【要約|社会人1年目の教科書】キャリアに繋がる新人時代からの”学び”視点

学ぶTips

ワタシ

今回は「1年目の教科書」について言及したいと思います。

読書はちょっとした時に気になる本をちょいちょいつまみ食い的に読み、なるべく業務でアウトプットできるよう実践知にしようとしています。

今回は名著と名高い『1年目の教科書』を読んでの気づきと実践観点を簡単にまとめておきたいと思います。

「1年目の教科書」とは

本書の概要

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会社に入ってから1年目としてどのような行動をするべきかを指南してくれる本。

ポイントは”入社”1年目となっており、転職なども含めて今までと異なる組織に属した時にどういったことを意識するべきかを広く言及されている。

いわゆるハウツー本といわれるものですが、かなり具体的で、普段の学びを最大化するためにも、新人以外もチェックリスト的に見返す価値はあると思います。

本書の構成

本書は以下のような構成でまとめられています

はじめに 仕事において大切な3つの原則
 1 頼まれたことは、必ずやりきる
 2 50点で構わないから早く出せ
 3 つまらない仕事はない

目次
1 何があっても遅刻はするな
2 メールは24時間以内に返信せよ
3 「何のために」で世界が変わる
4 単純作業こそ「仕組み化」「ゲーム化」
5 カバン持ちはチャンスの宝庫
6 仕事の効率は「最後の5分」で決まる
7 予習・本番・復習は3対3対3
8 質問はメモを見せながら
9 仕事は復習がすべて
10 頼まれなくても議事録を書け
11 会議では新人でも必ず発言せよ
12 アポ取りから始めよ
13 朝のあいさつはハキハキと
14 「早く帰ります」宣言する
15 仕事は根回し
16 仕事は盗んで、真似るもの
17 情報は原典に当たれ
18 仕事は総力戦
19 コミュニケーションは、メール「and」電話
20 本を速読するな
21 ファイリングしない。ブクマもしない
22 まずは英語を「読める」ようになれ
23 目の前だけでなく、全体像を見て、つなげよ
24 世界史ではなく、塩の歴史を勉強せよ
25 社会人の勉強は、アウトプットがゴール
26 脳に負荷をかけよ
27 自分にとって都合のいい先生を探せ
28 ペースメーカーとして、資格試験を申し込む
29 新聞は2紙以上、紙で読め
30 仕事に関係ない人とランチせよ
31 スーツは「フィット感」で選べ
32 「あえて言わせてください」で意見を言え
33 敬語は外国語のつもりで覚えよ
34 相手との距離感を誤るな
35 目上の人を尊敬せよ
36 感動は、ためらわずに伝える
37 上司にも心を込めてフィードバックせよ
38 ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ
39 叱られたら意味を見出せ
40 幹事とは、特権を得ること
41 宴会芸は死ぬ気でやれ
42 休息を取ることも「仕事」だ
43 ビジネスマンはアスリート
44 苦手な人には「惚れ力」を発揮
45 ペース配分を把握せよ
46 同期とはつき合うな
47 悩みは関係ない人に相談
48 社内の人と飲みに行くな
49 何はともあれ貯蓄せよ
50 小さな出費は年額に換算してみる

終わりに 社会人の勝負どころは最初の瞬間

「入社1年目の教科書」本書より
ツマ

目次=内容でわかりやすいね。

個人的感銘ポイント

個人的に印象的だったのは以下の点です。

感銘ポイント
  • ポイント①:3つの原則
  • ポイント②:50のルール
  • ポイント③:仕事に取り組む姿勢

この後順に触れます。

ポイント① 3つの原則

まず、入社1年目は新人がメインターゲットですが、実はそれだけではありません。中途入社や異動1年目も含まれます。

後述しますが、このまっさらで知見がない「○○1年目の時の立ち振る舞い方」が本書のポイントです。そのため

配属して間もなくて、まだわからないので…

という言い訳をするのは対応としては最悪で、その後の社会人人生はお先まっくらというニュアンスのことが記載されています。

一方で、分からないなりに周りと同じ水準で働けるように、もがいて貪欲に知識を吸収するかどうかが全ての分かれ道ということです。

そのため、「終わりに」のパートでもまた出ていますが、最重要なのは何かを言われた・頼まれた時の最初の初動・反応だということです。

つまり、瞬間的に逃げ腰になるのか、多少自信がなくても前向きに応じるのかの判断・スタンスが全ての根本になるわけです。

これはスキルとか能力ではなく、その人の考え方次第になるので、まずはこれをもてるかどうかが一番肝だと思います。

その上で次章からは上記を踏まえた上での、超具体的なハウツーが並びます。

ポイント② 50のルール

もはやポイントですらないですが、具体的なハウツーはどれもなるほどな!と思う内容だったので各項目のポイントを以下に示します。

50のポイント
  1. 遅刻はするな
    • 印象が決まる。社会人として当たり前のことをできるかで任され方が変わる。
  2. メールは24時間以内に返信せよ
    • 対応が早いだけで2割増の評価を得て得をする。(逆も然り)
  3. 「何のために」で世界が変わる
    • どんな単縦作業にも必ず背景があり、目的を見出しながら行うクセをつける。
  4. 単純作業こそ「仕組み化」「ゲーム化」
    • 単調なものでないように自分でルールを創る。
  5. カバン持ちはチャンスの宝庫
    • 一流の経営者の立ち振る舞いを学ぶメモる。
  6. 仕事の効率は「最後の5分」で決まる
    • 議論後の「まとめ、書き出し、確認」これの徹底で効率が全く変わる。
  7. 予習・本番・復習は3対3対3
    • 会議のルールは予習・本番・復習は同じ比率で行う。前後が重要。
  8. 質問はメモを見せながら
    • 質問前はリストアップをして無駄なく要点をついて聞く。
  9. 仕事は復習がすべて
    • 覚えたこと、学んだことをスキルとして定着させるために復習を行う
  10. 頼まれなくても議事録を書け
    • 会議の議事録の作成は自分の仕事と考える
    • 議事録に対して、上司や先輩から様々な指摘が飛んでくるが、それは財産と捉える。
  11. 会議では新人でも必ず発言せよ
    • 会議に出席したら、何らかの形で貢献するのが社会のルールである
    • 新人ならではの貢献方法は「新鮮な目線」「現場の感覚を伝えること」
  12. アポ取りから始めよ
    • 自分がコントロールできない部分があれば、作業にとりりかかる前にそこを埋めることを考える
  13. 朝のあいさつはハキハキと
    • 元気良く大きなあいさつは最高の自己紹介になる
  14. 「早く帰ります」宣言する
    • 仕事は、予測可能性がすべてである
    • 早く帰る場合は、どこかでその埋め合わせをする
  15. 仕事は根回し
    • 根回しとは、論点をより深く掘り下げるために欠かせない、かつ全体の意思決定を短縮する作業である
    • 根回し=「事前準備」「予習」
  16. 仕事は盗んで、真似るもの
    • 仕事は真似ること、盗むことでしか身につかない
  17. 情報は原典に当たれ
    • 見せ方によって情報は姿を変える
    • 最も効率的な情報収集は、過去に情報収集した人のリストを使うこと
  18. 仕事は総力戦
    • ビジネスはたった一人で成し遂げるものではない
    • 50点の成果を早く提出し、上司や先輩を含むほかのリソースを総動員して、一刻も早く100点に仕上げるべき
  19. コミュニケーションは、メール「and」電話
    • 直接話すこと、会うことは、最も有効なコミュニケーション手段
    • 重要なことを確実に伝えられる手段は何かを意識する
  20. 本を速読するな
    • 読書は、筆者との対話である
    • 1冊を慌てずじっくりと読み、その中から大きな学びを一つ得られればいい
  21. ファイリングしない。ブクマもしない
    • どこにあるかわかっている情報は、収集する必要はない
    • 情報は集めることが目的ではなく、使わなければ意味がない
  22. まずは英語を「読める」ようになれ
    • 世界中に存在する情報のうち、日本語と英語の情報量の比は1対100
    • 強引にでも英語を使う場面を作ることが効果的な学習方法
  23. 目の前だけでなく、全体像を見て、つなげよ
    • 企業にとって良い社員とは、企業価値を高めてくれる人材
    • 全社的な目的に、自分の仕事が貢献できることを考えながら行動すべき
  24. 世界史ではなく、塩の歴史を勉強せよ
    • 塩の歴史を深く掘り下げて学ぶことで、金融史、経済史、貿易史まで学ぶことができる
    • 焦点を絞った学びの中から、役に立つインプットを得ていく
  25. 社会人の勉強は、アウトプットがゴール
    • ビジネスパーソンの勉強は、必ずアウトプットに結びつけるべき
  26. 脳に負担をかけよ
    • 脳に負荷をかけ、自ら考え抜くことができれば、より早く成長することができる
  27. 自分にとって都合のいい先生を探せ
    • お金をかけてセミナーに行っても、人間はそう簡単に変われない
    • 勉強を続けるためには、自分にとって心地よい先生を見つけることが全て。
  28. ペースメーカーとして、資格試験を申し込む
    • ピア・プレッシャーを受けるために、自分よりも優秀な人と組む必要がある
    • 資格試験を申し込む意味は、勉強に対するペースメーカーを得るため
  29. 新聞は2紙以上、紙で読め
    • 新聞によって、自分が興味のない情報も目に入ってくる
    • 2種類の新聞を読むだけで、全く違った日本が見えてくる
  30. 仕事に関係ない人とランチせよ
    • 社外の人、可能であれば社長を誘う
    • いろんな人からの話は、仕事の幅を広げる
  31. スーツは「フィット感」で選べ
    • スーツ選びは値段ではなく、寸法
  32. 「あえて言わせてください」で意見を言え
    • 意見を言う若者は、議論に貢献しようとする仲間として重宝され、チャンスが巡ってくる
  33. 敬語は外国語のつもりで覚えよ
    • 敬語も英語と同じで、勉強した分だけ効果が表れる
  34. 相手との距離感を誤るな
    • 年齢が自分より上の人には、無条件で敬意を払うようにする
    • 仲良くなっても距離感は少し遠目にしておいた方が無難
  35. 目上の人を尊敬せよ
    • 人の悪いところを見るのではなく、良いところを発見して、その部分を尊敬する
  36. 感動は、ためらわずに伝える
    • 人間は、いくつになっても認められたいもの
    • 勉強になった部分、感動した部分、初めて知った部分を具体的に伝える
  37. 上司にも心を込めてフィードバックせよ
    • 上司にフィードバックを送るという行為は上司にとって本来良いこと
    • うやむやにすることなく指摘する人の方が信頼される
  38. ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ
    • 叱られることは、あなたの人間性や能力を否定しているわけではなく、仕事上のある行為が間違っているということを指摘されただけのこと
    • ミスの原因は、個人ではなく、仕組みの問題がある
  39. 叱られたら意味を見出せ
    • 理不尽な叱責にも、全てのことに意味があると前向きに捉える
    • 「この出来事は自分に何を教えようとしているのか」と考える
  40. 幹事とは、特権を得ること
    • 幹事の副産物として、周囲からの信頼を勝ち得れる。上司から信用される、段取り力が上がる。
  41. 宴会芸は死ぬ気でやれ
    • 宴会芸を死ぬ気でやる人は、周囲からの評価も高くなる
  42. 休息を取ることも「仕事」だ
    • 試合で最高のパフォーマンスを発揮するために体調を整えることも大事な仕事の一つ
    • 自分の体調を客観視する努力をする
  43. ビジネスマンはアスリート
    • 朝ごはんを食べることだけでも徹底すべき
    • 毎朝最高のコンディションで職場に向かうようにする
  44. 苦手な人には「惚れ力」を発揮
    • 相手のどこかに良いところを探して、そこに惚れる力が「惚れ力」
    • 嫌いな部分、苦手な部分は、単なる特徴と捉える
  45. ベース配分を把握せよ
    • ペース配分を考える際に、自分の最大限の力を発揮できる状態を知ることが重要
    • 最高のパフォーマンスの発揮のためには積極的休養も必要
  46. 同期とはつき合うな
    • 人は、人と比べている限り、前年ながら幸せにはなれない
    • 視線が外へ向かなくなってくるのは困る
  47. 悩みは関係ない人に相談
    • 周囲を見渡して意外な人に相談することで新たな視点からのアドバイスがもらえる
  48. 社内の人と飲みに行くな
    • 社内の人とは、飲まなくても仲良くなれて、じっくり話もできる
  49. 何はともあれ貯蓄せよ
    • 貯蓄をすることで資産運用をすると言う発想を持つ
    • お金のリテラシーを持つきっかけとなる
  50. 小さな出費は年額に換算してみる
    • 例えば、コンビニでの買い物などを年額に換算することを習慣づける

ワタシ

上記は、自分の行動を振り返るチェックリスト的に使うと良いのかなと思います。

ポイント③ 仕事に取り組む姿勢

ポイント①と少し重複しますが、個人的に、一番刺さったのは終わりの内容。

大事なのは考え方やスタンス

ということが暗に示されています。

では具体的な行動でいうとどういうことか、仕事への取り組み方・考え方としての”スタンス”の話が述べられています。

例えば以下のような点がポイントとして記載されています。

前向きになるためのベース
  • 徹底的に情報を集める
    ▷まずは専門書を手あたり次第に10冊くらいは購入して自分の目で要る要らないを判断する。その上で必要なものだけ精読する。
  • 本番さがならのリハーサル
    ▷その領域の専門家に直接アポを取り、報告やプレゼンの疑似体験をしつつもフィードバックやアドバイスをもらって完全対応の準備をする。
  • 仕事は1回目で評価が決まると考える
    ▷入社、転職、異動など1年目の時が全ての評価になると思う。「おいおい学べればいい」、「1年目は様子見」みたいな思考が失敗のはじまり。

まさにそうだとおもいつつも最も難しいのが3点目です。

事なかれ主義のワタシは、1年目は慣れれば良い程度に考えていましたが、幸か不幸か、絶対成果をだせというプレッシャーが強い環境下であったため死ぬ気でやりました。

その結果、新人の中では最も売り伸ばし、周りからの評価も「コイツは大丈夫、成果を出してくれる」とイメージに180度変わった気がします。

能力的には”下”のワタシでも、期待感を持ってもらい、割と前向きに仕事にあたれるのは結果として1年目の時の貯金な気がします。

今後、異動や転職のサイクルはどの業界でも早くなるのは間違いないと思うので、上記の3つの視点は頭に残しつつ体現できるようにしたいです。

ワタシ

アホみたいな働き方していたので何ともいえませんが、無理して背伸びをすることで貯金はできますね。

まとめ

上記の通り、この本を読んで印象的であったのは以下の3点です。

感銘ポイント
  • ポイント①:3つの原則
    ▷1年目でも人並みに出来ないといけないという心構えをもつ
  • ポイント②:50のルール
    ▷ビジネスの基礎力として1年目でなくても振り返る起点に
  • ポイント③:仕事に取り組む姿勢
    ▷仕事は一度で評価が決まるというマインドで挑む

”1年目”という表現で書いてあるものの、多くのビジネスマン(特に若手)が読むべき本だと思います。

どれも全て体現できる人がいれば恐らく、その組織で出世頭であることは間違いない気がします。

上記を意識できれば普段の退屈な職場も学びの宝庫・成長環境に劇的に変化させることが可能だと思います。

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ご精読頂きありがとうございました。
m(_ _)m