さて、今回は”新人時代”について言及していきます。
ただガムシャラに働く中で「この先どうなるのだろうか…」と不安になることはありませんか?
私のキャリアは営業からスタートしましたが、営業初年度は、ひたすら自分を殺して働き続けました。
振返ってみると、それによって失ったものもありますが、それ以上に学びや気づきが多かったので備忘録的にまとめます。
社会人1年目で、猛烈に働いているがもう限界や…なんのためにやっているんだ…と絶望しかかっている人に少しでも気持ちを整理する内容にしたいと思います。
ビビっときたTipsや手帳術を発信します ٩( ᐛ )و
●資格:国家資格キャリアコンサルタント
●実績:手帳歴18年 | 自作歴10年| デジプラ歴1年
●属性:30代2児の父 | 7つの習慣の資格も保有
目次
結論めいた話
まず、私は営業という職種からスタートしています。
私は常々、社会人のキャリアはドラクエに似ているなぁと思うのですが、私のファーストキャリアはドラクエでいったら恐らくせんし(企業戦士)みたいなものだったと思います。
ドラクエの世界では新たな職業に転職して間もない1年目はステータスも低く、まだ特技も何も覚えていません。
ザコキャラと闘っているだけでもすぐに瀕死になります。
実際、私の営業1年目も、地獄の日々で毎日瀕死状態でした。
またやりたいとは思えません。
ただ、辛いながらにも敵をなぎ倒して経験値をあげていくとレベルがあがっていくもので、
段々と闘うのに慣れます。
そして、レベルがあがると色々な特技を会得していきます。
それも相まって自分の成長が感じられると前向きになれます。
ではここで
まずはここから赤裸々に振り返ってまいりたいと思います。
営業1年目のリアル
1年目で置かれた状況とは
まず最初に何が地獄かというと、一言でいうならば
ということです。「24時間働けますか?」、「月月火水木金金!」といったフレーズのようなこれぞ昭和の働き方!といった働きでした。
当然、会社ではそんなことは推奨されるはずもなく、あくまで自分で自主的に土日も仕事をこなしたり準備するのにあてて、自主サビ残をするわけです。
ただ、これはなぜこうなったかというと要因はシンプルで
という心理でした。
ドラクエで言えばパーティーで活躍したいという想いが強い感じですね。
はやくレベルを上げて特技を覚え、戦闘の最前線でチームで連携しながら戦略をもって敵を倒していく状態になりたいという感覚です。
当時は周りの先輩のレベルが高い一方で私のレベルは低く何の特技もないお荷物メンバーだったので、早く一人前になりたい一心でした。
そのため、感覚としては
業務時間=経験値稼ぎ
みたいなイメージだったので、自ら進んでサビ残をしていました。
そのため、自分の場合は割と前向きに無我夢中になれたというのが1年目の状況です。
とはいえ、狂った働き方であることには間違いなく、1年目は物理的に体力的には非常に辛いです。
振返って、具体的な残業時間をサビ残も合わせて考えると
くらいだと思います。
過労死ラインとは何なのかを問いたくなる数字です。
これは平日は23時半くらいまでやって、土曜日はフルで自主業務、日曜日に半日業務、午後は休むという形です。
これが続くとこうなると身体が悲鳴を上げます。
日によっては、朝に吐き気を催します。
こうやって身体に異変が出ると、精神が不安定になりかかります。
恐らく新人でふさぎ込んだり、出社できなくなる人の一定数はこんなところに起因すると思います。
ただ、私の場合は元々コミュ障で、そもそも営業職で求められる能力が低かったので、裏を返すと伸び率が高く、期待値が低い状態から期待値以上の売り伸ばしの成果が出せました。
シンプルに経験値を積んだ分以上の成功経験を積めたことで前向きになれました。
また、営業職が決まった時点で、苦手な営業ノウハウを学びきる、どんなストレスがかかってもそれが当たり前という自己暗示を予め手帳にしていたのも功を奏しました。
ちょくちょく手帳やESを見返したり、紙にその時の気持ちを書き出して気持ちを落ち着けることでメンタルコントロールが出来たのは、これも大きな収穫でした。
後半期は割と結果も出始め、やれば結果が出るし、社内でも社外でも信頼されるという感覚が身についてからはそもそものストレスを感じにくくなりました。
そのため、もしも苦手意識があったとしても、この程度の時間投資(業務内容の学び)があてられればどの業種でも問題なく結果は出せるのかと思います。
ドラクエ的に言うと、死ぬほど経験値を荒稼ぎして、HPと力とまもりが異様に育つのが一年目です。
ただ、結婚して育児しての今を考えると頭おかしすぎて笑えます。ある種の錯乱状態ですね。今は上記の半分でも無理です。
そういえば、入社2~3ヶ月くらいの時は朝は吐き気を催しておりましたね。
そういえば、この人狂ってるなーって思ってたよ。
1年目で意識すべきことは
上記を踏まえ、では過酷な一年目を具体的にどう生き抜いたのか?
これはとてもシンプルに書き2点ですです。
- とにかく目指す状態に向けて頑張る
- 自分の体調やメンタルを管理する
前者は私の場合、人並みになること(結果を出すこと)であり、
後者は睡眠時間やメンタル状態を倒れない程度に管理するということでした。
また、結果を出すというプロセスにおいては、会社の先輩や上司の力を借りないとどうにも結果は出せないことは分かっておりました。
そのため、私の場合、今振り返ってみると以下の3点を意識して実践していたと思います。
- 顧客先との信頼関係を構築する
- 社内での信頼関係を構築する
- 自分のメンタル管理を行う
順に触れます。
1年目の例(私の生き抜き方)
顧客先との信頼構築
まず、顧客との関係性構築からです。
これは、新社会人にとっては一番のカベであるとともに、得体の知れない領域だと思います。
ポイントは一点だけです。
これに尽きます。では、どうやったら信頼を獲得できるのか、具体的なポイントとは何か。
基本的には以下のどちらかしかありません。
- 使えるヤツと思われる
- 話を聞いて頑張ってくれるやつと思われる
基本的に新人のとるべき戦略は後者です。
いかに時間を割いてお客さんとの対話時間を増やせるか、ここにかかっています。そのため、後者を実現するたに大事なポイントは以下3点
- とにかくスピード対応/その場対応
- ルーティーンは暗記、先輩の技をまんまコピる
- 顧客と話して対話する時間・場を設ける
究極的には3点目だけ特化してやれば、信頼獲得はできます。
ただ、それ以外に覚える事ややるべきタスクも多く、そこにパワーがさけずに日々に忙殺されるというのが実際のところだと思います。
また、ここで落とし穴になるのは
ということです。これをやったのはことごとく裏目に出て非効率でした。
やはり、対応スピードをあげるにはその未知の経験者である先輩の技・知恵を借りてパクリまくるのが一番の近道です。
そのため、1点目・2点目のように反射的に問われたものが出来るように先輩の技を盗んだり聞いたりして暗記してパクる必要があります。
ここのスピードをあげるためには土日も含めて色々インプットしないと間に合わないというのが実際のところかと思います。
ただ、これはその後何年か会社にいるのであれば、知識の貯金になるので、後から楽するために必要な時間投資かなと思います。
時間はかかりますが確実にその投資分はペイできるので、これ自体はそんなストレスじゃありませんでした。
肉体的にはキツそうだったけど意外とピンピンしてたよね。
社内での信頼構築
次に1年目が苦しむのがこれ社内の人間関係構築。
私の1つ2つ上の先輩もこれに苦しんで、辞めていった事実を考えるとここの対応は割と大事なポイントです。
ただ、この領域は信頼獲得することで褒められることもなく、課される目標も売上(顧客とのやりとり)なので直接的なメリットが少なく意外と軽視しがちです。
そうすると、社内で敵をつくり、無駄なコミュニケーションロスが増え、結果的に仕事に専念できず、売り上げもあがらないという自体になります。
ようは大事な領域なわけです。
そのため、この点で大事だったなと思うことは以下の3点
- とにかく都度、報連相
- 素直に言われたことをやりきる
- 報告ルートの確認と段取りの徹底
とにかく相談は細かいことも失礼のないようにお伺いをたてつつも、1日10回近く質問をしていた気がします。(今考えると大分うざい)
ただ、色々な人に質問をして社内事情や人間関係や暗黙ルールなどがわかってくるとやるべきことも最短が見えてきます。
そして個人的に一番大事だと思うのが2点目です。
これは「いやそれは無理でしょ」と思うことも、一旦は自分を押し殺して「分かりました!」ととりあえず言ってみる。というやつです。
これはやった言動自体よりも、周りの心象に影響がでます。
結果的にこいつは素直なやつだ!うまくいかなさそうだから助けてやろう!とそのイメージによって助け船の多さが変わります。
しかしこれは一見合理的でない行動のため、一番実践が難しい気がします。(ここは個人的に反省点が多いです…。)
可愛がられる人を見てはコミュ力あるなーと羨んでおりました。
自分のメンタル管理
そして最後が新人あるあるのメンタル問題・5月病対策ですね。正直なところ
という領域ではあります。
ただ、自分なりに憂鬱な気分を無理やりに解消させる方法論を模索した結果、何個かありました。
特に効き目があったのはこれです。
ということ。それと併せて行っていたのが
ということです。こんな感じ
1年目で死にかけていた時によくこんなことしたなと思いますが、当時を思い返すと書くことでスッキリした気がします。
前者の紙に書くことは気持ちを楽にする効果があります。(これは色々な心理学・メンタル系の本でも出ています)
で、後者の構造化するという点は次の行動プランを考えやすい効果があります。
あとは、月並みですが、辛いときほど効果があるのは
くらいかなと思います。話をきいてもらって、自分で話すことで気持ちも整理されます。
そのため、個人的には一年目は、身近な人と話したり、一人でいるときはとにかく紙に書くなどをして気持ちを落ち着けるのが良いのかなと思います。
(そして1年目の時は飲み会や遊びに行くことは気持ちが整理できないので、めんどくさくなっていました。この辺がコミュ症たる所以なのでしょう)
自分の感情を他人事のように書いているのにはヒキました。
まとめ
今回のポイントは以下の3点です。
-
顧客先との信頼関係を構築する
▷先輩の技を如何にパクりまくって顧客の話を聞きまくるか -
社内での信頼関係を構築する
▷言われたら素直にやってみる!段取りだけは超意識する -
自分のメンタル管理を行う
▷とにかく書き出す、そして”身近な”人と話す
上記が新人の時のリアルな活動ポイントでした。恐らく、業種業界は関係なく一般的・汎用的な内容にしたつもりです。
恐らく、多くの人が社会人1年目の時に一番ストレスを抱え、それを乗り越えて成長して今があると思います。
辛いときほど、「あの時はこれだけ頑張ってたし、まだいける!」と自分を奮い立たせることで次の成長があるのかなと思ったりします。
ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m
※また、キャリアの目標に対して自らモチベートさせるためのスキルも身につけることがオススメ!٩( ᐛ )و