【レビュー】フランクリン・プランナーの特徴と使い方|他の手帳との違いやメリット・デメリット

創るTips
ワタシ

今回は『フランクリン・プランナー』について触れていきます。

一部のコアなファンを多くもつのがフランクリン・プランナーシリーズです。

ワタシも社会人になって手帳を本格的に使うようになってから存在を知りましたが

価格帯は高めではあるものの、周りに使っている人は多く、かなりメジャーです。

「高そうだし、なんか良くわからないワークもあって使いづらそう。。」

というイメージがある方もいるかもしれません。

ただ、使ってみると、想像以上に使いやすくてビジネス手帳として馴染みやすいのがフランクリン・プランナーです。

で、結局、フランクリン・プランナーって中身どんな感じなの?と興味を持っている人の検討の一助になれば幸いです٩( ᐛ )و

フランクリン・プランナーとは

フランクリン・プランナーは「7つの習慣」のコンセプトを実践するために作られた手帳です。

そのため、スケジュール帳としてしっかりしているだけでなく、日々を充実させる目標管理もとても機能的な手帳です。

特に、7つの習慣を読んだことがある人は感じることがあるかもしれませんが

「7つの習慣、理解はできたが、どう実践すりゃええんや。。」

と感じる人は、日々アウトプットするツールとして非常に使いやすいです。

また、見逃せないのが、7つの習慣を読んだことがない人であっても、タスク管理がしやすいというのが特徴です。

事実、社会人1年目からこの手帳を手に取り、長らく使っていたのはそういう理由です。

つまり、フランクリン・プランナーは目標管理やタスク管理が、手帳初心者でも簡単にできて、とても機能的な手帳です。

ただ、これは具体的な手帳の中身を見ないとピンとこないと思うので、下記に記載していきます。

ツマ

確かにタスク管理・目標管理って他の手帳だとあまりないかもね

フランクリン・プランナーシリーズ

フランクリン・プランナーには複数の種類があります。

大きくは2つのカテゴリーに分かれます。

ダイソーの手帳シリーズ
・システム手帳タイプ
・綴込み手帳タイプ (オーガナイザー)

本来のコンセプトで作られたのが、システム手帳タイプのものです。

ただ、スターターキットという初心者用と思われるセットは結構な金額がかかります。

サイズを小さくしても1万円を超えるため

「いきなり1万越えはちょっと…」

と思う人に対してはオーガナイザータイプから使い始めるのがオススメ。

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初めての人でも手に届く価格帯で、かつ運用する上でも使いやすいです。

オーガナイザータイプはウィークリーシリーズと、デイリーの1日1ページのものとありますが

オススメは1日1ページタイプです。特に、ビジネスマンの最初の一冊には超オススメです。

ワタシ

確かにいきなり手帳で1万円越えは手を出しづらいですね

フランクリン・プランナー の所感

色々な手帳を使ってきた身としてフランクリン・プランナーはビジネスマンに自信をもっておすすめできる手帳です。

特にオススメなのが、ビジネスマンになりたてで仕事の型をこれからつけたい人と、自分の人生の目標を設計したい人。

上記のどちらかの方であれば、まずは手にして使い方を学ぶ価値は多いにあります。

そのため、今回は下記をまとめていきます。

順に触れていきます。

フランクリン・プランナーの中身と使い方!

フランクリン・プランナーは7つの習慣に準拠した手帳です。

そのため、独自のフレームワークが多いですが、メインのスケジュール帳の部分については前知識がなくても全く問題ないです。

というのも、独自のフレームワークのメイン部分は別冊のノートになっているため

「まずはスケジュール帳として使いたい!」

という人であればそれだけの利用も可能です。

ただ、せっかくフランクリン・プランナーを使うのであれば、この独自のフレームワークも理解してトライすべきです。

今回、取り扱い方のポイントも触れていきます。

具体的な中身について記載していきます。

フランクリン・プランナーの外見

まず見た目はこんな感じです。

スッキリした手帳で、質感も悪くないです。

また付属の独自のワークも別冊になっているため、使う時だけ一元化して持ち歩き、不要であれば抜いてもOKなのが良いですね。

裏はこんな感じです。

ちゃんとスリットもあって、ペンをさすホルダーも必要なものは揃っていますね。

基本的なスケジュール手帳も機能として問題ないですね。

ツマ

ちゃんとしたビジネス手帳な感じだね

フランクリン・プランナーの中身(スケジュール帳)

まずメインのスケジュールページは下記の3点です。

「月間ページ」、「年間ページ」、「デイリーページ」の順にご紹介していきます

月間ページ

まず「月間ページ」はコチラ。

罫線がひかれており、1日6行記載ができます。

1日の予定で大事な会議や商談などを1行で収めていきます。

外回りなどで、パソコンを使えず予定を全て紙で管理している人などには使いやすいと思います。

年間ページ

続いて「年間ページ」はコチラ。

年間スケジュール(見開きで半年)のインデックスページです。

こちらはスペースが限られるのでプライベートでもビジネスでも大きなイベントのみに絞って記載するのが良いです。

例えば、プライベートの情報においては、家族や知り合いの誕生日などを記載するなどもオススメの活用です。

デイリーページ

そして、最後に「デイリーページ」(写真右側)です。

フランクリンプランナーのウリはこのページの機能性です。

詳しくは、下記で実際に使ったレビューを記載しますが、1日の予定をたっぷり1ページ使えます。

特にタスク管理の方法が独特ではあるものの、非常に効果的なやり方です。

また、写真左側のページは1週間コンパスというページで1週間の振り返り・予定記載をするページです。

元々は、しおりに挟むタイプだったのですが、オーガーナイザータイプは専用ページとなったようです。

1週間コンパスって何?という方は下記にまとめています。

ツマ

1週間の予定を詳しくかつ俯瞰してみれるのが良いね。

フランクリン・プランナーの中身(別冊ワーク)

次に「別冊のワーク」の中身について記載します。

このワークは7つの習慣に基づいた自分の価値観や目標について考えるワークがついています。

7つの習慣と言われて「ウッ…」となった人も、ポイントが抜粋された非常にライトなものなのでご安心ください。

具体的には下記のワークができる構成になっています。

別冊ワークでできる
・価値観の洗い出し
・役割の洗い出し
・ミッションステートメントの書き出し
・目標の設定
・目標実現に向けた計画

こちらはそれぞれワークスペースもついているので、ここにアウトプットすればOKです。

ポイントがすごくコンパクトにまとまっているものの

「いや、ミッションステートメントって何…?」

みたいに感じる人も多いと思います。

ミッションステートメントなどそもそもの定義やこのワークをもっと深めたいという人であれば、下記を使うのがオススメです。

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ちなみに、上記のワーク以外にも、便利な支出管理や重要な会議などで使える議事録やプロジェクト管理のフォームもあります。

こちらはオマケ的な位置付けかと思います。

簡易的な家計簿がセットになっているくらいに捉えるで良いかと思います。

以上です。

フランクリン・プランナーの別冊のワークはビジネスよりの内容になっているのが特徴です。

最近の市販される手帳ではこのオマケ部分が、結構ウリになっていたりするので自分に合うかどうかは要チェックです。

ツマ

確かに他の手帳と毛色がだいぶ違うね

フランクリン・プランナーの使い方(スケジュール編)

続いて実際にフランクリン・プランナーを使った場合の使用例を下記で記載します。

フランクリン・プランナーの中で、特に、特徴的なのが毎日使うデイリーページと、別冊ワークの価値観のワークです。

まず、日々、使えるデイリーページは下記のように使えます。

デイリーページを運用する時のポイントは3点です。

デイリーページの使い方ポイント
・タスクに優先順位をつけて管理する
・朝に1日の予定とその日の宣言を行う
・夜に振り返りを行い時間管理を行う

活用例①:優先順位付きのタスク管理

1点目が「タスク管理」です。

フランクリン・プランナーの一番特徴的なのはタスク管理についてです。

デイリーページのこの部分になります。

基本的にはタスクを並べてABCの優先順位をつけて、タスクを消化していきます。

の「QⅡ Activities」と記載のある部分は、緊急性はないが重要性の高いタスクです

これは緊急性×重要性の2軸で考えるタスク管理の方法ですが、具体的には下記のようなものです。

緊急ではないが重要なタスク
・毎日の運動や読書
・自分の人生設計
・日々の勉強
・芸術活動や趣味の活動
・家族や友人との交流や対話
・明日以降の準備・計画…etc

日々のタスクに忙殺されないように予め、大事だと思うものを書き出すことで

意識的に自分の目標に関わる大事だと感じる行動をとることができます。

活用例②:毎朝の1日の予定づくり

2点目が「朝の予定づくり」です。

また、個人的に、手帳を使う時は必ず、毎朝1日の計画を記載しています。

これは後述する役割や価値観のワークにも連動してきます。

自分の掲げる目標に対して今日は何にコミットしていくかを記載していきます。

これができることで1日のやることがだいぶ変わります。

活用例③:夜の振り返りタイム

3点目が「夜の振り返りタイム」です。

夜は、1日の振り返りを行います。

これは正直、日記でもなんでもいいとおもいますが、振り返りを行うことで気づきを最大化できます。

ここで個人的なオススメの振り返りポイントとしては時間の使い方について考えるコトです。

ワタシは時間管理ソフトなどを使って、時間をトラッキングして1日の結果を振り返っています。

この時間の使い方が問題なかったかと、その日の気づきを書き出すことで翌日の活動につながります。

フランクリン・プランナーの使い方(別冊編)

続いて、別冊のワークについてです。

複数のワークが用意されていますが、フランクリン・プランナーを利用する際に実践したいのは下記の3点です。

デイリーページの使い方ポイント
①自分の価値観について考える
②自分の役割について考える
③ミッションステートメントを考える

ワーク① 価値観シート

まず「価値観シート」についてです。

価値観シートでは自分の価値観についてはまず、赤く囲った部分のように5〜10個くらい書いていきます。

(尚、これは単語でも文章でも体裁は特に指定はないです。)

その上で、自分の価値観の説明文を書いていきます。

自分の中で、大事だと思うことから順に書いていくと、自ずと自分の中での意思決定の優先順位も見えてきます。

ワーク② 役割シート

続いて「役割シート」についです。

自分の担うべき役割とその説明について記載します。

ここでポイントは「自分」という役割・考え方です。

自分の役割を考えるにあたり、一番見落としがちだけれども一番大事な観点が「自分」という役割です。

自分という人間を客観視して、自分のやりたいことに対して何ができるかも考えるのが大事です。

ここを意識しないと設定した目標を実現する力が弱まります。

これは自分自身、7つの習慣のセミナーなどに参加してわかってきたことなのですが

役割と言われると、自分の外のことを意識しまいがちですが、自分という役割も必ず記載するようにしましょう。

ワーク③ ミッションステートメント

最後に「ミッションステートメント」に関してです。

そもそも、ミッションステートメントって何?という人も多いと思うのですが

端的にいってしまえば、自分の大事にしているコトを文章化したもので、自分の憲法のようなものです。

そのため、前述の書き出した価値観をもとに、文章を考えます。

ただ、このミッションてステートメントは特に体裁の指定はないので、箇条書きでも一言でも何でもOKです

ワタシ

ここが明確になると自分のやりたいことなども明確になりますね。

フランクリン・プランナーのオススメな点

では、フランクリン・プランナーを実際に買って使ってみて

「これは良い!オススメできる!!」

と感じた点についてまとめていきます。

メリット①:タスク管理がしやすい!

フランクリン・プランナーの最大のメリットは「タスク管理」です。

これは試さないとピンとこないかもしれませんが、タスクに優先度をつけて処理する方法は他の手帳だとあまりありません。

実際に、ワタシの場合、新人時代に営業として仕事をし始めた時タスク漏れが多くて仕事で大失敗をしたのですが、これを導入してからピタリとなくなりました。

むしろ、2年目においては、タスク管理が素晴らしいと色々な人に褒めてもらったのですが、ぶっちゃけこれ通りにやっただけでした。

そのため、タスク管理に苦手意識のある新人ビジネスマンには特にオススメです。

ワタシ

本当に若手の時はこの手帳で助けられました

メリット②:目標管理と人生プランニングができる!

フランクリン・プランナーのメリットの2つ目は「目標管理」です。

まず、はじめに

「自分の価値観や人生でやりたいことは何か?」

というマクロの視点で考えた上で、直近の目標やタスクというミクロの視点で

「で、イマなにやればいいんだっけ…?」

まで具体的な行動に落とし込めます。

そのため、自分の目標や夢といった漠然としたものを具体的なアクションに落とし込んで実行にうつすためのツールとしても非常に有益です。

具体的には下記の3ステップで日々の活動に落とし込めます。

目標設定のSTEP1
・価値観を考える
・役割を考える
・ミッションステートメントを考える

目標設定のSTEP2
・自分の成し遂げたいことを考える
・10年先の長期目標や、1年後の短期目標を考える
・1年の目標を各月のステップなどに分解する

目標設定のSTEP3
・1週間でやるべき重要タスクを炙り出す
・1週間コンパスにアウトプットする
・毎日のタスク管理に組み込む

この流れを作るのはこの手帳ならではです。

ただ、残念ながらSTEP2の部分のワークは若干薄いので補填する形で下記を使うとよいです。

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ツマ

目標設定の流れができているとアクションしやすいね

メリット③:7つの習慣の内容を実践しやすい

そして3点目が「7つの習慣の実践」です。

これは言わずもがなですが、元々のコンセプトが7つの習慣の実践に重きをおいた手帳のため当たり前といえば当たり前です。

特に7つの習慣の中における第3の習慣(タイムマネジメントの習慣)を実践がしやすいつくりになっています。

そのため、7つの習慣を読んで、なるほど良いコトが書いてあるな、と感じたことがある人はこの手帳を使うと実践している感覚をもてます。

ワタシ

タイムマネジメントはどんなビジネスマンでも必須スキルですよね

フランクリン・プランナーのイマイチな点

こんなタスク管理や目標設定に関しては敵なしのフランクリン・プランナーですが

正直なところ、「うーん。。」というところもあります。

実際に買って使うにあたりこの点は気になるなー、と思った箇所もレビューします。

デメリット①:オプションのワークがイマイチ

まず1点目が「オプションがイマイチ」という点です。

基本のスケジュール帳も、価値観などのワークも個人的にはバッチリだったのですが、それ以外がどうも好きになれませんでした。

特に顧客情報の管理やミーティングの管理など、これは会社の顧客管理ツールを使うため不要であり、フォーマットもイマイチな感じです。

むしろ、下記の発行している書籍の中には理想年表などの自分の人生を整理するフレームワークが多くあるのに、そちらを採用せず、あまり使うシーンのないシートを採用しているのがビミョーな感じです。

ただ、ワークのノートは別冊になっているので、不要であれば外せばOKではあります。

別冊のワークは良いものも多いだけに、非常にもったいない感じなんですよね。。

ワタシ

非常に惜しいんですよね

デメリット②:ワークの独自色が強すぎる

次に2点目が「ワークが独特すぎる」という点です。

これは7つの習慣に準拠していることに起因しますが、メリット・デメリットで表裏一体です。

「7つの習慣ってなんか胡散臭いんだよなー…」

と感じる人であれば、間違いなく、このワークは好きになれないと思うので、そういう人にはオススメできないです。

逆に、7つの習慣を一度でも読んで、

「なるほど、いいコト書いてあるなー」

と感じる人であればオススメできるワークなので、使う人は選ぶかもしれません。

ツマ

全体的なテイストとして使う人を選ぶ感じだね

デメリット③:ボールペンのノリがイマイチ

そして3点目が「インクのノリがイマイチ」という点です。

これはワタシの使っているペンとの相性との話だと思います。

ワタシはジェットストリームを愛用しているのですが、フランクリン・プランナーを使っていると

「インクの出がイマイチでかすれる…」

みたいなことをちょいちょいあったりしました。

ただ、これは

「そういう時もある」

という程度で、書き直すほどではないので、手帳の機能として大きく問題になることはありません。

完全に個人的な話なので、多くの人はそんなに気にならないレベルだと思います。

ちなみにワタシが使っているのは下記のジェットストリームで、替え芯を0.38, 0.28を使っています。

細いペンを使う人は要注意です。

ワタシ

少し薄れてしまうとテンション下がっちゃうんですよね

まずは探して買ってから考えよう!

以上、今回は「フランクリン・プランナー」のレビューをしました。

実際に使ってみると、とにかく自分の人生のゴールと目標管理を意識できます。

また、タスク管理やタイムマネジメントに特化した作りのため、新人のビジネス手帳の一冊目としてはおすすめです!

7つの習慣の内容を深めながら実践するにはもってこいの手帳のため、7つの習慣好きの人にもオススメです。

以上、一緒に手帳を使いこなしてキャリアアップを図ってこの時代を生き抜いていきましょう٩( ᐛ )و

ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m