ども、らーにゃです。今回は「働き方 革命」について言及します。
みなさん、お仕事やりすぎてはいませんか?
大学を卒業し、社会人になり、気づいたら
「土日も働く社畜と化していた…」
悲しいかな、真面目な人ほど、気づいたらこんな感じになっている場合があります。
本書では厚労省のイクメンプロジェクトの代表の駒崎氏がモーレツな働き方から華麗にシフトしたノウハウが詰まっています。
そのため、社畜からうまく脱社畜を図りたい!と思っているビジネスマンにはオススメの書です。
本ブログではポイントをかいつまんでまとめますので、本書に興味がある人はぜひご確認下さい!٩( ᐛ )و
目次
今回オススメしたい書籍
今回扱う書籍は『働き方 革命』という本です。
この書籍て扱うテーマは「仕事以外も含めた働き方の生々しいノウハウ集」です
アンタみたいな社畜もこれで少しは変わればいいのだけど。。
「働き方 革命」のサマリー
本書の気づきポイントは下記7点です!
コンパクトでスマホKindleでサクっと読み切れます。
「働き方 革命」の目次
本書は以下のような構成になっています。
- 序章 なぜこのような本を書かざるを得なくなったのか
- 第1章 自分は働くことで、誰かを壊している?
ー働きマンな自分が好き
ー会社オーナーは自分だが、会社が自分のオーナーに
ー愛する人の可能性を殺す働き方- 第2章 自分のライフビジョンて、何だろう?
ーアメリカ人グル(導師)との出会い
ー目標とするライフビジョンを描く- 第3章 「働き方革命」の起点―仕事のスマート化
ー自分の手持ち時間を見直す
ー仕事時間をダイエットし、生産性を上げる「働き方革命 あなたが今日から日本を変える方法」本書より
- 第4章 「働き方革命」でたくさんの「働く」を持つ
ーパートナーに対する「働く」に時間投資
ー家族や学びに対する「働く」に時間投資- 第5章 「働き方革命」が見せてくれた世界
ー「働く」とはあるべき人生を形を作ること- 終章 「働き方」を革命し、日本を変えよう
テーマが日本を変えるとはさすが壮大だね
本書で押さえるべきポイント
本書は真面目に仕事をしすぎて他を犠牲にしてしまいがちな人に向けて書かれた本です。
働きすぎて周りが見えない状態だと、客観的に見て解決策を考える余裕がありません。
そこで、本書では真面目な人が陥る働きすぎによる功罪を理解させ、そこへの処方箋を出しています。
気づきを実践に移す際に押さえるべき点は下記の3点です。
②全方位のライフビジョンを創る
③ハイウェイでドライブする
順にふれていきます。
社畜になる代償とは
著者であるイクメン代表の駒崎氏は意外にもモーレツに働く元社畜な方です。
というのも、フローレンスという日本を代表するNPOを創り、命をかけて組織を磨いていきましたからある意味当たり前といえば当たり前です。
起業家の人など想いの強さで仕事をする人は必然的にこうなります。
また、とにかく貪欲にインプットしたい若手社員も傾向は近いです。
しかし、仕事に命を燃やすというのは美談ではなく、当然どこかにしわ寄せがいきます。
どこかで聞いたコトのある話だな。。
モーレツ社員のしわ寄せ
モーレツに仕事に全力投球している時の優先順位は、ぶっち切りで1位が仕事になります。
こうなると、悲しいかな、仕事以外のものは全て優先順位が下がります。
例えば、恋人との時間や、友人との交流、自分の趣味時間も含めて全て二の次になります。
そうなると、必然的に、気持ちは入らず、何かしていても頭の中は仕事のことです。
こうなると、周りの人間関係が希薄になり将来の自分への投資やストレスコントロールも出来なくなります。
結果的に身体が悲鳴をあげて熱が出たり倒れたりします。
精神に身体がついてこれなくなる状態が続きました
恋人/友達との交流=ムダ時間化
仕事以外の優先順位が下がるとシンプルに、時間がもったいないので人に会わなくなります。
最初は人恋しさはあれど、段々と人に合わないのが当たり前になり逆に会うのがストレスになってきます。
これは恐ろしいことです。
かくいうワタシも新卒1年目はこの状態が続きました。
友人の誘いも断り続け、恋人(今の妻)とのデートも必要最低限に抑え(月1ないくらい)で
ひたすら仕事に打ち込んでいた気がします。
その当時は、違和感や疲労感を感じつつも
「早く結果を出して一人前になりたい!」
ということしか頭になかったかもしれません。
幸い、周りの人には「可哀想な人」として認識され見捨てられなかったのですが
一度振り切ってしまうとその後のリハビリ(価値観のシフト)にかなり時間を要します。
理解してあげたことに本当に感謝してほしいと思うわ。
愛する人を束縛する人間に
また、社畜になる代償はこれで終わりません。
社畜になると、恋人を束縛する人間・監禁男になるということです。
これには目を疑い社畜経験のある私でも
「社畜であったのは認めるけどさすがに監禁男ではない…」
と感じましたが、下記の記載があり、ゾワッとしました。
僕は社員を捕まえて、愚痴った。
「今時、妻を専業主婦にしたがる男っつうのも、いるんだね。ある意味監禁趣味だよ。このハイリスク時代に。ITベンチャーだか何だか知んないけども、大手外資金融すら一晩でなくなっちゃうこの時代に、自分だけで女房食わせていこうなんて、リスク以外の何物でもないよ。自分の会社と自分の雇用は一生大丈夫で、自分の給料は年取るごとに上がり続ける、とでも思っているのかな。そういうヘタレ男は、彼女に子どもができたって、『お前の仕事だろ』って、なるわけよ。そういうのが奥さんの育児鬱につながって、虐待が起きるんだろ、っての。」
「そうですよね、代表。忙しい忙しいって、奥さんに押し付けるなんて、ねぇ。」
そうだよな、うんうん、って溜飲を下げながらも、あれ、待てよ、と。忙しい忙しいって、僕もじゃないか。
僕だってITベンチャーに負けず劣らず忙しいし、夜も遅い。寝るギリギリまで仕事している。そんな自分が、はたして結婚して家事や食事を全て妻に押しつけずに、生活できるのだろうか。
子どもが生まれて、子どもの面倒をみられるのだろうか。妻の可能性を奪わずにいられるのだろうか。さっきまで罵っていたヘタレ旦那。それは、実は僕自身のことではないのだろうか。そう思うと、鳥肌が立ってきた。
「働き方革命 あなたが今日から日本を変える方法」本書より
上記のポイントは下記3点です。
②自分が食わすのだから妻には専業主婦の役割を求める
③結果的に妻を家に閉じ込めキャリアの可能性を潰す
モーレツに働いている人は頭ではありえないと思っていても実質的には監禁男と変わりません。
共働きは実質的に成立せず、モーレツな社畜が結婚すると100%監禁男になります。
結婚前だったとはいえワタシも監禁男になりえたと考えるとゾッとします
自分のライフビジョンを創る
では脱社畜を果たすためにはどうすればいいのか?
本書で説かれている解決策の柱の一つは
「ライフビジョンを考える」
ということです。これはどういうことなのか。
ライフビジョンとは何か?
本書の中で、駒崎さんは、アメリカで出会った人の生き方に触れることで考え方がシフトします。
そこで悟った自己改革の考え方がライフビジョンという考え方です。
これは一言でいえば
「どうありたいかの理想の状態を書き出す」
ということです。
至極シンプルなことですが、これを毎日思い出してイメージすることです。
仕事以外のことも含め青臭いことも言語化します。
これを実践するので最も難しい点は駒崎さん曰く
「こんな脳内お花畑みたいなことを周りにバレたらどうしよう…恥ずかしい。。」
と、モーレツ社員ほどこの考え方自体が生理的に受け付けないという点です。
そのため、ポイントは誰にも知られずにこっそりと思い描くことです。
確かにこの手の実践は小っ恥ずかしいんですよね。。
全方位で役割を全うする
ではライフビジョンはなりたい状態を一つ考えて終わりか
というとそうではありません。自分が担うべき役割を分けて記載します。
②地域や周りの人に対して
③将来の自分に対して
例えば
- パートナーと認め合って毎日笑顔ですごす!
- 地域に貢献して地域のお父さんのような存在になる!
- 身体を壊さず自由かつ効率的に時間を使える状態になる!
など仕事以外に対してゴールを定めることにします。
この役割の目標を考え方は実は7つの習慣の考え方に非常に近いなと感じます。
ちなみに、個人的には下記のように手帳に言語化して実践しています。
>>【関連】【手帳術】手帳アイディア50選!私の手帳活用術を大公開!
手帳の表紙にいれることで毎日、目にするようになります。
全てを見える化して目標に近づける
上記のライフビジョンができればあとは、それを実現させるだけです。
ポイントは2点です。
②時間の使い方を見える化してPDCAを回す
1点目のポイントは常にライフビジョンをもって過ごすことです。
これを実践することで自分の意思が強まり、目標に向けての行動を強化できます。
これは潜在意識の応用ですね、下記の本でも同じことを記載しています
>>【関連】【マーフィー自己実現法】潜在意識を操り幸せや自己実現を作る法則とは
そして2点目のポイントは仕組化をすることです。
具体的には全ての活動の所用時間を可視化して、適切なアプローチがとれているかを振り返る習慣を作ります。
本書の中ではスリムタイマーというソフトがでていますが個人的には時間管理のトラッキングツールはTogglがオススメです。
>>【関連】時間管理ツールを1年使って分かったTogglの活用法
日常生活での時間管理はそこまで細かくやったことないな。。
ハイウェイでドライブする
最後に人生や働き方の捉え方について本書では記載があります。
それはアメリカのハイウェイで気持ちよくドライブをするというイメージです。
これは実践したことがないとピンとこないかもしれませんがポイントを下記にまとめます。
気持ち良いスピードで走り続ける
アメリカのハイウェイは日本と比べて、道が広く、渋滞も少なくスピードを出して快走できます。
ワタシ自身、20代のころに友人とレンタカーを借りてハイウェイを快走した思い出があり、イメージが湧きます。
あくまで仕事で目指すのは気持ち良いスピードで快走することです。
楽しいドライブを想像するとイメージがしやすいです
旅の途中では休憩スポットでゆっくり過ごす
また、アメリカのハイウェイでも日本のサービスエリアのように休憩できるポイントがあります。
そこでは旅の疲れを癒してゆったりと過ごすことができます。
次の目的地に向けて現状どうなのかを振り返り、旅の計画を仲間とともにワイワイ修正したりします。
同様に、仕事も節目でゆっくりと休んで、人生の目標を見直すこととがポイントです。
この点については価値観の整理表や理想年表などを使うと便利です。
海外のサービスエリアって町みたいな感じだよね
旅の途中での出会いを学びの機会にする
あとはアメリカのハイウェイには各地から色々な人が旅にきています。
そのためアメリカの旅は途中で色々なバックグラウンドの人出会い情報交換することも旅の醍醐味です。
人生も同じで、色々な人に出会って寄り道しながらの方が楽しいです。
そのため、ムダ時間として捉えるのではなく、人生を豊かにする機会として、周りの人との情報交換は積極的にすべきです。
ポイントはそこで人から聞いて得られた気づきを自分の地肉にするコトです。
その点においても手帳は有用です。対話して得られた気づきを一元化することで学びの素材にできます。
下記のように所属するチームごとに管理をすると、整理がしやすく普段の会話を学びの機会に変えられます。
>>【関連】【手帳術】手帳アイディア50選!私の手帳活用術を大公開!
友人との話も楽しいだけでなく学びの機会です
まとめ
上記の通り、この本を読んで印象的であったのは以下の3点です。
②全方位のライフビジョンを創る
③ハイウェイでドライブする
以上です。
本書は、真面目な人ほど陥ってしまう罠に気づかせ、そこへの処方箋を出しています。
社畜になったとしても、そこで培った経験やスキルをもとに、うまく活動をシフトすれば、なりたい人生に近づけることは誰でも可能です。
その際の考え方や行動のエッセンスが詰まった本なので頑張るビジネスマンには万人におすすめしたい内容です。
ちなみに、本書はKindleに対応しており、スマホで2時間程度もあればおよその内容は読み切れちゃいます!
ぜひ、手帳や関連する書籍とセットで自分のものにしていきましょう!٩( ‘ω’ )و
ご精読頂きありがとうございました。
m(_ _)m
参考:おすすめ本×Audible活用
「誰でもこれは押さえておくべき!」と感じる名著を下記にまとめています。
まずは何から押さえよう…と迷っている方は下記も合わせてご確認ください!٩( ᐛ )و
>>【関連】20代のうちから読むべきビジネス書・名著 50選!
また実際にAudibleを使ってみて感じましたが「名著」×「ながら読書」は効率がめちゃくちゃ良くてメチャ良いです!
>>【関連】Audibleの使い方と活用法!
特に、無料体験の間に興味がある本をタダ読みしきっちゃうのがオススメ!
月額980円で200万冊以上が読み放題!Kindle Unlimitedはコスパ◎
>>【参考】Unlimitedの無料登録はコチラ
通勤時間などスキマ時間にながら読書!Audibleはタイパ◎
>>【参考】Audibleの無料登録はコチラ
※どちらも初月無料!! 解約いつでも可能!!