【手帳術】クオーターライフ・クライシスへの対処の仕方|アラサーの抱える悩みとその処方箋

創るTips
ワタシ

ども、らーにゃです。今回は『クオーターライフ・クライシス』について触れていきます。

アラサーの辛さとは何か?

それはズバリ、人生の岐路に立つことと理想とのギャップに苛まれることです。

実はこれは「クオーターライフ・クライシス」と言われ、アラサーの人は誰もがぶち当たる壁なのです。

事実、ワタシ自身、ここ数年、今まで体感してこなかった悩みをビジネスでもプライベートでも多々感じています。。

では、このアラサーだから感じる難局をどうやって乗り越えればいいのか。

今回はクオーターライフ・クライシスとは何かを整理し、それの解決を図る方法について触れていきます。

理想と現実のギャップに頭を抱える、悩めるアラサーの人の参考にしてもらえたら嬉しいです٩( ᐛ )و

クオーターライフクライシスとは

この「クオーターライフ・クライシス」とはどういった特徴があるのか?

まず、はじめにクオーターライフ・クライシスの概要について触れていきます。

ワタシ

そもそも、こんな概念があったのを知りませんでした。。

クオーターライフ・クライシスの概要

クオーターライフ・クライシスとは「20代後半から30代半ばに陥りがちな危ない状態」を意味します。

アメリカやイギリスなどではよく知られる言葉で、社会人になって数年経つと陥りやすいと言われています。

具体的には自分の人生や今後の生き方に悩んだり、他人の人生の方が良く見えてしまい落ち込んだりする状態です。

海外ではこのことをQuarter Life Crisisと言われQLCと略されることもあります。

ワタシ

この悩みは共感しかないです…。。

発症する経緯や要因

20代後半という年齢は、働きはじめる前に思い描いた理想と働き出して分かった現実のギャップを感じはじめる頃です。

このギャップが大きい人ほど葛藤に苦しむ可能性も大きくなります。

また、このギャップを感じさせる背景には平均寿命の大幅な飛躍や、SNSの発達も影響しています。

「いつまで働くのだろう、今の働き方を続けて本当にいいのだろうか」

といった将来への不安や周りとの比較で自信をなくす人が増えているのです。

近年、SNS疲れと言われているものに近いですね。

ツマ

確かに最近はSNS疲れをテーマにしたマンガとかも増えているよね

世界的な傾向と日本の特徴

このクオーターライフ・クライシスは世界的に広がる課題ですが、各国によって事情は異なります。

この領域の研究者のインタビュー記事によると世界的には移民を受け入れる国が多く、移民の人ほどこのギャップを感じやすいようです。

というのも、20代のうちに異国に渡ることで文化の違いを痛感し、こんなはずではなかった…と感じる人が増えているのが世界的なトレンドのようです。

この点、日本は独特で、移民を受け入れておらず単一的な国家であるものの、上記の課題を感じる人が増えているようです。

これは、環境の変化に伴い、恋愛への考え方など価値観が昔と大きく変わってきていることも影響していると指摘しています。

何にせよ、今までと同じやり方だとうまくいかない!という不安やプレッシャーがかかっている可能性が高く、それにより葛藤する人が多い状況です。

ツマ

確かにワタシたちは親世代とはキャリアの考え方が全然違うもんね

クオーターライフ・クライシスの5段階フェーズ

上述の通り、クオーターライフ・クライシスについては多くの研究がなされています。

最新の研究では、この概念を下記5つのフェーズに分解して整理がされています。

フェーズ1:選択肢への後悔

フェーズ1は仕事や人間関係において、自分がした選択のせいで閉じ込められているように感じる状態です。

「あのときの判断は正しかったのだろうか」「あのタイミングで別の選択肢を選んでいればもっと幸せになれたのでは」と悩みながら、現状に息苦しさを感じている状態を指します。

フェーズ2:思考の変化

フェーズ1の状況を問題視して「このままではよくない」「ここから抜け出さなくては」と考える段階がフェーズ2です。

思い悩んでいたところから行動の準備をはじめる段階になります。しかし突然走り出さないよう慎重な行動が重要です。

フェーズ3:自分との葛藤

フェーズ3まで進むと実際に仕事を辞めたり、恋愛関係を終わらせたりして自身を束縛していたものと決別するようになります。

自分は何をしたいのか、自分とはどういう存在なのかを見つめ直す、いわゆる「タイムアウト」の状態です。

フェーズ4:人生の再建

フェーズ3で見つめ直した理想の自分に向かって、ゆっくりとリスタートを切るのがフェーズ4です。

クオーターライフクライシスでは、いかに早くこのフェーズ4にたどり着けるかが解決の鍵といわれています。

人生の再建に向けて、希望の光が見えてきた段階です。

フェーズ5:人生の選択

フェーズ5まで到着すれば、クオーターライフクライシスは解決です。発掘した自分の関心や目的に対して、熱意をもって突き進みます。

フェーズ1から4のあいだである程度の不安や悩みに対する答えは出ているため、あとは理想に向かって自分の道を進むだけです

以上のように、まずは、自分が今どこにいるかを確認しつつ、フェーズ5に向けて如何に動き出せるかが焦点です。

ワタシ

何も行動しないとフェーズ1に留まって悩み続けちゃうんですよね

クオーターライフ・クライシスへの対応

では、続いて、この状況に対応する(上記のフェーズ5の状態にする)にはどうすればいいのか?

ポイントになることと、その具体的な案を考えていきます!

ワタシ

この点においても実は手帳が使えるのです!

クオーターライフ・クライシスの受け止め方

クオーターライフ・クライシスは単に避けるのではなく、まず「受け止める」ことが肝心です。

これは思春期のように、経験することによって自らの成長を促す側面もあるからです。

とはいえ、クオーターライフ・クライシスからずっと抜け出せなくなることは問題です。

そのため、下記ではこの「受け止め方」について考えます。

ポイントとしては下記3点です。

「受け止め方」のポイント
①日々の行動を変える
②物事の捉え方を変える
③自己実現に向けた考えをもつ

①日々の行動を変える (フェーズ1→3)

仕事で次のステップアップに挑戦したり転職して年収・スキル・実績を上げるといった行動は有効です。

日々の行動を変えることで現実を理想のギャップが狭まるからです。

また、他人と自分を比べないという心構えをもつことも予防法といえます。

他人と自分を比べて落ち込むことはフェーズ1の入口になり得るからです。

②物事の捉え方を変える (フェーズ1→4)

他人と自分を比べないことは、クオーターライフ・クライシスに陥ってからも有効な考え方です。

クオーターライフ・クライシスは自分探しの期間でもあるため、理想と現実の何が違って何が問題なのかを書き出してみて、自分の課題を整理するのも有効です。

また、趣味に打ち込むといった仕事以外に打ち込めるものを見つけたり、メンターに相談したりするのも有効です。

ワタシ

わかっちゃいるのですが、意識しないとすぐ比べちゃうんですよね。。

③自己実現に向けた考えをもつ (フェーズ1→5)

将来や周りに対して漠然と思い悩んでしまいがちですが、「過去」と「他人」は変えられません。

この事実から何を学びどのような行動をするか、どのような人間にこれからなるか、という未来や理想を考える方が重要です。

「他人は他人、自分は自分」の本質を理解して、自分の力で前を向けるようになることが、クオーターライフ・クライシスから脱却する考え方です。

つまり、客観的に自分を見て、今自分ができることに集中することが重要になります。

ツマ

結局は未来を見据えて”イマできること”をやるのみだよね

クオーターライフ・クライシスへの対応策

上記のように、未来を見据えて、今できることにどう集中すればいいのか。

この点においても手帳は非常に相性が良いです。

上記の3つの捉え方に対応する形で活用方法を記載します。

ステップアップに向けた行動をする

まず、ステップアップをするための一番わかりやすい行動が転職などによるキャリアアップです。

この観点においては、まず自分史による自己分析やキャリアの棚卸しをするところから始めましょう。

ワタシ自身、この点においては手帳を活用して自分の考え過去を整理しつつ、外部の業者の力も借りて転職を成功させました。

まず、何をするか困ったらココから行うのをオススメします。

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自己実現に向けた地図を作る

また、自分はどうあるべきか、今後どうしていきたいかという点については理想の年表を書きましょう。

自分の価値観を整理しつつも、いつまでにどうなりたいかを言語化してまとめることで整理がされます。

この点において、一度自分の考えをまとめてさえしまえば、それを人生のコンパスにして今やるべき行動を明確にすることができます

ワタシは下記のような形で今までと今後のありたい姿をエクセルでまとめ手帳にまとめています。

これによりやるべきことを明確にしてクオーターライフ・クライシスを脱却できました。

ワタシ

自分だけの年表ができるといつまでに何をしたいのかが明確になります

まとめ 

上記、まとめるとポイントは以下の点です。

今回の押さえドコ!
・クオーターライフクライシスとは何か
▶️世界的に見られるアラサーの人の人生への葛藤
・クオーターライフ・クライシスへの対応
▶️自分の理想を言語化してやるべきことを明確にする

以上です。

今後は、どんな人どんな組織であっても変わり続けることが求められる世の中です。

そう言う時こそ、常に自分を振り返り自分のキャリアを変え続ける試行錯誤が必要になります。

その点、普段使いする手帳を自分に合うものを選び使い方を洗練させることでキャリアアップの下地ができます!

一緒に手帳を使いこなしてキャリアアップを図っていきましょう٩( ᐛ )و

ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m