【手帳術】キャリアの棚卸しとは?具体的なやり方・フレームワークを解説(PDF無料ダウンロード付)

今回は”キャリアの棚卸し”について解説します。

仕事に追われる毎日で“自分はこのままでいいのか?”と漠然とした不安を感じたことはありませんか?

忙しさの中でキャリアの方向性を見失い、気づけば目の前の業務をこなすだけになっている…。

そんな悩みを解決するためにおすすめなのがキャリアの棚卸しというワークです。

これができると転職対応はもちろんのこと、転職しない人でも、今の自分を客観的に捉えて将来の見通しをもつことができます!

「聞いたことあるけど、どうやればいいの?」

と感じる人もいると思うので、今回はキャリコンのワタシがキャリアの棚卸しの概要と具体的なやり方を詳しく解説します!

今後のキャリアを前向きに考えたい方は、ぜひ最後までご覧ください!

”そんなんどうでもいいからテンプレよこせ!”という方はすぐに使えるテンプレートも公開しているのでご参照ください!(‘◇’)ゞ

キャリアの棚卸しとは

まず「キャリアの棚卸しとは」何か。

キャリアの棚卸しとは、これまでの職務経験やスキル、成果を振り返り、自己の強みや価値観を明確にする手法の1つです。

​これを行うことで、将来のキャリアプランを具体化し、目標達成に向けた戦略を立てやすくなります。

やり方は、どのような形でも問題なくワタシは下記のように、仕事の経歴に学習歴も加えて2軸で整理しています。

ちなみに、これは、厚生労働省で提示されている、ジョブ・カードというものを参考に作ったもので

これを元に職務経歴書というものを作ると、転職でもそのまますぐに使える武器となります。

厚生労働省のジョブタグというサイトは多くのキャリコンの人が勧めるおすすめサイトです。

キャリアの棚卸しの効果

次に「どのような効果があるか」を考えます。

キャリアの棚卸しを行うことで、以下のような効果が期待できます。​

キャリアの棚卸しの効果
  • 自己理解の深化
    →​自身の強みや弱み、価値観を明確にし、キャリアの方向性を定めやすくなります。
  • キャリアプランの明確化:​
    →将来の目標や必要なスキルを具体化し、キャリアアップの戦略を立てる基盤となります。​
  • モチベーションの向上
    →​過去の成果や成長を再認識することで、自信を持って業務に取り組む意欲が高まります。​

キャリアの棚卸しというと転職をする人がやるものというイメージがありますが、

このように、キャリアの棚卸しは様々な効果があります。

転職しないなら不要か

ちなみに、転職しない人はこれをやる必要がないか。

結論から言うと、キャリアの棚卸しは、直近で転職を考えていない場合でもやった方が良いです。​

自身のスキルや経験を整理することで、現在の職場での役割や目標を再確認し、キャリアアップやスキル向上の道筋を描く手助けとなります。

そのため、これは働いている万人におすすめできる方法論です。

厚生労働省のページでも「在職者向け」のページもあるくらい全ビジネスマンがやるべきものですね

参考:自己分析との違いは

ではよく耳にする「自己分析」とは何が違うのか。

キャリアの棚卸しは自己分析のやり方の一種です。ただ、個人的には自己分析をするための準備という位置付けが正しい気がします。​

何かというと、キャリアの棚卸しは、過去の経験や実績を具体的に洗い出すプロセスです。

一方で自己”分析”は、その情報を基に自身の強みや価値観を深く理解して自分を”分析”するプロセスです。

つまり自己分析は2段階のプロセスに分かれており、キャリアの棚卸しは前者です。

2段階もプロセス
  • プロセス1: 状況を”整理”する
  • プロセス2: 状況を”分析”する

例えば、プロジェクトマネージャーとしての経験を棚卸しすることで、リーダーシップや問題解決能力が浮き彫りになります。

その上で自己分析を通じてそれらが自身の強みであると認識できます。​

このように、キャリアの棚卸しは自己分析の土台となり、自己理解を深めるための重要なプロセスとなります。

自己分析は他にも色々なやり方があるのでおすすめの方法は上記にまとめています。

キャリアの棚卸しのステップ

では「どのように棚卸しをするか」についてまとめます。

キャリアの棚卸しは、以下の3ステップで実践すればOKです!

キャリアの棚卸し3ステップ
  1. 時系列に出来事を並べる
  2. 成果を定量的に書く
  3. プロセスとストーリーを書く

順に解説します。

STEP1: 時系列に出来事を並べる

まずSTEP1は「時系列に整理」です。

下記の内容で思いつくことをパパっと時系列に書き殴ります。

最初に書くこと
  • 所属会社・チーム・役職
  • 業務内容と成果
  • そこでの気づき・補足

例えば、私の場合(20代の時)は以下のような働き方をしていました。

ワタシの例
  • 1年目:初めての法人営業経験
    ▷クソミソに働く。残業時間はサビ残を合わせて200時間越え、ザ・ワーカーホリック。
  • 2年目:数字に余裕、後輩指導係
    ▷昨年の異常な頑張りで多少の貯金が出来、苦しむ後輩のサポートへ回る
  • 3年目:数字も時間的にも余裕、業務を体系化
    ▷同じ担当が続くため手の抜き方も分かり恐らく最も楽な年で暇を持て余した
  • 4年目:エリア変更、各種アサイン
    ▷数字的には失敗の年。期待感だけはあり色々と任され、最も罪悪感をもった年
  • 5年目:リーダー補佐に昇格+アンテナ張り始め
    ▷同じチームのリーダーの補佐的な位置づけになり俯瞰してみるように
  • 6年目:リーダーに昇格+転職活動
    ▷自分のチームをもってエリア全体の戦略を考えて実行する経験が出来た
  • 7年目:社内転職(自主的なグループ会社出向)
    ▷元上司をマネジメントするという謎の立場で出向先で商品系責任者
  • 8年目:社内異動(出向先での異動)
    ▷部署が変わり新規事業を企画推進する部門に変更、組織の壁を日々痛感。

事実をならべるだけでも、どんな経験をしてきたのかが見える化して考える起点になります。

ワタシ

1年目は頭おかしいです。今やったら人生崩壊します。

STEP2: 成果を定量的に書く

STEP2は「成果の具体化」です。

ここでは成果を定量的に書いて解像度を上げます。

ここでポイントになるのがネガティブなことは書かずに良いとこだけ盛って書くということです。

今までの経緯
  • 1年目:初めての法人営業経験
    ▷目標達成率 300% 新人の中では一番売上が立ち no1に。
  • 2年目:数字に余裕、後輩指導係
    ▷目標達成率 200% 後輩指導も任される。
  • 3年目:数字も時間的にも余裕
    ▷目標達成率 150% 若手向けマニュアルを作成し全社で表彰
  • 4年目:エリア変更、各種アサイン
    ▷800人規模イベントで講師として選出・登壇
  • 5年目:リーダー補佐に昇格
    ▷営業・リーダー補佐業務外に、+3つのアサイン掛け持ち
  • 6年目:リーダーに昇格+転職活動
    ▷自チームの目標達成率 250%
  • 7年目:社内転職(自主的なグループ会社出向)
    ▷1500人規模イベントで講師登壇、新組織の責任者として新商品開発
  • 8年目:社内異動(出向先での異動)
    ▷会社横断のプロジェクトチームのリーダーとして商品開発

ポイントはネガティブな出来事は無視してポジティブなとこだけを絞って記載します。

ズルい!と思うかもしれませんが、自己PRをする時にわざわざご丁寧に、マイナスだったところを魅せる必要はないです。

とにかく初見で見た人が「おぉぉ!すげぇ!!」と言われるような内容に仕上げればOKです。

ワタシ

こうやってポジティブなところに目をあてて振り返ると、それだけで努力が報われた気持ちになりますよ!!

STEP3: プロセスとストーリーを書く

STEP3は「ストーリー作り」です。

ここまできたら、誰かに共有することをイメージしながら、成果が出た理由(プロセス)とその背景(ストーリー)を付け足します。

例えばワタシの場合は下記のようなストーリーがありました。

1年目のキャリアストーリー
  • 頑張った背景
    →大学院を出てから就職のため2年のビハインドがあるという意識があり、早く追いつきたい、早く一人前になりたいという気持ちが強かった。
  • 評価された理由
    →とはいえ、コミュ力が低いので、スーパー営業マンに片っ端から話を聞きにいってやる気を示し、同行をしまくってもらった結果、成果。

2〜4年目のキャリアストーリー
  • 頑張った背景
    →1年目で先輩依存から脱却したい!という思いから教わったことを自分で実践するべく言語化して汎用化することをとにかく意識した。
  • 評価された理由
    →ポイントを見える化できて成果が出せるようになったので、後輩にも伝えて、後輩指導にも活かしたら組織からとても評価された。

5〜8年目のキャリアストーリー
  • 頑張った背景
    →営業職も一周して違うことがやりたくなる。逆に営業しかできないことに強い不安を覚えてキャリアアップを意識するように。
  • 評価された理由
    →後輩指導と組織貢献の実績から組織に評価され色々なものが通りやすくなり、はじめての職も色々経験。希望が通る。リーダー抜擢、マネジャー昇進を早期に果たす。

ここまで書き出せば、自分の整理はもちろんのこと、誰かに自分のキャリアを共有することも簡単にできます。

ちなみに、転職をする時は

  • 「当時の業務の流れを教えてください」
  • 「最も達成感のあった業務は何ですか?」
  • 「何が評価されてなぜ成果が出たと思いますか?」

みたいな質問があるあるなので、今は転職せずとも将来転職する時に話すことに困らないようにするためにも整理しておくと後々便利です!

ツマ

ワタシは転職意向ないけど、長期休みにはやっておこうかな

キャリアの棚卸しのコツ

最後に「キャリアの棚卸しを活かすコツ」についてです。

キャリアの棚卸しを行う際に、以下の3つのコツを押さえるとより効果的になります。

キャリアの棚卸しを行うコツ
  1. 成果は適度に盛る
  2. V字回復のストーリーを練る
  3. 自分年表などと合体させる

コツ1:成果は適度に盛る

コツの1つ目は「ちょい盛り」です。

キャリアの棚卸しにおいて、成果を強調することは自身の価値を高めるために有効です。​

ただし、過度な誇張は信頼性を損なう可能性があるため、事実に基づきつつも魅力的に伝えることが大切です。

​例えば、売上目標を達成した際、その過程での工夫や努力を具体的に記載することで、成果の裏付けとなります。​

また、全体の中でno1でなくとも、一部のカテゴリでno1であれば、その中でno1(例えば新人でno1, 新人賞など)と括るという考え方は万人におすすめ

このように、適度な強調を行うことで、自己PRや面接時のアピールにおいて効果を発揮します。​

セルフブランディングの練習だと思ってやると良いです。


コツ2: V字回復のストーリーを練る

コツの2つ目は「V字回復」です。

キャリアの中での困難や失敗からの立ち直りの経験は、自己成長や問題解決能力を示す重要な要素です。

例えば、プロジェクトの遅延を挽回し、最終的に成功に導いたエピソードなどマイナスからプラスになったというストーリーを組み立てましょう。

​このようなV字回復のストーリーは、聞く人に強い印象を与え、記憶に残りやすく信頼を築く材料となります。

ツマ

テレビドラマとかでも山あり谷ありのストーリーだと見入っちゃうもんね

コツ3: 自分年表などと合体させる

コツの3つ目は「年表化」です。

キャリアの棚卸しを行う際、自身のプライベートな出来事やライフイベントも含めた「自分年表」を作成すると、より深い自己理解が可能となります。

​例えば、結婚や出産、資格取得などの個人的な出来事と職務経験を時系列で並べることで、キャリアの選択や転機の背景を明確に把握できます。​

これにより、今後のキャリアプランニングにおいて、仕事とプライベートのバランスを考慮した目標設定が可能となります。

また、転職などを検討する人は、この自分年表でまとめつつも、最終的なアウトプットは職務経歴書の型にまとめると捉えるのが良いです。

「キャリアの棚卸し テンプレート」 ダウンロード

この記事では「キャリアの棚卸し表」が書けるテンプレートも公開します。

「すぐにキャリアの棚卸しをしたい!」

という方に向けて自作リフィルを作ったので参考にして下さい。

PDFの他、エクセルでも公開していますので、ダウンロードして自分の好きな構成・デザインにして使うことができます。

なお、以下のページはA5用紙に印刷してシステム手帳で使うことを前提にリフィル化しています。

印刷でなくPDF化をすれば、Goodnotesなどを使ってデジタルプランナーとしても使えます。

さいごに

今回は「キャリアな棚卸し」について解説しました。

キャリアの棚卸しは、自己の経験やスキルを整理し、今後のキャリア形成に役立てるための重要なプロセスです。

​定期的に自身のキャリアを振り返ることで、強みや課題を明確にし、目標達成に向けた具体的な戦略を立てることが可能となります。

​また、手帳を活用して日々の業務や成果を記録することで、より効果的な棚卸しが期待できます。​

忙しい日々の中でも、手帳術を取り入れて自己のキャリアを見つめ直す時間を作ることは、将来の成長と成功につながるでしょう!٩( ‘ω’ )و

ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m

【参考】自作手帳のリフィル一覧

自作した手帳のリフィルは活用ポイントとセットでどんどん公開していきます!

無料でDLして公開していきますのでぜひご参考にしてください!

活用のしかたなど気になる点があればお気軽にコメントなどご質問くださいませ \(^o^)/

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