今回は自作手帳における“メモの取り方”について解説します。
「もっとメモを効率的にとれないものか…」
メモは毎日使える、ビジネスマンの基礎スキルです。
ただ、自分なりの型ができずに悩んでいる人も正直多いと思います。
そこで!今回は、自作手帳で10年以上、自分に合うフレームワークを考え抜いてきたワタシがメモをする時の考え方やアイデアをまとめます。
手帳をもっと日常的に使いこなしたい!という人の参考になったら嬉しいです(‘◇’)ゞ

ビビっときたTipsや手帳術を発信します ٩( ᐛ )و
●資格:国家資格キャリアコンサルタント
●実績:手帳歴18年 | 自作歴10年| デジプラ歴2年
●属性:30代2児の父 | 7つの習慣の資格も保有
目次
手帳で方眼ノートを使うメリット

まず「手帳でメモを取る」時は何がポイントか?
結論としては方眼ノートをうまく使いこなすのが一番効率が良いです。
実際に、市販手帳の有名どころでは、ほぼ日やジブン手帳、フランクリンプランナーなどすべて方眼ノートが採用されています。
これはなぜかというと下記の効果があります。
- 文字のサイズや分量を整えやすい
- 図形なども組み込みやすい
- 構造的にまとめやすい
など、白紙のメモを使うよりも応用がききます。
また、罫線が、うすいものを使うと、方眼ノートの効果はそのままに見た目も美しく伝えるため
メモを書いてあとで見返しても、ごちゃごちゃしておらず美しくなりテンションがあがります。
そのため、メモをとるときは特別な理由がない限りは方眼ノートがおすすめです。
ゼロベースではなく参考例から自分に合うものを考え実践するのが効率的です。
方眼ノートおすすめフレームワーク本 3選
次に「メモのフレームワーク」です。
メモのフレームワークは実は調べると色々なものがあります。
ノートやメモの取り方書き方に関して、ハウツー本は巷にはあふれかえっております。
まずはメモ術を考えるときは下記の3冊を眺めるのを強くおすすめします。
おすすめ①:メモの魔力
メモ術のおすすめの1冊目が「メモの魔力」です。
本書では単なる記録としてのメモではなく「知的生産のツール」としての活用をまとめています。
具体的には情報を「ファクト(事実)→抽象化→転用」のフレームワークで整理し、自己分析やアイデア創出に役立てる方法を解説しています。
日常的に情報を整理することが必要な人だけでなく、自己分析ツールとしてメモやライフログを使いたい人にもおすすめ。
おすすめ②:バレットジャーナル
メモ術のおすすめの2冊目が「バレットジャーナル」です。
バレットジャーナルと聞くと、
「まっさらなノートに書く見た目が美しいノート術でしょ?」
と思うかもしれませんが、実は違います。
バレットジャーナルは「ドット方眼」というタイプの用紙を使った箇条書きを多用した独自のフレームワークが根本です。
そのため、メモ術を考える上ではとても参考になることが多いです。
ただ、独自の用語が多くて最初はとっつきづらいので、これは別途まとめています。
おすすめ③:頭がいい人はなぜ方眼ノートを使うのか
メモ術のおすすめの3冊目が「なぜ方眼ノートを使うのか」です。
この本は通常版と図解版の2つがありますが断然、図解版がおすすめ!
色々なメモの取り方がパッと見でわかるので、時間がなく手っ取り早くメモ術のアイデアを実践したい人にはおすすめ!

上記の2冊とも重複する内容も結構あたりします。
手帳・方眼ノートの使い方

では「具体的な使い方」についてです。
ここでは、上記の参考図書や独自のフレームワークの研究をして特に意識すべきと思ったことをまとめます。
「手帳や方眼ノートでメモをうまく使いこなせない…」
という人はまずは下記の3点を実践してみてください!
- 書く場所の固定
- マイフレームワーク
- タスク・Todoの一元化
順番に触れていきます。
コツ①:メモするノートを固定化する
1つ目が「メモする場所の固定化」です。
さてまずは手帳におけるノートの考え方からです。
まず、前提として毎日のメモをとるノート部分は目的設定したページと見開きで1セットにしています。
この目的は、メモをとる際に、チラチラと目的設定した内容をチラみしながら行うためです。
私の場合はこんな感じ。

※相変わらず汚くてすいません。
ポイントは上記右側のスケジュールの目的と流れを見ながら、目的にそったポイント(キーワード)を拾い上げることになります。
このポイントが拾い上げれば、後で見た時も何を話していたか思い出せますし、次のアクションにつなげられます。

あくまでメモなので自分が分かればキレイにまとめる必要はないと思っています。
コツ②:メモする際のフレームワーク化する
2つ目が「ジブンなりのフレームワーク化」です。
そしてここで、アクションにつなげていくために、意識したい思考方法が下記です。
何かというと以下の3点で会議内容・商談内容のメモを整理します。
- 事実 (fact)
- 抽象 (point)
- 行動 (action)
整理術系の本だと割とどれにも書いてある代表的な一つです。
これに準じて、以下のようにそれぞれ情報を整理して分けてメモをするわけです。
- 事実 (fact)
→その会議(商談)は何?、参加者は誰?
→現状おきていることは何? - 抽象 (point)
→現状の裏にある真の課題はなに?
→現状の先にあることや具体的な例は? - 行動 (action)
→それを受けて何をする?
→会議後にやるべき行動は?
これを実践できると、メモしたものを元に思い出して、転記や清書するといった二度手間の作業がなります。

新人時代はこの無駄な転記作業で週末に苦しんでいました。。
コツ③:書いたメモのタスク化・一元化
3つ目が「メモとタスクの一元化」です。
そして更に合わせて考えたいのがタスク化です。
この点で、以下の2点も連動して考えるとさらにメモ効果が200%になると思っています。
前者は手帳をチラッと左側のページをみればすぐに思い出せますので、チラチラ見ながらメモをします。 そして後者はメモ後に左上にタスク化ということもセットでルーティーンにしておけばアクションしわすれるということは未然に防げます。 こんな感じで、まとめ方はどういったものでもいいので、自分なりの型を作るのが一番です。 手帳のタスク欄にすぐに書き込めるとアクションにもつなぎやすいね 最後にちょっとした「応用技のご紹介」です。 ワタシが新人時代の時、社内で全社売上no1のスーパー営業マンといわれる先輩に同行したのですが、そこでスーパーメモ術を目にしました。 「具体的に何をしていたのか?」 お客さんとの商談中、その場で話のポイント整理してメモにおこし、商談終了時にそのメモで整理したもので次の行動を促していたのです。 つまり、上記のコツを対自分ではなく対お客さんに行い、行動まで促しきることを毎回の営業シーンで行うのです。 これができると、お客さんの反応としても 「モヤモヤが整理されてスッキリしました!」 「やるべきことが明確になりました!」 と感謝された上に、自分たちの提案をその後の会議でガンガン通してくれるわけです。 その結果、後日、電話で商品採用の連絡がバンバンくるのを目の当たりにして 「おぉぉー!!すげぇぇ!!」 と、大興奮したのですが、これは常人離れしたワザだと感じました。ただ、その先輩に話を聞くと 「メモのスキルさえあれば誰でもできる」 と教えてくれ、この本を紹介されました。 この本で記載されているポイントは下記です。 書いてあることは難しくないのですが、実際に雑談や日常会話を言語化し、それらの文章のつながりを視覚的につなげながらメモをとるのはかなりムズイです。 実際に、ワタシもその後のセールスで実践したところ、時間はかかりましたが、その後も全社表彰されるほどの結果を出すこともできました。 また、これはセールスだけではなく、コーチングやカウンセリング、コンサルティングなど、幅広い領域で応用ができるワザです。 一朝一夕で出来るスキルではなですが、瞬時に情報を分解・構造化してメモに落とすスキルができると色々なメリットがあります。 メモ術を極めるだけで本当に現状を変えることができちゃいます。 以上、まとめると以下の3点でした。 個人的には「所詮メモ、されどメモ」だと思っており、ちょっとしたところで使える万能なソフトスキルだと思っています。 上記はあくまで私の一例ですが、手帳を起点に自分なりの型が出来れば、思考整理が早くなる気がします。 ビジネスでもプライベートでもメモの技術が向上すれば、極端に言えば、自分の思い描く方向性に全てコントロールすることも可能です。 今日からメモ術を極めて理想的な人生を作っていきましょう!!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ ご精読頂きありがとうございました! 自作した手帳のリフィルは活用ポイントとセットでどんどん公開していきます! 無料でDLして公開していきますのでぜひご参考にしてください! 活用のしかたなど気になる点があればお気軽にコメントなどご質問くださいませ \(^o^)/ 自作手帳はセルフコーチングという考え方と相性が良いです。 自己対話のスキルを高めて自分の中にコーチをつけて思い描く人生にしていくことが可能です。 コーチングの導入や人生設計の仕方、メンタルの維持の仕方などに興味がある方にはオススメです!٩( ‘ω’ )و
→1日の目標や目的をチラ見しながら書き込む
→Todoのアクションにしてタスクリストに組み込む参考:実際見たスーパーセールスマンの応用例
まとめ
▷毎日、見開きで同じノートを開いてそこに書き込む習慣をつける
▷Fact, Point, Actionの3点でまとめて思考を整理する流れをつくる
▷メモを書いた後にタスク化する習慣をつけてメモ・タスクを一元化する
▶応用技として商談中の出来事を整理してお客さんの思考・行動を整理
m(_ _)m【参考】自作手帳のリフィル一覧
【参考】自作手帳×セルフコーチング