自己啓発の名著の中でもノンフィクションで世界中で大ベストセラーになったのが本書
本書は、アウシュビッツでの地獄の経験を臨場感がある形でまとめた体験記です。
目を覆うような過酷な環境でも人間は生き抜けることを感動をもって追体験ができます。
「辛すぎる…こんな時にどうすればいいんだ…」
と、心理的に苦しんでいる時こそ、読みたい本です。
仕事や家庭でうまくいかず落ち込み気味の人が前向きに頑張ろうと思える実践ポイントをまとめます٩( ‘ω’ )و

ビビっときたTipsや手帳術を発信します ٩( ᐛ )و
●資格:国家資格キャリアコンサルタント
●実績:手帳歴18年 | 自作歴10年| デジプラ歴2年
●属性:30代2児の父 | 7つの習慣の資格も保有
目次
「夜と霧」の要約
『夜と霧』は、精神科医であるヴィクトール・E・フランクルが、自らが経験したアウシュビッツ強制収容所での日々を綴ったノンフィクションです。
著者は、極限状態の中で見出した「人生の意味」と「人間の精神的な強さ」を探求しています。
物語は、強制収容所での過酷な生活と、そこで直面した人間の心理状態を描写し、どのように希望を持ち続けるかを問いかけます。

ちなみに、表紙の✡️と番号は著者の収容所での登録番号です。もはや人としての尊厳がない世界…。
「夜と霧」のあらすじ・ポイント

書は単なる収容所の記録ではなく、生きる意味を見つけるための哲学的なメッセージが込められており、読者に深い感銘を与える作品です。
そのため、この本で押さえるべきなのは如何にして精神を強くもつかという視点です。
この書籍では心理学者としての専門家の見知と、究極のサバイバル状況下での実践の両者でゆるぎない真理を教えてくれます。
特に下記の4点を押さえて、自分の日常のアクションにどう活かすかがポイントです。
- アウシュビッツ収容所のリアル
- 生き残れる人の特徴
- どんな人生にも意味がある
- 運命と向き合う
(上記はクリックすればそのポイント解説に移動します!)
これらの内容が本書のコアになるので、このポイントを押さえていきましょう!
また、上の画像を拡大して6つの観点を頭にイメージして実践に移せるようになれば、バッチリです。
「夜と霧」の目次
本書は以下のような構成でまとめられています。
第一段階 収容
アウシュヴィッツ駅/最初の選別/消毒/人に残されたもの――裸の存在/最初の反応/「鉄条網に走る」第二段階 収容所生活
感動の消滅(アパシー)/苦痛/愚弄という伴奏/被収容者の夢/飢え/性的なことがら/非情ということ/政治と宗教/降霊術/内面への逃避/もはやなにも残されていなくても/壕のなかの瞑想/灰色の朝のモノローグ/収容所の芸術/収容所のユーモア/刑務所の囚人への羨望/なにかを回避するという幸運/発疹チフス収容所に行く?/孤独への渇望/運命のたわむれ/遺言の暗記/脱走計画/いらだち/精神の自由/運命――賜物/暫定的存在を分析する/教育者スピノザ/生きる意味を問う/苦しむことはなにかをなしとげること/なにかが待つ/時機にかなった言葉/医師、魂を教導する/収容所監視者の心理第三段階 収容所から解放されて
「夜と霧」本書より
放免
特に第二段階は最初から衝撃的な内容で感情移入するほど、頭がおかしくなりそうになります。。

良くも悪くも今が如何に平和かを理解できます。
「夜と霧」のポイント解説
では続いて「ポイントの解説」をします。
今回おさえるべき下記の4点を深掘りしていきます。
順に触れていきます。
ポイント①: アウシュビッツ収容所のリアル

『夜と霧』の中心的なテーマのひとつは、アウシュビッツ強制収容所における極限状態の描写です。
飢え、寒さ、暴力など、過酷な状況に置かれた人々の行動や心理を詳細に語っています。
たとえば、わずかなパンを巡る争いや、収容所での「選別」への恐怖などが挙げられます。
これらは、単に恐ろしい歴史的記録であるだけでなく、人間の本性や精神的な耐久力を深く考察するための題材となっています。
極限状態でも人間性を保つ努力の重要性に気づかされます。

収容所の生々しい様子が描かれており、この世界観を追体験できるだけでもものすごい学びがあります
ポイント②: 生き残れる人の特徴とは

本書では、極限の状況を生き延びた人々に共通する心理的特徴が語られます。
では何が、極限状態で生き延びるか死ぬかの大きな別れ目になったのか。
それは、単なる体力や運ではなく
- 「希望を持ち続ける力」
- 「未来への目的意識」
です。
フランクルは、未来に期待を持つ人ほど精神的に強く、生存率が高かったと指摘しています。
たとえば、「家族に再会する」という思いが、その人の行動を支えることがありました。
逆に、希望を失った人は精神的にも身体的にも急速に弱っていったことが記録されています。
ポイント③: どんな人生にも意味がある

フランクルの哲学の核心は、どのような状況でも「人生には意味がある」と信じることです。
苦しみや不幸さえも、意味づけ次第で人間を成長させる契機になり得ると述べています。
たとえば、収容所での絶望的な日々も、生きる意義を見出す努力を通じて乗り越えられると考えました。
この視点は、現代社会においても、自分自身の困難に意味を見つけ、前進する力を与える重要な教訓となります。
ポイント④: 運命と向き合う

運命を受け入れる姿勢も、『夜と霧』が示す重要なメッセージのひとつです。
フランクルは、変えられない状況に直面したとき、人間がどのように反応するかが、その人の本質を決定すると述べています。
ちなみに、運命を受け入れ、人生に意味を感じるためには下記の3つの価値をフランクルは提唱します。
- 創造価値
- 体験価値
- 態度価値
順に説明していきます。
創造価値
フランクルは、人生に意味を持たせる方法のひとつとして「創造価値」を挙げています。
これは、何か新しいものを生み出す行為や、目標を達成するプロセスに意義を見出すことを指します。
たとえば、アート、仕事、研究など、自分が情熱を注ぐ活動に取り組むことが挙げられます。
この価値観は、日常生活の中で目標を見つけ、自己実現を目指す上で非常に参考になります。
体験価値
「体験価値」とは、人生で出会う人々や出来事そのものに意義を見出すことです。
フランクルは、美しい景色を見たり、大切な人との絆を深めることも、人生を意味づける重要な要素と考えました。
この考え方は、忙しい日常の中で、瞬間瞬間の喜びや感動を大切にする意識がポイントです。
態度価値
フランクルが特に強調するのは「態度価値」の重要性です。
これは、どんな困難な状況においても、自分の態度や心構えを選ぶ自由があるという考え方です。
たとえば、病気や失敗などの避けられない苦難に対しても、前向きに捉え、自分の成長の糧とする姿勢が含まれます。
この教えは、困難に直面している多くの人にとって、最も効果的な考え方です。

この考え方のおかげで社会人1年目のワタシは何とか辛い1年を耐え抜けました。
「夜と霧」の実践のコツ

次に「日常で実践するコツ」についてです。
本書は全体的にこれがノンフィクション??と疑いたくなるほどの体験記で衝撃的です。
その中でも個人的に印象的で日々の活動に活かせる学びだと感じたのは以下の点でした。
- コツ①:感情と状況を切り分ける
- コツ②:根拠ない希望をもたない
- コツ③:生きる意味を問う
この後順に触れます。
コツ① 感情をコントロールする術を学ぶ

1点目は「感情のコントロール」についてです。
極限状況では、感情を制御する力が生存に直結します。
「夜と霧」では、感情的な行動・暴走がどれだけ精神的に危険かを具体的に描いています。
例えば、アウシュビッツでは恐怖や怒りに支配される人が体力・気力を消耗しやすかったという実例が示されています。
糞尿は、でこぼこの地面を運んでいくとき、しょっちゅう顔に跳ね返るが、ぎょっとしたり拭おうとすれば、かならず一撃が飛んできた。労働者が「上品ぶる」のが気にさわったのだ。こうして、正常な感情の動きはどんどん息の根を止められていった。
「夜と霧」本書より
この過酷すぎる状況はイメージするだけで寒気がしますが、この教訓は日常生活にも転用できます。
たとえば、職場での上司のパワハラやお客さんからのストレス、周りの対人関係で感情が高ぶることを想定します。
この時、感情を意図的に抑える術を習得することで、より理性的な判断ができ、困難な状況を乗り越える力がつきます。
自分の内面を冷静に観察する「メタ認知/メタスキル」を取り入れることで、無駄な感情のエネルギーを使わず行動が可能になります。
これはビジネス書のベストセラー「反応しない練習」にも共通する考え方です。
コツ② 前向きに試練として捉える

2点目は「物事の捉え方・見方」についてです
人生における苦難を単なる不幸ではなく、成長の糧と考える視点は、「夜と霧」が教える大切なメッセージの一つです。
著者ヴィクトール・フランクルは、どのような環境でも前向きな意義を見出すことで、人生の価値を保つことが可能だと語っています。
たとえば、困難なプロジェクトに直面している際
「この経験が自分を強くし、新たなスキルを身につける機会だ!」
と捉えると、ストレスを乗り越えるモチベーションが生まれます。
このように、目の前の苦難を自分にとって意味のある挑戦として意識的に切り替えることで、心の強さを高め、乗り越える力を引き出せます。
この自分のできるコトだけに集中する、試練であると捉えるこの考え方は7つの習慣でも引用されるほどに有名な真理です。
コツ③ 人生に意味づけする思考をもつ

3点目が「人生の生きる意味を問う」ということです。
「夜と霧」は、どんな状況でも人生に意味を見出すことの重要性を教えています。
フランクルは、極限状態では死んでいく人々と生き残った人々で大きな違いがあることに気づきます。
クリスマスの季節が近づいても、収容書の新聞はいっこうに元気の出るような記事を載せないので、被収容者たちは一般的な落胆と失望にうちひしがれたのであり、それが抵抗力に及ぼす危険な作用が、この時期の大量死となってあらわれたのだ。
「夜と霧」本書より
生き残る人は、苦しみの中にも何らかの目的(自分は生還して学校で教鞭を振るうんだ!など)を見つけて抵抗力・生命力を高めていたことを指摘します。
この考えは、私たちの生活にも応用できます。
例えば、日々の忙しさに追われている中で、自分が行っている仕事や家事の先にある「意義」を再確認することが重要です。
「この努力が将来の自分や家族を支える基盤になる」
と考えることで、やる気が湧き、前向きに取り組む姿勢を保てます。
そのためには自分の価値観や役割を見つめ直しながら日常を過ごすことがポイントです。

言うは易し行うは難しの典型ですが、辛い時ほど思い出したい内容です。
さいごに
以上、夜と霧の「ポイントと実践のコツ」でした。
ワタシは大学時代に友人に勧められて衝撃を受けたのですが、それ以降の座右の書として困った時は読むようにしています。
この書籍と出会い、困った時に読むコトで、なんども人生の難所を乗り越えることができました。
そのため、ストレスが多く、先行きが見えない、現代では全ての社会人におすすめしたい書籍です。
特に壁にぶちあたった時、人生に迷った時、近くにおいておくとこれほど心強い本はないです。
ご精読頂きありがとうございました。
m(_ _)m

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参考:おすすめ本×Audible活用

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「本から得た気づきをどう活かせば良いか」
本を単に読んで、それで終わりにしてしまうのは非常にもったいないです!
本から得たノウハウは自分の言動に落とし込んではじめて、読書した価値がでます!
「とはいえ、どうノウハウを活かせばいいのか。。」
と悩んでしまう人に、おすすめしたいのが「読書ノート」という考え方です。
これは、読書で学んだ知識をまとめて、後からも気づきをすぐに思い出せるようにする手法です。
また長年、読書ノートを作って分かったコツは読書で学んだことを1枚で端的にまとめて、後から見返しやすくすることです。
ワタシが長年やってきた、読書ノートの手帳術は別の記事でまとめているので、ぜひそちらも参考にしみてください!٩( ᐛ )و