【要約|ゼロ秒思考】生産性を上げてスキルアップを図る”時短術”

名著・ビジネス書

今回はベストセラーとなった”ゼロ秒思考”の続編になる書籍について言及したいと思います。

読書はちょっとした時に気になる本をちょいちょいつまみ食い的に読み、なるべく業務でアウトプットできるよう実践知にしようとしています。

今回は『速さは全てを解決する』を読んでの気づきと実践観点を簡単にまとめておきたいと思います。

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「速さは全てを解決する」の概要

なんとも偏ったタイトルだなぁと感じる本書ですが、実は前著(ゼロ秒思考)がベストセラーになっており、その前者の内容を含んだ割と網羅的な仕事術・思考方法の全般が記載されています。

かなり重複するところはあるものの、個人的には俯瞰した視点で記載されている本書から読んだ上で、一歩ふみこんで具体的な方法論を深めるためにゼロ秒思考を読む方が効率が良いと思っております。

今回は特に、後者の本を中心に記載します。

「速さは全てを解決する」の構成

本書は以下のような構成でまとめられています。

第1章 速さは全てを解決する
日本人の生産性はなぜ低いのか?
あなたの仕事が遅い理由
速さが解決する5つのこと
スピードは永遠に上がり続ける

第2章 スピードを上げるための8つの原則
原則①まず全体像を描く
原則②丁寧にやり過ぎない 
原則③仕事のツボを押さえる
原則④好循環を作る
原則⑤工夫の仕方を工夫する
原則⑥前倒しする
原則⑦一歩先んじる
原則⑧二度手間を全力で避ける

第3章 思考のスピードを上げる具体的な方法
「メモ書き」でゼロ秒思考を目指す
本当に仕事でつかえる問題は握力・解決力とは
異次元のスピードをもたらす仮説思考
ゼロベース思考にも取り組む
「深堀」で真実を探求する
フレームワーク作成トレーニング

第4章 スピードと効率を極限まで上げるノウハウ
最も効率的な情報収集法
書類・資料作成の時間を最小化する
会議はここまで効率化できる
メールを制する者が時間を制する
コミュニケーションのミスをなくす

「速さは全てを解決する SPEED」本書より
ワタシ

本書は非常に具体的ですぐに実践できる実践知がいっぱいあふれており、つまみ食いするだけでも学びが多いです。

個人的感銘ポイント

個人的に印象的だったのは以下の点。

感銘ポイント
  • ポイント①:日本人の生産性が低い要因
  • ポイント②:ゼロ秒思考とは
  • ポイント③:生産性を上げるテクニックと考え方

この後順に触れます。

ポイント① 日本人の生産性が低い要因

まず、なぜ日本人は生産性が低いのかという点が触れられています。大きくは下記3点。

日本人の生産性が低い3大要因
  1. 意思決定ができないトップ
  2. 調整に次ぐ調整
  3. それに伴う無駄な資料作成

上記の中でも特に問題になるのが1点目だと指摘しています。例えば

自分の判断に自信が持てず押し通せない、情報をあつめても意思決定できない、一応意見はあるが反対を押しきれない。など

これは他人事ではなく、思考停止していればいずれ自分もこうなるなと思うことを指摘しています。

これを解決するためにも、自分で考え決断できるように日々の思考と意思決定を研ぎ澄ます必要がある。と述べられています。

ワタシ

10年後を考えると意思決定できないお荷物中間管理職になっていそうで怖いです。

ポイント②ゼロ秒思考とは

上記を踏まえ、ではどうすればいいのか?

それが第2章で記載されています。そこでの内容がほぼこの本の答えといえば答えなのですが、目次にも記載した通り8つの視点で記載がされています。

[boxass=”glay_box” title=”スピードアップの大原則”]
  1. まず全体像を描く
  2. 丁寧にやり過ぎない 
  3. 仕事のツボを押さえる
  4. 好循環を作る
  5. 工夫の仕方を工夫する
  6. 前倒しする
  7. 一歩先んじる
  8. 二度手間を全力で避ける
    [/box]・

個人的にはこの中でも、特に①②あたりがネックだと感じています。何かというと、仕事をして嫌だなーと思うのは以下の2つです。

業務で負担が重いこと

・謎の依頼を受けやる意味が分からない

・面倒な業務であり、憂鬱で動く気がしない

何かというと、全体像が見えないのと、求められるもののハードルが高いと感じると心理的に行動しづらくなります。

その点、この①②という点をゼロ秒思考という方法を用いて、仮説を立てつつも相談をする形でコミュニケーションがとれると上記は大分楽になると思います。

ちなみにこの「ゼロ秒思考」という方法はベストセラーになった前作の本に詳細は出ていますが、実践ポイントは以下の通り。

ゼロ秒思考ポイント
  • 思いつくままにテーマを決めてポイントを3点くらいで記載する
  • テーマ・ポイントともに20文字くらい、1分以内に書ききる
  • 毎日10個近く時間を測って実践する、A4用紙に書くのが推奨

確かに実際に実践してみると頭が冴えて、思考が回る実感は持てるので、万人におススメできる手法だと思います。

個人的には、A4用紙をかばんにいれていたとしても、それを取り出すという行為自体は面倒になるので手帳のページなどすぐに取り出せるところでやった方が続きやすいかなとも感じます。

ただ、なぜA4なのかという視点とそれを使った応用・情報整理術まで含めて記載されているので興味があれば下記もセットで読むと良い気がします。

ツマ

1日10個もテーマが思いつくかどうかがハードルになりそうね。

ポイント③生産性をあげるテクニックと考え方

そして、更に本書では、仕事の生産性を上げるためのテクニックがゼロ秒思考以外にも手広く出ています。例えば以下のような観点。

日々の生産性を上げる視点
  • 情報収集のやり方
    ▷新聞雑誌・メルマガ・PCや外部モニターの利活用の方法まで
  • 習慣・時短の方法
    ▷普段の習慣や、SNSとの向き合い方、ショートカットの活用等
  • 自己啓発や人付き合い
    ▷人生の相談をしたり自分が成長するためのメンターの在り方など
  • 英語の学習方法
    ▷ビジネス英語を会得するための読む聞く書く話すの4技能の伸ばし方

など、超具体的な実践的な方法がでてきます。

また、ショートカットは自分も辞書登録しているし、情報減も新聞+αは購読してみているし…と思って読んでいると

ショートカットは最低でも300、メルマガ新聞も最低10

など、桁が違いました…。orz…

やはり、頭の回転が速くスピード感のある人は普通の人の倍以上のことをこなすことを前提にしているのでそもそもの感覚が違うのだろうなと痛感します。

と、同時に、少なからずそういう人に一歩近づくための日々の習慣をここから学べるかどうかが本書の肝なのだと思います。

ワタシ

良い意味で自分が如何にぬるま湯気質かということが分かります。にあて絶望します

まとめ

上記の通り、この本を読んで印象的であったのは以下の3点。

感銘ポイント
  • ポイント①:日本人の生産性が低い要因
    ▷とにかく意思決定ができない人が大量に出来てしまっているのが問題
  • ポイント②:ゼロ秒思考とは
    ▷そもそも論を考えるべく1日10テーマとにかく無心に書きまくる
  • ポイント③:生産性を上げるテクニックと考え方
    ▷そもそも人の倍以上の成果を出すことを前提に思考トレーニングをする

上記を通して、確かにテクニックがわかりやすく学べます。

と、同時に、すげぇ人の行動様式や思考方法についても触れることが出来、個人的には後者を読んで感じることに意義があると思います。

まずは、どういう状態に自分がなりたいかを今一度考えた上で、こういうスゲェ人の思考・行動をパクって自分の血肉にしていきたいと思います。

ご精読頂きありがとうございました。
m(_ _)m

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