません。。
自転車通勤で使って良かったモノ
標準装備でよかった機能
まずは「良かった機能」です。
また、上記の通り、装備されたもので非常に助かりましたが、個人的によかったのは
- 空気入れ
➡どのエリアでも自転車屋を見つければ空気を入れることが出来る。 - スタンド
➡サクッとコンビニやトイレなどはいって出てすぐに動き始めることが可能。 - 施錠
➡上記同様に、サクッと止めて動き出すことが出来る。
これは、購入時にあまり意識していませんでしたが、想像以上にメンテナンスも楽かつ、日常使いがしやすい仕様で、ちょいちょい使いたくなります。
クロスバイクデビューしたいけど、メンテナンスに自信がないとか、色々と細々と気を回さないといけないというのをカバーできるのは多いなメリットです。
これは、そんなものかと侮っていましたが、使ってみると効用の大きさに感動します。
買ってよかったデバイス
次に「買ってよかったデバイス」です。
そしてプラスアルファで購入したものだと下記の点はよかったです。
まずはスマホホルダーです。
これは、Uber eatsの宅配の人がよく使っているなーと思っていましたが、確かにあるとめちゃ便利です。
何か連絡が来てないかをちょくちょく確認するということが不要になり、かつ音楽や読書の再生を変更したりが容易になります。
個人的にはiPadminiとか大きめのをとりつけられるとより快適になると感じました。
自転車にまたがりながら、毎回ポケットからスマホを取り出す、面倒さから解放されます。
そしてもう一つがドリンクホルダーになります。
私の場合、通勤にマイボトルにお茶をいれて持ち運ぶのですが、水を振るでいれると2kgになります。
これをバックに入れるだけでも結構な重さで、肩がとても疲れます。
その点、クロスバイクに括り付けてしまえば、上半身の負荷が圧倒的に下がります。
これを取り付けるには元々刺さっているネジ(六角レンチ必要)をとって、出来たネジ穴に付随のネジを刺して使います。
作業自体は簡単です。私の場合は、ここにマイボトルをいれて通勤で使っています。
どちらも長距離ライドには必須ですね。
あとは、自転車通勤を本格的にやるのであれば、スマートウォッチや健康管理のアクティブトラッカーを併用するのもおすすめです。
最近、スマホをカーナビ的に使う人増えてきたよね。
使ってよかったソフト
最後に「使ってよかったソフト」に関してです。
また、上記と合わせて自転車通勤にセットで使うと良いのが下記の3つのソフトです!
- Kindle/Audible
➡自転車通勤しながらビジネス書などもAudibleなどで朗読して読めるのはめちゃくちゃ効率良いです - 時間管理ソフト
➡アクティブトラッカーと時間管理のソフトを使うことで運動のPDCAを回しし易くなります - Mapソフト/Gopro
➡iPadminiなどでのカーナビとアクションカメラを組み合わせることで楽しくライフログを作れます
これは、今回紹介するTB1eにするかしないかとは関係なく、自転車通勤をする人であれば、誰にでもお勧めします。
特に、ライフログをとりながらマッピングしていくと移動が楽しく、かつ振り返り易く誰かにシェアしやすくなるのでおすすめです!
運動だけでなく、寄り道したり、ログをとったりするのが自転車通勤の楽しいポイントです。
まとめ
上記まとめると以下の通りです。
- ポイント①:TB1eのスペック
▷とにかくコスパがよくe-bike入門に最適な1台 - ポイント②:実際に使ってみての所感
▷想像以上にアシスト時間が長くメンテが超絶楽。 - ポイント③:所有して感じるメリデメ
▷圧倒的コスパと手軽さに対してデメリットはあまりない
自転車通勤は興味あるけど、長距離すぎてモチベーションが続くか心配…となっている人がいたら間違いなく買いです。
また自転車通勤をしはじめると、電車通勤の時よりも体を動かして外気に触れてから出社するため脳の活性度が驚く程違います。
生産性を上げたいという側面においても、検討する価値は大アリだということは意外な発見でした。
購入するならば、楽天内のあさひで買うか Cyma等のオンラインストアでお安く購入するかのどちらかを強くオススメします(‘ω’)ノ
ご精読頂きありがとうございました。
m(_ _)m