今回は自作手帳における“価値観の整理法”について言及します。
自分の価値観・ビジョンとは何か?
この問いは超漠然としていて、答えに窮する人が多いと思います。
特に、7つの習慣を読んでいる人などでも、この価値観の整理みたいなことを自分でやる!となると、途端にウッ…と手が止まったりするのではないでしょうか。
『言わんとしていることは分かるが、自分に置き換えた時に、どうもピンとこない。。』
これは自分に落とし込む際のフレームワークである程度解決ができます。
そして、そのフレームワークを実行する際に手帳が使えます。
価値観の整理などのワークをしたいけれども手が止まる…となっている人の思考整理の一助になれば幸いです(‘ω’)ノ
”そんなんどうでもいいからリフィルをよこせ!”という方は下記に作成しているリフィルを全て公開しておりますのでご参照ください!(‘◇’)ゞ
ビビっときたTipsや手帳術を発信します ٩( ᐛ )و
●資格:国家資格キャリアコンサルタント
●実績:手帳歴18年 | 自作歴10年| デジプラ歴1年
●属性:30代2児の父 | 7つの習慣の資格も保有
目次
今回の論点整理
今回のリフィルの位置づけ
今回は普段の活動・行動の中心となる基準作りに関して手帳で整理します。
これは、自己啓発系の本に色々な手法が出ていますが基本的に私は下記の3ステップで実施しています。
下記にイメージ図(①妄想する→②特徴を整理する→③計画化する)
ポイントになるのは、上記の流れと考える観点の明確化だと思います。
特に考える観点においては、そこを吸収しようという目で各種自己啓発本やワークシートを見るとそのまま丸パクリできます。
特に自己啓発本の場合、大抵の場合、目次を見れば何をするのかイメージできることがあるので目次だけ見るのも良いと思います。
上記を踏まえ、自分なりの自分のワークシート化して整理できるのが一番だと考えています。
とはいえ、ワークシートづくりって手間がかかりそう。
今回の留意点
上記の内容を考える観点・流れは以下の通りです。
留意しているポイントは以下の3点です。
順に触れていきます。
今回のポイント
まず前提として今回のポイントは下記の本に詳しくは記載されているので、ガッツリ整理したい!という方は下記をご購入することを強くオススメします。
①「Have Do Be」と「ジブン取材」のワーク
まずはやりたいことの妄想からです。
とはいえ、いきなり「これからやりたいことを妄想せよ!」とバクっと考えてもペンが止まります。
そのため、大事になるのは観点を明確にして考えるハードルを下げるところにあります。
ここでは大きく下記の2点のワークで整理します。
・ジブン取材でゴールイメージ創り
Have Do Beで考えるワーク
まず一点目ですが、これは自分の今後の理想状態を下記の3点でイメージして明文化するというものです。
例えば10年後を想定した時に
- Haveの観点
▷10年後に何をもっていたいか - Doの観点
▷10年後に何をしていたいか - Beの観点
▷10年後にどうなっていたいか
例えば、「10年後は家をもち(かつローン返済の目途も立ち)、副業で複数の収入源を持ち、仕事もなれて50%の力で業務を回せる状態になる」等
上記のように、観点を分解して考えるとイメージがしやすくなります。
これを「10年後」、「5年後」、「3年後」と逆算的に順々にさかのぼると具体的かつ現実的な目標設定のベースができると思います。
これが「Have Do Be」の整理でした。
考える観点があると考えやすいね
自分取材のワーク
続いて「ジブン取材」についてです。
これもとてもシンプルなワークでやることは2点
- 20年後や30年後、新聞記者などにどのように取材されていたいか、新聞記事を考える
- 50年後等に寿命で死んだ時、葬式などで残された人に自分はどんなことを言われていたいか
これを妄想することになります。
先ほどのHave Do Beが明確にもてていると、この2点のワークはさほど難しくはないと思います。
実際にやってみるとわかると思いますが、上記のワークを行ってなんらか明文化ができると
ということがぼんやりと分かると思います。この「ぼんやりわかる」という状態になれば十分です。
これを踏まえて次のワークにうつります。
自分の葬式を考えるとなぜか泣けてきます。
②価値観、役割、模範の明文化
次に、価値観の整理についてです。
これを踏まえて次に考えるのは大きく3点です。
- 価値観
▷自分が大事にする価値観を明文化して優先順位をつける - 役割
▷自分の期待される役割を明文化する - 模範
▷上記で参考になる人を明文化する
結論からいうと私は下記のフレームにいれて記載をして、印刷をしています。
順に3点ポイントを記載します。
1. 価値観リスト
まず1点目からです。
これはシンプルに、①で書いたことを元に、自分はどんなことを大事にするのかを書きます。
ここでポイントになるのは「如何に自分が記憶しやすい自分好みのワーディングにできるか」ということです。
この領域は特に正解がないので好きな言葉にすればいいわけですが、自分は下記の通りです。
上記を3点でまとめています。
- 価値観の名前
- 価値観の説明
- 具体例を3つ
書き出すとサクッとかけます。一通り書いてから優先順位をあーでもないこーでもないと整理するのが良いと思います。
自分の考えが整理されると気持ちいいね
2. 役割リスト
そして2点目が自分の役割についてです。
大きく家庭や会社などで求められる役割責任から記載をすると書きやすいと思います。
ここで、一番ポイントになるのは役割として「自分」というものをいれておくことをオススメします。
これは何かというと、自分でやりたいことや、目指す能力開発に関しての記載をすることです。
これがないと、周りのことだけを意識して肝心の自分のやりたいことの実現に近づかず違和感を感じ続けてしみます。
(個人的にこの違和感に気づくのに結構時間がかかりました。)
役割は細かくしすぎない方がよいかなと思います。
3. 模範リスト
そして3点目が模範にしたい人の例です。
自分が参考にしたい人の特徴(格言)を記載して、意識するようにします。
私の場合は以下のように記載しています。
ポイントは身近な人と歴史的な偉人の両者があるとイメージが沸きやすいと思います。
自分はどうありたいかを考える時や、困った時の意思決定に立ち返る道しるべになります。
これで何か困った時に立ち返るべき行動指針のベースができます。
ちなみに私は、二宮信者なのでこういったものが指針の骨格になっていたりします。
憧れの人とか書くとそれだけでテンションが上がる
③ライフイベントと理想年表
最後に、上記をまとめて時系列で一覧化します。
これはキャリア年表という形でまとめているものですが下記の中段の部分が連動します。
自分の価値観や役割が決まったら、それに準じて、「いつ、どんな観点で、何をしたいか」ということを記載していきます。
年毎に整理しているので、自分の今後のライフイベントを元に記載をするとイメージがしやすいと思います。
上記の整理で、ある程度やりたいことや目指したいことは明確になってきていると思います。
そのため、そこで出てきたものを参考に、やるべきことをここに一元化します。(上記のデータは下記に記載)
これで自分の価値観に合わせた行動と併せて計画のアウトラインもできます。
ちなみに、上段の部分の記載方法についても記載をしています。
ここにどんどん一元化して計画をリッチにしていきます。
まとめ
上記、まとめるとポイントは以下の3点です。
- Have Do Beとジブン取材
▷ワークを通しボンヤリと自己理解する - 価値観、役割、模範の明文化
▷自分の行動基準を明文化する - ライフイベントとキャリア年表
▷時系列でやりたいことをまとめていく
自分のやりたいことや行動指針が実際に明文化できると頭の中が非常にクリアになります。
そして、今の自分が何をすべきなのかということも同時に明確になり、困った時に立ち返る拠り所になります。
上記を通し、自分だけの計画を手帳にアウトプットすることでどんな境遇の人でも必ず、自分が進むべき方向性が見いだせると思っています。
ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m
【参考】自作手帳のリフィル一覧
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活用のしかたなど気になる点があればお気軽にコメントなどご質問くださいませ \(^o^)/
【参考】自作手帳×セルフコーチング
自作手帳はセルフコーチングという考え方と相性が良いです。
自己対話のスキルを高めて自分の中にコーチをつけて思い描く人生にしていくことが可能です。
コーチングの導入や人生設計の仕方、メンタルの維持の仕方などに興味がある方にはオススメです!٩( ‘ω’ )و