
今回は自作手帳における“家事・育児分担”について言及します。
共働き夫婦の世帯数は、今では専業主婦世帯数を上回り、現在では1:2の比率で圧倒的多数のようです!
夫婦共働きは、収入増などメリットがある一方で分担の仕方やバランスをめぐって、思わぬトラブルに発展しやすくもあります。。
我が家でも案の定、家事分担が妻に偏り家庭内闘争に陥りました。。
今回はここをなんとか仕組で解決できないかと思ったので備忘録的にまとめます٩( ᐛ )و
目次
今回の論点整理

今回のリフィルの位置づけ
今回は普段の家事・育児における夫婦の分担に関しての手帳利活用を記載します。
結論から言うと、とにかく『やるべきこと』と『やっていること』を可視化し続けるということになります。
家事・育児の領域においては、往々にして、やって当たり前、言われずともわかるでしょ、みたいな暗黙知が多く存在します。
そしてそれが起因してトラブル(口論など)に発展することがしばしばあったため、これを形式知にすることで解決への糸口を見出すことが出来ます。

ここでポイントになるのは、『やるべきこと』、『やっていること』がお互い腹落ちして納得できる内容かを確認しながら形式知にするプロセスだと思います。
この暗黙知が形式知に代わり、何をやるために、どう連携するべきか、ここが見えてくると円滑なコミュニケーションの基盤になります。

なんでこうまでしないと分からないのかなぁ…。まぁ動いてくれるならいいんだけど。
共働きリストの作成・運用方法
上記の内容を実施するために必要なことは以下の通りです。
留意しているポイントは以下の3点です。
順に触れていきます。
今回のポイント

①家事・育児のtodoをブレスト
まずは『やるべきこと』のtodoのブレストからです。
これは非常にシンプルでやるべきことを洗い出します。
ポイントになるのはどんな小さなことでも良いのでなるべく分解して細切れでやっていることを出すということです。
例えばごみ捨てをすることを例にとると
- 部屋中のごみを拾う・集める(5m)
- ごみ捨て出来るようにまとめる・縛る(3m)
- ごみ捨てをしてくる(3m)
のように3つに分解ができます。
そして可能であれば、所要時間もセットでやるとよいです。
これを、ごみ捨て以外にも、食事、掃除、洗濯、子守り、ミルク/離乳食づくり、オムツ、送り迎えとそれぞれを細かく分解してtodo化します。
その上で、現状夫婦それぞれがどの程度、どのタスクをこなしているかが見える化します。
このタスクと総時間数をカウントすることで、はじめて夫婦間の認識のズレが明文化されます。(我が家では妻のイライラが理解できました)
まずはこのプロセスを一緒に作ることが最重要だと考えます。

やっと理解したか…って感じだったよ。
②標準時間と時間帯で整理
次に、出てきたtodoリストを整理します。
ここで大事になるのが”時間軸”で整理します。この時間軸は大きく下記2点でまとめます。
- 標準時間:やることに対してどの程度の時間がかかるか
- 時間帯:休日/平日、朝/昼/夜、どの時間帯で行うものか
この2軸で考えることで、その後、夫婦どちらがどの程度担当するかを決めやすくなります。
我が家で最初にやった時はこんな感じでした。

とてもシンプルですが、いつどの時間帯に、どんなことをする必要があって、総時間でみるとどれほどの負担感があるのかが見えます。
(ちなみに私の作成前のコミット率は全体の32%でした。なんとなくそんな気はしていましたが改めて妻のイライラ要因が分かりました)
これと仕事の実情を併せて考える事で、現実可能な役割分担ができてきます。

これでようやく色々なことの頭が整理されました。
③運用検討して手帳化・習慣化
最後に、これを印刷して手帳化します。
その上で、お互いが納得のいく運用・役割分担でしっかりとそれが実行されたかどうかを確認する仕組みを作って習慣化を図ります。
習慣化に際しては下記3点を意識します。
- 上記のリストにどちらが役割責任を持つかを明示する
- 実際に計画通りだったかを週末に目線合わせする
- 慣れてきたら上記回数を減らす
ここで、そもそも論ですが、夫婦での役割分担が円滑で特に課題がないということであれば上記はやる必要はないと思います。
つまり、習慣化されて連携がうまく機能するようになれば、この目線合わせの時間自体が不要になるので、めでたく卒業となります。
そのため、ゴールは手帳のリフィルも目線合わせもなくすというところになります。
そのため、この習慣化のプロセスは上記を矯正ギブスみたいなものだと捉え、定期的に話をして矯正していき、慣れてきたらギブスを外すみたいなものだと思ってください。
我が家も娘が生後半年過ぎくらいでトラブルになって運用を開始しましたが1歳くらいになったら習慣化されて不要になりました。
1度上記のプロセスを踏んで矯正をしていけば、習慣化は早い気がします。

何にせよ家事育児を一度棚おろすこと自体はつよくオススメします
まとめ

上記、まとめるとポイントは以下の3点です。
- 家事・育児のtodoをブレスト
▷とにかく細かいことでもいいのでタスクをあぶりだす - 標準時間と時間帯で整理
▷2つの時間軸でやるべきことを整理 - 運用検討して手帳化・習慣化
▷役割責任を明示した上で定期的な目線合わせで習慣化
わざわざ書き出すまでもない!という論もありますが、やるべきこと、を敢えて明文化して共通言語にすることは非常に価値があると思います。
そしてそれが出来てはじめて、現状の可視化、と、次やるべきことの可視化、ができるため次のステージに向かう事ができると思います。
個人的に、家族がワンチームで手を取り合って前に進むためには時にはこういったアプローチもあってもいいのではないかなと思います。
ご精読頂きありがとうございました!
m(_ _)m
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上記の内容と併せて実務で活かすという視点では下記の参考図書も合わせてみるとアイディアが膨らみます(‘ω’)ノ
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