自己分析したいんだけど何かおすすめのシートとかフレームワークってある?
今まで色々な自己分析を試したり勉強してきて分かったおすすめのシートとコツを紹介しますね。
「自己分析ってどうやるのが正解…?」
就職活動や、転職活動、社内の異動など、自分のキャリアについて考えることは誰にでもあります。
ただ、自己分析をしてみると、なかなか自分に合うフレームワークに出会えません…。。
ワタシ自身、手帳を使いながら今まで10年以上、自己分析はどうやるのがベストかを研究して頭を悩ませてきました。。
現在、就職・昇進・転職・結婚・出産・海外生活など、色々なキャリアシフトを経験しつつも、キャリアコンサルタントの勉強も行うことで色々と分かってきました!
そこで!
今回は色々な場面で使える自己分析のフレームワークをまとめつつも、DLして使えるようにします!
「今の自分にあった自己分析を行いたい。。」
このようにキャリアについて迷っている人などの参考になったら嬉しいです٩( ᐛ )و
ビビっときたTipsや手帳術を発信します ٩( ᐛ )و
●資格:国家資格キャリアコンサルタント
●実績:手帳歴18年 | 自作歴10年| デジプラ歴1年
●属性:30代2児の父 | 7つの習慣の資格も保有
目次
自己分析をする時の注意点とコツ
はじめに自己分析の「注意点とコツ」についてです。
まず、自己分析をする際には何に留意すればいいのか。
(そんなことはどうでもいいから、具体策を教えろ!という方はコチラからどうぞ!٩( ᐛ )و)
自己分析する時の注意点
自己分析をする際は下記の2点にだけ注意しましょう。
- 目的を見失わない
- 重く捉えすぎない
特に、就職や転職の対策を考えている時は
「自分をよく魅せるためにはどうすればいいか。」
ということばかりを気にして、自己分析の目的がすり替わることがよくあります。
自己分析はあくまで自分を理解することであり、魅せ方はその次のプロセスです。
また、そうでなくても自己分析をしようと取り掛かろうとした際に
「はぁ…めんどくさ…」
と、重労働をするかのように自己分析を重いものとして捉えて気が乗らないという人もよく目にします。
ただ、自己分析は自分に合った方法さえ見つかれば
「なんだ!思ったより簡単だし、楽しい!」
と思えてきます。
また、一旦、自己分析のベースさえ出来てしまえば、自分をどう魅せればいいかは簡単に分かります!
そのため、肩の力を抜いて気軽にできることからトライしてみましょう!
自己分析って、難しそうだし、疲れそうだから、あまり気が乗らないんだよねぇ。。
自己分析する時のコツ
では、「自己分析する時のコツ」は何か。
キャリアコンサルタントの勉強をしたり自身で自己分析する中で分かったこととしては
下記の3点です!
これだけだと
「意味がわからん…」
と思うので、1つ1つ解説します。
コツ①:マクロとミクロで考える!
1つ目のコツは「マクロとミクロの2つの視点」で考えることです。
自己分析は、現在のことを詳細に考えるコトと合わせて遠い未来や過去を遡ることで色々な視点で自分を見つめるコトができます。
具体的には、自分の今までの経歴を洗い出しつつも、今後、やっていきたいこと、実現したい理想像を考えます。
その上で、今の状況を整理して、なぜこうなっているのか、今後何をしたいと思っているのかを時系列に整理すると、簡単に自分を分析することができます!
コツ②:気軽にちょいちょいやる!
2つ目のコツは「気軽にこまめにやること」です。
自己分析は一回で終わらせようとしないことが大事です。また、あまり固く考えすぎずに気軽にやることもポイント。
ふと、自分のなりたい理想を妄想してメモしたりそれを眺めるだけでもそれは立派な自己分析です。
そのため、自己分析は秘伝のタレのようなもので、何度もちょいちょい妄想しながら、付け足し付け足しで、自分の解像度をあげていく作業だと捉えましょう!
コツ③:日常的にリマインドする!
3つ目のコツは「日々のリマインドの仕組み」です。
また、自分で考えた自己分析のメモは必ず何らかの形で見える化して目に入るところに残してリマインドするのがおすすめ!
これが出来ると、日常的に、今やっていることが目指す理想のどこに影響する行動になっているか考えるクセができます。
このリマインドをする仕組みは、日常的に使う手帳やデジタルプランナーに組み込むのがおすすめ。
手帳に組み込むことでスキマ時間に眺めるクセが出来て、自己分析の習慣ができます!
自己分析おすすめシート・考え方7選
それでは、次に自己分析のワークシートをご紹介します!
ワタシが10年以上、手帳やデジタルプランナーを使って自己分析をしている中で
「これは誰にでも使えておすすめ!」
と思えたものは下記の7点です。
上記の位置付けとしては
- おすすめ①〜③:自分を見つめる自己分析の方法
- おすすめ④〜⑤:具体的なアクションに落とす方法
- おすすめ⑥〜⑦:転職など対外的に使う時の方法
であり、上から順番にやっていくことをおすすめしています!
正直、この他にも色々なアプローチがありますが、個人的に実践的だなと思ったのはこれらです。
それでは、それぞれについて順に触れていきます。
PDFをダウンロードもできるようにしていますので、気になるものは試してみてくださいね。
おすすめ①:ジャーナリング×100のリスト
1点目が「ジャーナリング×やりたいリスト作り」です。
これはとっても簡単かつシンプルな方法で、自己分析のとっかかりに最適な手法です!
書く瞑想と言われるジャーナリングの応用です。
やることはただ単純にやりたいことを100個以上ブレストして書き殴るだけ!
その後に、自分がワクワクする100個を取り出し、やりたいリスト100にします。
ちなみに、やりたいリスト100は活用方法が色々なところで紹介されていますが、個人的なポイントは下記3つです。
- 手書きで100個を書きなぐる
- やりたいコトの期限をつける
- Be, Have, Doで分ける
まず1番大事なポイントは面倒でも紙に手書きでやりきることです。
デジタルツールを使って、キーボード入力で書いていくと指先を動かすだけで頭に入ってきづらいです。
一方で、アナログに紙にペンで手書きで書きなぐると、書くことをものすごく意識するようになります。
そのため、もしもデジタル化したい場合は、一度、手書きで書いたのちにスマホで写真にしたりOCR化などしましょう。
また、記載する時は、いつまでに実現させたいか期限をつけた上で、
- Be: 〜でありたい
- Have: 〜を獲得したい
- Do: 〜をしていたい
の種類で整理することで、何をしなければいけないかも考えやすくなります!
一度、紙に書き殴ったあとに、100のリストとして書き写していくことで自分のゴールが明確になります。
PDFは下記で、100のやりたいリストの使い方や元のエクセルなどのデータは別ページで公開しています!
おすすめ②:ライフラインチャート×自分史
2点目が「ライフラインチャート×自分史」です。
ライフラインチャートもシンプルで簡単な上に学びが多い手法です。
これは生まれてから今まで、そして近未来も含めて、自分の気持ちをグラフ化して見える化する手法です。
その年どしでの出来事や当時感じたことを思い出して、特に象徴的な出来事はメモをして見える化します。
グラフで見える化することで視覚的に自分の浮き沈みがわかり、今までの挫折や成功から多くを振り返ることができます。
また、それを時系列に文字として起こして並べたものが自分史です。
自分史はその年ごとに下記をまとめます。
- いつ起きたことか
- その当時の状況は
- その当時の心境は
ポイントは、事実としての状況と合わせて、心境を描くことで自分の価値観の変遷を理解できます。
これによって、自分のストーリーを詳細に考えることができ、就職や転職時も過去をさかのぼる質問でつまることがなくなります。
ただ、自分史はこまかくやるほどに解像度は上がりますが、その分負担が増えます。。
そのため、まずはライフラインチャートを書いたのちに、ターニングポイントに限定して抜粋した自分史を作りましょう!
ライフラインチャートや自分史などの詳しい使い方は別ページで公開しています!
おすすめ③:価値観の整理×人生年表
3点目が「価値観の整理×人生年表」です。
これを手帳の表紙として使うことで、定期的に自分の価値観を振り返り日々の活動の優先順位を明確にできます。
自分の大切にしたい価値観と活動指針とをセットで見える化することで他の自己分析とも連携します。
価値観の整理をする時は下記の3点を行います。
- どんな言動を大事にするか考える
- 言動(価値観)をネーミングする
- 書いたものに優先順位をつける
これで、普段過ごす時の価値判断の軸ができます。
なお、この価値観を整理する時は下記の5点もセットで考えるとより、自分が何を大事にしているかを考えやすくなります。
- 尊敬している人物
- 定期的に見る雑誌やテレビ番組
- 好きな本
- 好きなことわざやモットー
- いちばん最初の思い出
ちなみに、尊敬している人は、身近な人でも歴史上の会ったことがない人でもOK!
ワタシの場合は、尊敬する人から自分の価値観を考えるのが一番しっくりきました。
ちなみに、価値観の整理は7つの習慣の手法で、価値観の見つけ方はキャリア構築インタビューの手法を応用しています。
また、ここで軸ができたら、それを踏まえて、今後どういうことをしたいか将来のことを考え年表にまとめます。
人生年表は下記のステップで人生を逆算して考えます。
- どのような状態で死にたいか
- それまでに必要なことは何か
- どの時期までに何を実現するか
自分が死ぬことを考えるのは突拍子もないように見えますが、自分の理想の葬式をおもいうかべて言語化します。
これを元に、逆算する形で、いつまでに何をしたいかを考えます。
これはおすすめ①:やりたいことリスト100などに書いたものがおそらく、入ってくるはずです。
ここまで考えられたら、エクセルでもスプレッドシートでもいいので、何らか表にまとめます。
その上で印刷して手帳にはさむか、データでデジタルプランナーにうつします。
参考までに価値観の整理と人生年表のPDFと使い方のページを下記にまとめます。
(ちなみに、後述のおすすめ④の内容も一元化しています!)
おすすめ④:家族プランの具体化
4点目が「家族プランの具体化」の活用です。
自分の計画ができたら、自分の人生に影響を与える家族や、社会の変化もまとめていくと自己分析の解像度がグッと上がります。
具体的には家族(パートナー・子・親)のライフイベントやその人が目指すキャリアも書き加え
その上で、社会の情勢の変化・未来予測も付け加えていきます。
ちなみに、未来予測は生活総研などのシンクタンクが出している情報(未来年表など)を使うと便利です。
また、家族のやりたいことを見える化できると自己分析の他、副産物として家族みんなで夢を応援し合う型を作れます。
これで正直、十分ですが
「この計画をもっと機能的なものにしたい!」
という場合は、一歩踏み込んで考えるのであれば、下記も考えましょう。
- いつ頃にどの程度の費用が必要か
- そのために必要な稼ぎや貯蓄はどの程度か
これを考えられると、人生設計とマネープランも合わせて考えられます。
ただ、ここまでやるとかなり時間がとられるので、一回でやる必要は全くないです。
時間ができた時や次の長期休みの時に時間をとって考えるのがおすすめ。
(内容は前述のおすすめ③と一元化されています!)
おすすめ⑤:セルフコーチングの応用
5点目が「セルフコーチング」の応用です。
セルフコーチングとは自分自身を奮い立たせてやる気にさせるコーチングから派生した考え方です。
セルフコーチングには色々なやり方・手法がありますが、自己分析しつつもアクションに落とし込みやすい性質があります
そのため、おすすめ①〜④で自分のことを理解しやりたいこともセットしたら、日々の行動に落とすためにこの手法を用いるのがおすすめ。
このフレームワークは自分なりに使いやすくアレンジも加えたものですが下記の10ステップを行えばOKです!
- STEP1: 現在のモヤモヤを書き出す
- STEP2: 事実と課題を分離する
- STEP3: あるべき理想の状態を描く
- STEP4: ゴールの解像度をあげる
- STEP5: 関連する価値観を明らかにする
- STEP6: 自分の価値観と繋げる
- STEP7: とるべきアクションを書く
- STEP8: 無意識のブレーキを考える
- STEP9: 架空のコーチを設定する
- STEP10: アドバイスを常に見える化
なお、セルフコーチングの手法は
- やりたいコトに向かって頑張る時
- 何かトラブルが起きた時
- 気持ちの落ち着けたい時
など、色々な状況に応用ができます。
ただ、このプロセスの中に、自分の理想や価値観を考えるがあるため
前述のおすすめ①〜④を終えてからやった方が良いです!
おすすめ⑥:職業歴/学習歴×強み見える化
6点目が「職業歴/学習歴×強み見える化」です。
ここからは、就職や転職を意識した、自己分析になります。
やり方はシンプルで、まずは自分の職業歴と、学習歴の両者を時系列で書き出します。
その上で、それぞれのやったことのエピソードと成果を抽出して、自慢できることを探せばOK。
これは自己PRをするためのネタになるため、根拠を元に若干もって表現することがポイント。
自慢の根拠としては
- 対目標○%
- ○人の中でMVP受賞
- ○人参加のビジコンで入賞
- マネジメント○○人
- 検定スコアが○○点
- 〜〜の資格○級
全ての成果を数値化して表現しましょう。
学生時代のことなど成果らしい成果がない場合は
「関わった友達○○人に××しました!」
みたいにどんなことであっても、とにかく数字を使って自慢することがコツ。
ただ、これらの強みはあくまで全て、”自分”から見た自分なので主観的で、客観性は薄いです。。
そのため、身近な人から、自分はどう思われているのか、強みを中心に自分をインタビューしてまとめるのもオススメ!
この”他”己分析は自分に関してインタビューするため、気恥ずかしい上に自分で完結せずに時間を食いますが、その分、情報の質は抜群に良いです。
ここができれば強みとなる情報が揃うため、後述の、履歴書や職務経歴書は作業的にサクっと作れます!
おすすめ⑦:jobtag×ジョブカードの活用
7点目が「jobtag×ジョブカード」の活用です。
また、ネット上でもできる適性検査やワークシートを有効活用することもおすすめ。
特におすすめは、厚生労働省が公開しているjobtagの活用です(下記の動画を見れば概要がつかめます)
数多くの自己分析のツールが公開されている他、適職を調べる仕事調べのエンジンまで揃っていてめちゃくちゃリッチです。
そのため、多くのキャリアコンサルタントがこのサイトの利用をおすすめしています。
jobtagでは下記のようなツールが無料で使えて、就職や転職活動の準備にはすぐに使えます。
- 職業興味検査
- 価値観検査
- 職業適性テスト
- しごと能力プロフィール検索
- ポータブルスキル見える化ツール
- キャリア分析
- 職業能力チェック
また、上記に合わせて、転職や就職に必要な書式をまとめたジョブカードなるものまで準備されています!
ジョブカードの構成は以下の通りです。
- 職務経歴シート
- 職業能力証明シート
- キャリアプランシート
- キャリアプラン作成補助シート
転職や就職に必要なワークシートは網羅的に揃っています。
正直、適性検査も含めてほぼ全てがここに揃っているといっても過言ではないため、他のサイトは不要です。
ただ、色々なものがマルっとまとまっているので全てをやろうとすると時間がなくなるため、全部をやりきる必要はないです。
自分の興味があるものを使って、おすすめ⑥で抽出した強みとセットで必要な情報をまとめられればOK!
なお、就職や転職を考えるのであれば、最終的なアウトプットは「履歴書+職務経歴書」になるため
今すぐに
「自己分析して人に見せる資料を作らねば…!」
という人はこのサイトを使ってピンポイントで2つを仕上げるというのもありです。
職務経歴書の書き方などもめちゃくちゃ細かく解説されています!
(※ただ、自己分析は自分の頭で自分の納得いくまで考えるのがベストなので、時間があればおすすめ①〜⑤あたりから進めましょう)
ここまで一通り理解して、実践してみれば、自己分析で困ることはほぼないと思います!
まとめ
以上「おすすめの自己分析のやり方」でした。
もしも、上記の中でこれが自分に合う!というものがあれば、ぜひすぐに試してみてください!
自己分析は、そんなに構えずに気楽に楽しみながら長く続けることがコツです!
必要性に迫られないとやらない人が多いと思いますが、手帳などに組み込みながら日常に組み込むと楽しいです!
自己分析を日常に組み込んで、自分の思うがままに自分の人生を楽しんでいきましょう!(‘ω’)ノ