今回は実際に読んで役立ったおすすめマネジメント本ついて紹介します。
「管理職になったものの、何から手をつければいいのか。。」
今まで指示をもらってゴリゴリ成果を挙げていた人でも
マネジメントする側に立つと、景色が変わり、何からやればいいかわからず不安を覚える人も多いかと思います。
実際、自分も30歳になって初めてマネジメントする側になった時に
- 年上の元上司のメンバーにはどう接すればいいんだろう。。
- どうやったらメンバー全員の気持ちが高まるのだろう。。
- そもそも何を任せて、どのように伝えればいいのだろう。。
と、自分で完結しないが故に、常に多くの悩みを抱え、相談相手もいない状況が続きました。
そんな時に助かったのが、下記の良質なマネジメント本です。
そのため、今回は同じように頭を抱えている人に向けてお悩みを解消するような良書を厳選してお伝えします!٩( ᐛ )و
(尚、本から得た気づきを最大化させるポイントはコチラにまとめています!)
ビビっときたTipsや手帳術を発信します ٩( ᐛ )و
●資格:国家資格キャリアコンサルタント
●実績:手帳歴18年 | 自作歴10年| デジプラ歴1年
●属性:30代2児の父 | 7つの習慣の資格も保有
管理職の抱える悩みとは
まず、抱える悩みによって、処方箋が変わるので、読むべき本も変わります。
ワタシの場合、大きくは3つのタイプに大分類されました。
- 悩み①:何をすればいいか分からない
- 悩み②:コミュニケーションがうまくいかない
- 悩み③:管理職としてのスタンスが分からない
それぞれについて、おすすめの書籍がありますので順にご紹介していきます。
ストレスフルな中間管理職こそ本の助けを借りないとマジで倒れます。。
悩み①:何をすればいいか分からない時に読む本
悩みポイントその①が「何すりゃいいか分からない問題」です。
マネジメントラインに乗りたての人がよく陥るのが、特に研修や教えもなく、いきなり現場に立たされ
「で、ワタシは何すりゃいいの?」
と途方にくれてしまう問題です。
さらに、追い討ちをかけるかのように、早々に事業計画を考えろ!みたいな壮大な無茶振りがきたりと
考える時間もなければ、やるべきことも不明確で、何をどうすればいいか混乱する人もいると思います。
そのため、今回は時間がなくても、さっと読んで、最低限の知識や考え方を理解し、今やるべきことがわかる2冊を厳選しました。
誰でも最初は初心者だから色々聞きたくなるよね
【良書01】はじめての課長の教科書
ポイント②:モチベーション管理が一番大切
ポイント③:予算管理と社内政治と人事評価
とりあえず全方位的にやるべきことやスタンス・心持ちまで広くかつ具体的に記載されています。
そのため、はじめて管理職になって、どうしたものか、と思ったら最初の一冊はこれを読んでおくと
管理職としての全体像や組織からの期待ポイント、具体的なアクションが見えます。
また、管理職をすでにやっている人でも、管理職悩みあるあるも多く読んでいて課題と打ち手が整理されます。
マルっとまとまっているので困ったこれをまずざっと読むからスタートするのがよいです。
【良書02】結果を出すリーダーはみな非情である
ポイント②:トップと共闘して補完する
ポイント③:自分の責任で勝負をする
こちらはややマインド的なところにも寄りますが、管理職としての視座のあげ方が記載されています。
個人的には一番苦手な、組織全体の成果をみて、取捨選択をする考え方・方法がでています。
上のはじめての教科書とセットで読めば、押さえるべきところを網羅し具体的な行動に落とせます。
「上司の中にある正解を探り、空気に合わせるタイプはミドルマネジメントから伸び悩む」ってワタシのことだ。。
悩み②:コミュニケーションに悩んだ時に読む本
続いて、悩みポイントその②が「コミュニケーションむずい問題」です。
個人的に管理職になって一番、悩んだのはコミュニケーションの問題でした。
特に、中間管理職は、上位レイヤーの経営層とのすり合わせと、現場メンバーとのすり合わせの両者が必要です。
そのため、ここを緩和するためにも早期にポイントを押さえて実践できるようにしていきましょう。
逆にコミュニケーションさえ上手くいけば怖いものはないね
【良書03】人を動かす
ポイント②:自己の重要感を持たせる
ポイント③:誤りを指摘しない
対人コミュニケーションにおいて如何に相手をモチベートさせるかをまとめた書籍です。
人を動かし、人に好かれ、人を説得するためのコミュニケーションの根幹部分をまとめています。
コミュニケーション系の本であれば、これが最も具体的かつ、実践的な内容かと思います。
メンバーを複数名マネジメントする人の教科書的な入門書ですね。
【良書04】心理的安全性
ポイント②:ヌルい職場と必要となる4因子
ポイント③:今からできる行動分析と言語行動
ワクワクしてメンバーが皆、前向きに学習する組織にするための方法について言及した書籍です。
心理的安全性を担保するには、どのような要因が重要かを科学的に示し、打ち手までをも言及しています。
リモートワークが進む中で、どのように組織全体のコミュニケーション設計をするかという点で非情に有効な内容です。
ヌルい職場にありがちなこと等、読んでいてあるあるなコトが多く読みやすいです
【良書05】みんなのフィードバック大全
②フィードバックの与え方
③フィードバック文化の作り方
組織内におけるフィードバックの重要性とそれを行う雰囲気・文化を作る方法が書かれている書籍です。
特に注目すべきは、フィードバックを個人の成長だけでなく、組織の文化作りに繋げる視点です。
この視点は、組織が多様性を持つ現代において、非常に重要な視点であり、高めあう組織文化という点でもリーダー以上は読んでおきたい本です。
同僚や部下だけでなく、上司にもフィードバックをするなど、フィードバック文化を作ると自然と高めあう環境になります
【良書06】フルキャリマネジメント
ポイント②:「成長」×「貢献」という要素がキー
ポイント③:ワークとライフの相互影響とGrowthを職務で考慮
バリキャリでもない、ゆるキャリでもない、新たなフルキャリという考え方の女性について理解する書籍です。
昨今では多様な働き方や、さまざまな価値観を考慮する必要があるため、この考え方はマストです。
子供もキャリアも譲れずに社会で活躍したいという女性は今後も確実に増えることが想定されるのでリーダー以上の人は必読の書です。
とても身近な家族内にフルキャリの代表例がいるのですが、その実態がよくわかりました。
【良書07】ALLIANCE
ポイント②:誠実な対話を通じて信頼関係を築く
ポイント③:卒業生ネットワークの構築
卒業生のネットワークも含めたチーム作りなど現代のあるべき組織についてまとめた書籍です。
上記と同様に、さまざまな働き方を許容しないといけません。
管理職視点になるとメンバーが抜けるダメージは相当なものですが、退職=悪と考えてはだめです。
今後の具体的な組織文化のあり方・作り方・考え方が理解できます。
今の時代における組織の在り方・コミュニケーションの在り方が分かります
悩み③:スタンスが分からない時に読む本
最後に、悩みポイントその③が「スタンスが分からない問題」です。
管理職になると、お客さんとの接点が減る変わりに、メンバーの前で方針を示すことが増えてきます。
また上位レイヤーには報告機会が増えたり、必要に応じて根回しをしたり、組織の最適解を考えたりする必要がでます。
そうなった時に、どのようなスタンスで何を大事にすればいいのかは下記の書籍がヒントになります。
上の人ってなんか堂々としているというか、頼りになる感じがあるなぁ
【良書08】組織の不条理
ポイント②:組織の意思決定を説明する行動原理
ポイント③:組織の意思決定で大事なコト
日本人の意思決定の問題点やおかしな点を科学的に解明してくれる書籍です。
特に、組織における力学がどのように働くのかを科学的に説明されており、日々のモヤモヤが整理されます。
会社って結局は政治だな…と現実が分かり始めた人は、早いうちにこの力学を頭で理解したほうが良いですね。
名著と名高い「失敗の本質」を分かりやすく噛み砕いた内容ですね
【良書09】両利きの経営
ポイント②:サクセストラップにハマる日本企業
ポイント③:社内ベンチャーとバックオフィス機能
新規事業を進める上で既存事業との調整をどう図っていくべきかが記載されている書籍です。
既存事業で成果を出しつつも新規事業もどっちも追うための考え方や方法論についてまとめられています。
日本企業がなぜ伸び悩んでいるのか、事例やエビデンスを元に語られるため、頭で理解できます。
いつ誰が何をどこでどうすればいいのか?の具体論まで落とし込まれています
【良書10】君主論
官僚マキュベリによるリーダー論を現代世界におきかえて噛み砕いて解説してくれる書籍です。
成功を得るためには何が必要になるのか、うまく組織させるためにはどうすればいいのか、原理原則がわかります。
特に、全体を通じて耳障りが良い正論を並べるのではなく、ぶっちゃけこうだよ、という論調で書かれていて非情に読みやすいです。
うまく治めるには一言で言うと”非情さ”・”怖さ”の要素が実は超重要なのです。
まとめ
オススメしたい書籍は以下の通りです。
02. 結果を出すリーダーはみな非情である
03. 人を動かす
04. 心理的安全性
05. みんなのフィードバック大全
06. フルキャリマネジメント
07. ALLIANCE
08. 組織の不条理
09. 両利きの経営
10. 君主論
この中から “お、ちょうど今の自分にぴったりだ!” と思っていただける人がいたらこれ以上嬉しいことはありません!
管理職になったばかりの人は責任が重く、かつ準備までの時間がないと思うので、なるべく必要なポイントを手早く吸収していきましょう!
その点、本ブログを参照にしていただけると嬉しいです。また、下記の要約サービスを使うこともおすすめです(‘ω’)ノ
>>【7日間無料で読み放題!】本の要約サービスflierフライヤーご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m
他にもおすすめのビジネス書とかその活用方法とかないの?
ビジネス書ばかり読んできたワタシ的には下記がおすすめです〜
【参考】ビジネス書の気づきを最大化する3ステップ
ビジネスマンとしてビジネス書の中から何を押さえておけばいいのか?
何千,何万冊とあるビジネス書の中から「どの本から」「何を」「どのように学ぶか」をあらかじめ考えておくと気づきが最大化します。
下記におすすめのビジネス書の活用方法についてまとめます。
STEP①:読むべき本を見極める方法を考える
ビジネス書は当たり外れが大きく、学びが多いものと少ないものとで分かれます。
そんな時は、ビジネス書の中で読むべき本をまとめた情報を先に見るのがおすすめ!
例えば、下記のような書籍をKindleで買えばすぐにまとまった情報がすぐに手に入ります。
本を選ぶのにお金をかけたくない!という人は上記の50選をご参考にしてください!
名著・良書と言われるものであれば外すことはあまりないかもね
STEP②:サマライズしたものを先に読む
読書の仕方は様々ありますが、忙しいビジネスマンにおいてはサマリーを先に読むのは効果的です。
その本から何がわかるのかをザックリと知り、ガッツリ読むに値するかどうかを判断することがポイントです。
おすすめは上記のようなレビューブログを見るか、下記のサマライズを専用にするサービスを使うことです。
>>【7日間無料で読み放題!】本の要約サービスflierフライヤー上記に挙げた、名著などはほとんどカバーされており、無料期間で読み放題で試せるので、まずは興味ある本をみましょう!
自分でブログを書いておいてなんですが、サマライズするサービスは要点を掴むにはめちゃよいですね。
STEP③:スキマ時間を使って耳でも読む
よし、これを読もう!となった時におすすめなのが耳で読む読書。
移動しながら、掃除しながら、料理しながら、とながらの時間は想像以上に多いです。
この時間を有効活用すると想像以上に本が読めます。この点で最もお手軽でおすすめなのがオーディブルです。
これも無料体験の間に興味がある本をタダ読みしきっちゃうのがオススメ!
さらに、紙やKindleでの書籍も併せて使って、本が開ける時はこちらにメモをするなりすると理解度がグーンと上がります。
ちなみに、KindleやスキャンしたデータでもiPhoneやAndroidにある読み上げ機能を使うことで、機械音ではありますが、読み上げもできます。
この点ではKindle Unlimitedを使うのもおすすめで、無料期間はしっかり使っていきましょう。
以上!!
ちなみに、上記のSTEP①〜③を踏まえた上で、得た気づきは読書ノートにまとめられると尚良しです。
この点、読書ノートを別途作るのもありですが、個人的には手帳を活用するのがオススメです!
これでビジネス書からの気づきを爆上げして読書のムダがなくなります!ぜひお試しあれ!!٩( ᐛ )و