
今回は自作手帳における“キャリア年表”について言及します。
これからの人生、どのような方向で生きていけばいいのか。
いまの職場にいるべきか、転職すべきか?転職するにしても、どんな会社に行けばいいのか?
考えれば考えるほど、分からなくなってくる。。
これは社会人をして1・2年もすると誰もが抱く感情だと思います。
こんな時に動揺せずに自分のキャリアについて整理して前向きに考えるためには、自分なりの思考の型が必要です。
そのため、今回はこの自分のキャリアに関する情報整理の方法としての一例をご紹介いたします。
目次
今回の論点整理

キャリア年表の定義とメリット
まずはじめに「キャリア年表」の定義です。
これは、今までからこれからの社会の出来事、ライフイベント、キャリアプランを年表形式で一元化してまとめたものです。
ではこれをやるメリットは何かというとシンプルに一つ
という点です。
つまり、単に妄想をして終わりではなく、自分の人生計画のメモとして可視化することで行動につなげることができるわけです。
具体的には以下のように記載しています。

これは私が勝手に言っていることなのでググッても出ないと思います。これを80歳くらいまで年表としてまとめています。
これが出来ると将来の10年、20年、30年先を見据えて人生の大きな方向性が見えて、やるべきことの腹落ちがしやすくなります。
こんなこというと、多くの場合以下のどちらかの反応になります。
A:なにそれ!教えて教えて!
B:へ、へぇ…、す、すごいね…
この領域は好き嫌いがハッキリ分かれます。
ある人からしてみれば『気持ち悪い』と断言されるレベルだということは理解しております。
ただ、それでも自分の人生を俯瞰して見れる考え方で万人にオススメしたい方法なので、ゴリ押してご紹介します。

すごいと思うけど、ワタシはいいかな…。。
今回の留意点
このキャリア年表という考え方ですが、これは一言でいうと「自分の将来計画を時系列でまとめたもの」です。
そのため、私は印刷・編集がしやすいようにエクセルでシンプルに作成しており、節目のタイミングで更新して印刷して手帳に挟みます。
ここで、作成する際に留意すべきポイントは以下の3点です。
順に触れています。
今回のポイント

①フレームを創って未来を構想する
まず、私の手帳を開いた時のどこに未来年表が挟まれているかというと以下の感じです。

今回のキャリア年表は上段の部分を刺しており、ここにどんな自分になっていたいかを明文化して一覧化します。
これが見開き2ページで2030までの12年間ですが、これを含めて2013~2068年まで記載しております。
そして、キャリア年表の構成ですが、私の場合は主に以下の3つの視点で情報をまとめております。
このフレームを元に、その年仕事に記載します。
また過去のものは実績を記載し、未来のものは思いついた時にメモをして書きたいところを埋める感じです。ただ
と思う人も多いかと思います。ただこれは
というワードで検索すると参考図書も無料サイトや今はいくらでも情報はありますし、偉い人が予測してくれています。
そのため、それを参照しながら、自分でどんな世の中になるかを妄想して、自分がどうかかわっていたいかを妄想するところから始めます。
例えば以下のような野村総合研究所など「未来予測」などで調べると色々出てきます。

年末年始は毎年ここの将来妄想週間となっていたりします。
②バックキャストで目標設定する
次に目標設定です。
①のフレームにいれて将来を構想すると結果的に、
みたいなことまではまとまります。そのため、次にやるべきは
という思考になります。つまりバックキャストで課題解決を考えるようになり、その流れで目標設定も簡単にできます。
イメージは以下の通り

例えば、2030になったら娘が中学生になる直前であり、今掲げられているSDGsがある程度成果を出している(はず)の時期です。
その時になっていたい状態(やるべき仕事も働き方もスキルセットも)を踏まえて、いつキャリアシフトしてどうスキルアップするかを考えます。
そうすると、結果的に○○年までに何をしよう!そのために××をしよう!ということが見えてきて明記することができます。
文章にすると小難しそうですが、①のフレーム際決まればワークとして30分くらいで楽しく簡単に作る事が出来ると思います。

こういう記事を見ると認められた気がして自己肯定感が上がります。
③俯瞰して都度、自分を客観視する
上記を踏まえたら後はシンプルです。
これだけです。つまり、成果物を眺めては自己満足します。私はそれを毎日しています。
そのようにして頭に刷り込まれていくのと、面白い程、書いてある方向に意識が向いて、無駄な行動が減ります。
そこで、特に注目したいのが以下の視点
つまり、自分の強みや仕事がらみの予定に意識をおとしていきます。
ここは能力開発する際も転職する際も、自分の今までの履歴のポイントがパッと一覧で見えるため何かと振返りやすいです。
例えば過去の年表を見ると以下のような形で振返っています。

上記は過去のキャリアの棚卸とセットで言語化しておくと何が起きたかがすぐに思い出しやすくなります。
また、一方で未来の年表を長期目標と照らし合わせてみる事で、今何が足りないかも明確になりますので、今からやるべきことも明確になります。
自己満足の極みですが、めちゃくちゃ思考が整理されます。そして一度やると拡張が楽なので、自作手帳をする際は是非お試しいただきたいなと思います

ここまでくるとやりすぎなようにも見えるけどね。。
まとめ

上記がキャリア年表作成・活用ポイントでした以上、まとめると以下の3点です。
- フレームを創って未来を構想する
▷社会・家庭・仕事の3つのポイントに分けて整理する - バックキャストで目標設定する
▷数年後の目標状態から逆算してこれからの数年の目標を設定する - 俯瞰して都度、自分を客観視する
▷今までの経歴に自己満足しつつも次のプランを考える
個人的に、キャリアの棚卸は2・3年目くらいから段々と自分なりの方法を模索していくのが良いのではないかと思っております。
どういう経歴にせよ、自分なりのオリジナルなストーリーが出来て自分で語れるようになると気持ちが高揚して自己肯定感が上がります。
俯瞰して客観視することで、将来、自分にしかできない課題解決が出来、この延長上に自分で満足できる人生設計があるのだと思います。
ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m
その他、自作の手帳を創る時に参考になる書籍
上記の内容と併せて実務で活かすという視点では下記の参考図書も合わせてみるとアイディアが膨らみます(‘ω’)ノ
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DLしてご参考頂けるようどんどん無料で公開していきますので宜しければご参考にしてくださいませ\(^o^)/
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